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Amazon Kindle 3

Amazon Kindle(アマゾン・キンドル[1])は、Amazon.comが製造・販売する電子書籍リーダー電子書籍、電子書籍閲覧再生専用アプリ、または関連クラウドサービスなどの総称である。

歴史編集

端末編集

Kindle電子書籍リーダー (E Ink端末)編集

特徴編集

電子ペーパーの一種であるE Ink(電子インク)ディスプレイを搭載。

同種の機器に対する強みは、携帯電話網を利用した高速通信Whispernet[2]を利用することで、PCを介さずに電子書籍や新聞記事がダウンロードできる点にある。携帯電話会社との契約は不要で、Kindleストアとウィキペディアのサイトであれば無料で接続できる(通信料をアマゾンが負担する)。それ以外のサイトは有料となる予定であったが、第2世代/第3世代では無料で利用できる(第4世代/Kindle Touch以降のモデルではWi-Fi限定となった[3])。ニューヨーク・タイムズなどの新聞、タイムなどの雑誌、各種ブログをそれぞれ有料で購読できる。購読している定期刊行物は電源オンまたはスリープモード中であれば自動的にダウンロードされる。

キーボードによる入力が可能であり、内蔵辞書の検索やメモの記入に使える。辞書は単語にカーソルを移動すると自動的に標準設定した辞書の内容が表示される。初期の製品はハードウェアキーボードが搭載されていたが、キー自体が小さく視認性に劣り高速に入力するには実用的でなく[4]、またキーボードの部分がデッドスペースとなった。第4世代/Kindle Touch以降の製品では画面上のソフトウェアキーボードで入力する形式に置き換わっている[5]

USBケーブルでコンピュータと接続してテキストファイルPDFファイル(第2世代/Kindle DX以降のモデルで対応[6][7])などを転送できる。HTMLMicrosoft Wordなどのフォーマットを直接読めないため、Mobipocketが配布する無料ソフトかオンラインでの変換(Kindleパーソナル・ドキュメントサービス)が必要になる。

音声出力に対応した端末ではMP3などの音声ファイルをコピーして内蔵スピーカーやイヤホンで聴くことができ、朗読書籍もKindleストアで販売されている。また、大部分の英語のコンテンツは音声合成に対応しており、 text-to-speechという機能で読み上げを聴くことが可能であり、再生スピードも変更できる。

Paperwhite世代以降は、フロントライトと呼ばれる画面周辺に仕込まれたライトにより、画面全体を一様に明るくする技術を搭載。コントラストの向上と、単体での暗所での使用が可能になった。しかしこの世代以降の機種は音声出力に非対応になり、 text-to-speech機能も撤廃された。

仕様編集

 
Kindle 1
第1世代編集
Kindle編集
  • ディスプレイ:600×800ピクセル、4階調グレースケール
  • サイズ: 19.1cm×13.5cm×1.8cm、 292g
  • 内部メモリー: 180MB, 約200冊の本を記憶できる
  • 外部記憶: SDメモリーカード (Kindle2よりSDカードスロットは廃止された)
  • 充電式電池寿命: 2日(HSDPA通信常時ON)から1週間(HSDPA通信常時OFF)
  • サポートするファイルフォーマット: AZW(Kindle専用), TXT, PDF, MOBI, PRC (".MOBI"および".PRC"はフランスで開発されたMobipocket形式の電子書籍ファイル)
  • 付属辞書: The New Oxford American Dictionary.
  • ウェブブラウザ: ベーシック ウェブブラウザ(JavaScriptTLSをサポートするがFlashには対応していない)
  • 通信方式: HSDPA network (Wi-Fi機能はない)
 
Kindle 2
第2世代編集
Kindle 2編集
  • ディスプレイ:600×800ピクセル、16階調グレースケール[8]
  • サイズ: 203.2mm x 134.6mm x 9.1mm、 289g
  • 内部メモリー: 2GB(1500冊)

Kindle 2は当初、第1世代と同じくスプリントEV-DO接続によるUS版・HSDPA網接続による国際版があったが、US国内版は生産中止となり、アメリカ国内でも国際版のみの販売になった。

Kindle DX編集
  • ディスプレイ:9.7インチ、824×1200ピクセル、16階調グレースケール
  • サイズ:約264mm×約183mm×約9.7mm、約536g
  • 内部メモリ:4GB、約3500冊が保存可能。
 
Kindle 3
第3世代編集
Kindle Keyboard編集
  • 2010年8月25日発売
  • ディスプレイ:6インチ、600×800ピクセル、16階調グレースケール
  • サイズ: 190mm×123mm×8.5mm、 241g(Wi-Fi版), 247g(3G+Wi-Fi版)
  • 内部メモリー: 4GB、ユーザー使用可能領域は約3GB
  • 外部記憶:なし
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 無線オフ時 約1ヶ月、Wi-Fiオン時 約3週間、3G+Wi-Fiオン時 約10日
  • 充電時間: 約4.5時間(ACアダプタ/USBポート)
  • サポートするファイルフォーマット: AZW(Kindle専用), TXT, PDF, Audible (Audible Enhanced(AA,AAX)), MP3, unprotected MOBI, PRC (".MOBI"および".PRC"はフランスで開発されたMobipocket形式の電子書籍ファイル), HTML, DOC, JPEG, GIF, PNG, BMP*(変換必須)
  • 付属辞書: The New Oxford American Dictionary, Oxford Dictionary of English
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電器またはPC/Macを接続
  • オーディオ: 3.5mmステレオジャック、背面ステレオスピーカー
  • ウェブブラウザ: WebKitベースのブラウザ(試用版扱いとなっている)
  • 音楽再生: バックグラウンドでのMP3ファイル再生が可能。ただしmusicフォルダーに保存された全ファイルを順次再生し、可能な操作は再生開始・再生停止・曲送りのみで、ランダム再生や再生ファイルの選択は不能(試用版扱いとなっている)
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g) / HSDPA(3G+Wi-Fi版のみ)
  • CPU: Freescale i.MX353, ARM-11
  • OS: Linux 2.6.26

当初「Kindle」という名称で発売。第4世代の発売後も「Kindle Keyboard」に改称した上で販売が継続された。ユーザやメディアからは「Kindle 3」の通称でも呼ばれた。

第4世代編集
Kindle 4編集
  • 2011年9月28日販売開始。以下、スペックは第3世代Kindleと違う部分だけ記載。2012年9月に価格改定。
  • 価格:
    • 2011年9月より: 広告付き $79、広告なし $109
    • 2012年9月より: 広告付き $69、広告なし $89
  • サイズ: 166 x 114 x 8.7 mm、170g
  • キーボード: なし
  • 内部メモリー: 2GB、ユーザー使用可能領域は1.25GB
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 1ヶ月
  • 充電時間: 約4時間(USBポート)
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n))※802.11nは802.11b/g互換モードで接続
  • CPU: Freescale i.MX515 (ARM Cortex-A8)
Kindle Touch編集
  • 2011年9月28日発表、11月15日出荷、2012年2月3日より日本など海外にも出荷開始。2012年9月に販売終了。
  • 価格: WiFi+広告あり$99、WiFi+広告なし$139、WiFi+3G+広告あり$149、WiFi+3G+広告なし$189
  • ディスプレイ:6インチ、600×800ピクセル、16階調グレースケール、タッチパネル
  • サイズ: 172 x 120 x 10.1 mm、213g(WiFi版)、220g(WiFi+3G版)
  • 内部メモリー: 4GB
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 2ヶ月
  • 充電時間: 約4時間(USBポート)
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • オーディオ: 3.5mmステレオジャック、背面ステレオスピーカー
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n) / HSDPA, EDGE, GPRS(3G+Wi-Fi版のみ)※802.11nは802.11b/g互換モードで接続
  • CPU: Freescale i.MX515 (ARM Cortex-A8)
第5世代編集
Kindle 5編集
  • 2012年9月6日発表。Kindle 第4世代から、15%の高速化、コントラストの改善。
Kindle Paperwhite (第1世代)編集
  • 2012年9月6日発表、10月1日出荷。日本版は11月19日発売。
  • 価格:
    • 日本:WiFi+広告なし 7,980円(当初は8,480円の予定だったが発売前に値下げした)、WiFi+3G+広告なし 12,980円
    • 米国:WiFi+広告なし $119、WiFi+3G+広告なし $179
  • ディスプレイ:6インチ、758x1024、212ppi、16階調グレースケール、タッチパネル、Paperwhite、内蔵ライト
  • サイズ: 169 x 117 x 9.1 mm、213g(WiFi版)、221g(WiFi+3G版)
  • 内蔵ストレージ: 2GB
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 8週間[9]、(連続駆動時間: 28時間[10]
  • 充電時間: 約4時間(USBポート)
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n) / HSDPA, EDGE, GPRS(3G+Wi-Fi版のみ)
第6世代編集
Kindle Paperwhite (第2世代)編集
  • 2013年9月3日発表、9月30日出荷。日本版は10月22日発売。
  • 価格:
    • 日本:WiFi+広告なし 9,980円、WiFi+3G+広告なし 14,980円
    • 米国:WiFi+広告なし $119、WiFi+3G+広告なし $189
  • 第1世代からの変更点
    • E-inkパネルをPearlからCartaに変更し、コントラストの改善
    • 重さが 206g(WiFi版)、215g(WiFi+3G版)
    • 内蔵ストレージ:2GB(日本版は4GB[11]
    • CPUが25%高速化
    • Page Flip機能
    • リフレッシュ処理の改善
第7世代編集
Kindle 7編集
  • 2014年9月17日発表、10月2日発売。
  • 価格
    • 日本:WiFi+広告あり 8,980円 WiFi+広告無し 10,980円
    • 米国:WiFi+広告あり $79、WiFi+3G+広告なし $99
  • サイズ: 169 x 119 x 10.2 mm、191g
  • キーボード: なし
  • ディスプレイ: Pearl 6インチディスプレイ、167ppi、16階調グレースケール
  • 内部メモリー: 4GB、ユーザー使用可能領域は約3GB
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 1ヶ月
  • 充電時間: 約4時間(USBポート)
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n))
Kindle Voyage編集
  • 2014年9月17日発表、10月21日発売。日本版は11月4日発売。
  • 価格
    • 日本:WiFi+広告あり 23,980円〜WiFi+3G+広告なし 31,180円
    • 米国:WiFi+広告あり $199〜WiFi+3G+広告なし $289
  • サイズ: 162 x 115 x 7.6 mm、180g(+ 3Gは188g)
  • キーボード: なし
  • ディスプレイ: Carta 6インチディスプレイ、解像度300ppi、自動調整機能付きフロントライト、16階調グレースケール
  • 内部メモリー: 4GB、ユーザー使用可能領域は約3.1GB
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 1ヶ月
  • 充電時間: 約4時間(PCのUSBポート)
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • Paperwhite(第2世代)からの変更点
    • フラットなノングレアなガラスパネルを採用し、画面とベゼルの間に段差がなくなった
    • コントラストの改善
    • 旧来のタッチパネルのみでの操作から、感圧フィードバック方式のページめくりボタン(センサー)を搭載
    • 重さが180gに軽量化し、7.6mmに薄型化
    • 自動調整フロントライト搭載で環境にあわせて明るさが自動的に調整
    • 300ppiに高解像度化
Kindle Paperwhite (第3世代)編集
  • 2015年6月18日発表、6月30日発売(出荷開始)。
  • 価格
    • 日本:WiFi+広告あり 14,280円〜WiFi+3G+広告なし 21,480円
    • 米国:WiFi+広告あり $119〜WiFi+3G+広告なし $209
  • サイズ: 169 x 117 x 9.1 mm、205g(+ 3Gは217g)
  • キーボード: なし
  • ディスプレイ: Carta 6インチディスプレイ、解像度300ppi、内蔵型ライト、16階調グレースケール
  • 内部メモリー: 4GB、ユーザー使用可能領域は約3.1GB
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 1ヶ月
  • 充電時間: 約4時間(USBポート)
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • Paperwhite(第2世代)からの変更点
    • ピクセル数が2倍に
    • Bookerlyフォントを初めて採用
  • Kindle Voyageとの違い
    • 明るさの自動調整機能(照明感知センサー)が無い
    • ページめくりボタンが無い
    • 重い(現行Kindlle全機種の中で最重は、Paperwhiteの3Gモデル)
Kindle Paperwhite漫画モデル (日本限定バージョン)編集
  • 2015年6月18日発表、10月21日発売(出荷開始)。
  • 価格
    • 日本:WiFi+広告あり 16,280円〜WiFi+広告なし 18,280円
  • サイズ: 169 x 117 x 9.1 mm、205g
  • キーボード: なし
  • ディスプレイ: Carta 6インチディスプレイ、解像度300ppi、内蔵型ライト、16階調グレースケール
  • 内部メモリー: 32 GB (使用可能領域約27.5 GB)
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 数週間(明るさ設定10、ワイヤレス接続オフ、一日30分使用)
  • 充電時間: 約4時間(USBポート)
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • Paperwhite(第3世代)との違い
    • 3Gモデルが無い
    • ストレージ容量が8GB/32GBに増量
第8世代編集
Kindle Oasis(第1世代)編集
  • 2016年4月13日発表、4月27日発売。
第9世代編集
Kindle Oasis(第2世代)編集
  • 2017年10月11日発表、10月末発売(出荷開始)。
  • 価格
    • 日本:8GBモデルではWiFi+広告あり 29,980円〜WiFi+3G+広告なし 31,980円
32GBモデルではそれぞれ3000円プラスになる
  • サイズ: 159 mm x 141 mm x 3.4-8.3 mm、194g
  • ディスプレイ: Carta 7インチディスプレイ、解像度300ppi、内蔵型ライト、16階調グレースケール
  • 内部メモリー: 8GB/32GB
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 明るさ10、ワイヤレスオフで30分の使用で数週間
  • 充電時間: PCからUSB経由で3時間、5W充電機で約2時間
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • 防水性能 IPX8等級
  • Oasis(第1世代)からの変更点
    • ディスプレイのサイズが6インチから7インチに
    • 防水仕様へ
    • カバーを予備バッテリーとする仕様は廃され、標準付属ではなしに
第10世代編集
Kindle Paperwhite (第4世代)編集
  • 2018年10月16日発表、11月7日発売(出荷開始)。
  • 価格
    • 日本:8GB+WiFi+広告あり 13,980円〜32GB+WiFi+4G+広告なし 22,980円
    • 米国:8GB+WiFi+広告あり $130〜32GB+WiFi+4G+広告なし $250
  • サイズ: 167 x 116 x 8.18 mm、182g(+ 4Gは191g)
  • キーボード: なし
  • ディスプレイ: Carta電子ペーパー技術採用6インチAmazon Paperwhiteディスプレイ、解像度300ppi、内蔵型ライト、フォント最適化技術、16階調グレースケール
  • 内部メモリー: 8 GB または 32 GB
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 数週間(明るさ設定10、ワイヤレス接続オフ、一日30分使用)
  • 充電時間: PCからUSB経由での充電で約4時間。USB充電アダプター経由での充電で3時間。
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • Paperwhite(第3世代)からの変更点
    • IPX68等級の防水機能を搭載
    • ベゼルとディスプレイの段差はないフラットデザイン
    • 内蔵ライト用LEDの数が新型Kindle Paperwhiteは4個から5個に増設
    • ストレージ容量が8GB/32GBに増量
    • セルラーモデルの通信方式が3Gから4Gに変更

アクセサリ編集

革製のカバー、プラスチックカバー、650種以上のシール形式のスキンなどが公式にアマゾンから販売されている。また、同様の物はアマゾン以外からも販売されている。

多言語の取り扱い編集

第2世代モデルは英語とギリシア文字のフォントにのみ対応していたが、第3世代モデルからは日本語・中国語・韓国語・キリル文字などの表示に対応し、日本語ファイル名のテキストファイルやPDFファイルの表示、英和辞書などの利用が可能[12]

Kindle無料アプリ編集

スマートフォン、タブレットやパソコン向けに「Kindle無料アプリ」を提供している[13]。ダウンロードしたコンテンツは同じアカウントで登録されている全ての末端で読めて、進捗状況や位置Noなどが端末間で自動的に同期され共有される。各言語の辞書をダウンロードでき、文中の単語の意味を調べることができる。[14]またウェブ検索やウィキペディア内検索機能を備える[15]

Kindle (モバイルアプリケーション)編集

Kindle (モバイルアプリケーション)
作者 Amazon
開発元 Amazon
初版 iOS版 / 2009年3月4日(10年前) (2009-03-04
Android版 / 2010年6月29日(9年前) (2010-06-29
最新版 iOS版 4.19.0 (iOS) / 2016年4月5日(3年前) (2016-04-05
Android版 4.21.0 / 2016年4月14日(3年前) (2016-04-14
対応OS Android 4.0以降
iOS 6.0以降
サポート状況 開発中
種別 電子書籍
公式サイト www.amazon.co.uk/dp/B0186FESVC/、https://www.amazon.com/dp/B00ZV9PXP2/、https://www.smartsnake.net/support-for-kindle-fire/
テンプレートを表示

2009年3月4日にiOS版、2010年2月18日にBlackBerry版、2010年6月29日にAndroid版、2011年1月4日よりWindows Phone版の読書アプリ「Kindle」を公開している。日本向けは2012年10月25日にiOS版、Android版のみ公開。

Kindle for PC編集

Kindle for PC
作者 Amazon
開発元 Amazon
初版 2009年11月10日(10年前) (2009-11-10
対応OS Microsoft Windows 7以降
対応言語 日本語
サポート状況 開発中
種別 電子書籍
公式サイト Amazon.co.jp: Kindle for PC
テンプレートを表示

2009年11月10日にWindows PC向けの読書アプリ「Kindle for PC」を公開している。日本向けは2015年1月21日に公開[16]

Kindle for Mac編集

Kindle for Mac
作者 Amazon
開発元 Amazon
初版 2010年3月20日(9年前) (2010-03-20
対応OS OS X 10.9.5以降
対応言語 日本語
サポート状況 開発中
種別 電子書籍
公式サイト Amazon.co.jp: Kindle for Mac
テンプレートを表示

2010年3月20日にMac向けの読書アプリ「Kindle for Mac」を公開している。日本向けは2015年2月13日に公開[17]

Kindle Cloud Reader編集

Kindle Cloud Reader
作者 Amazon
開発元 Amazon
初版 2010年8月10日(9年前) (2010-08-10
プラットフォーム ウェブブラウザ
対応言語 日本語
サポート状況 開発中
種別 電子書籍
公式サイト read.amazon.co.jp
テンプレートを表示

2011年8月10日にウェブブラウザで読める読書アプリ「Kindle Cloud Reader」を公開している。日本向けは2014年9月19日に公開[18]。日本向けはリフロー型電子書籍などにおいて未対応な場合がありKindle for PCのダウンロードを案内される。

Kindleストア編集

2007年、アマゾンは「Kindle Store」の名称で、同端末・アプリ向けに電子書籍の販売等を開始。アマゾン書店の電子書籍を有料で購入出来る。全ての書籍の序盤の数ページをサンプルとして無料。また、新聞・雑誌は無料購読期間を設けていた。米国ではソニー・リーダーのオンラインストアでは大半のベストセラーが16ドルで販売されているなか[19]、アマゾンはこれを9.99ドルで販売するなど採算度外視の戦略で新規購読者の開拓を狙い[20]、2009年5月、紙媒体の売り上げの35%にまで達すると[21]、2011年5月、紙媒体の売り上げを上回る105%にまで達した[22]

Kindle Unlimited編集

2016年8月3日、月額定額制で小説や漫画、写真集などが読み放題となる「Kindle Unlimited」のサービスを開始した[23]

Kindleパーソナル・ドキュメントサービス編集

Kindleパーソナル・ドキュメントサービスは、個人的なドキュメントファイル画像がKindle端末で閲覧可能となる無料のファイル変換サービスである。ファイルをメール添付して、各kindle端末ごとに割り振られている「Send-to-Kindle Eメールアドレス」と呼ばれる固有のメールアドレスに(Wi-Fi接続時に)送信すれば、Kindleフォーマットに自動変換されて届き閲覧できる。各ドキュメントファイルはkindleライブラリ(クラウド)に最大容量5GBまで自動的に保存される。保存された各ファイルはアカウント登録済の端末に配信できる[24]

Kindle Publishing Programs編集

Kindle向けの電子書籍を作成するために、「Kindle Publishing Programs」(Kindle出版プログラム)を無償で配布している[25][26]。以下のソフトウェアを配布している。

  • KindleGen - HTML、ePub、opf形式からmobi形式、Kindle Format 8形式への変換
  • Kindle Plugin for Adobe InDesign
  • Kindle Previewer

例えば、A4用紙向けのPDFを読むのは、Kindleの画面サイズがA4よりも小さいため読みづらいが、別のソフトウェアで一度PDFをHTMLに変換して、それをKindleGenでmobi形式に変換すると、Kindleで読みやすい形式になる。

Kindleで採用されているAZW形式はmobi形式に独自のDRMをつけたものである。PalmOS時代の都合からmobi形式は拡張子にprcを使っている場合があり、Mobipocket Creatorなどはこちらの拡張子で生成する。

HTML5 および CSS3 をベースにしたAZW(MOBI)形式に代わる電子書籍フォーマットであるKindle Format 8 を2011年10月20日に 発表した[27]。専用端末Kindle 4以降が対応している。

Kindle ダイレクト・パブリッシング編集

Amazon Kindleストアで本を出版するためのサービス。[28] 出版コスト無しに世界中で販売することができる。

評価編集

音楽や映像がデジタル化されたのと同様、本のデジタル化もソニー・リーダーをはじめとして過去に様々な試みが行われているが、商業的に成功しているとは言い難かった[29][30]。アマゾンは「本のためのiPod」をコンセプトに開発に3年を費やし、2007年11月にKindleが発売となった。過去の失敗を克服するために、次のような点が特徴になっている[31][32]

  • デジタル版の本はベストセラーの本で約10ドルと、通常の本より安い。2011年6月現在、95万冊中55万冊が$9.99以下。
  • PCを使ってダウンロードする必要がなく、どこにいても1分以内に1冊の本がEV-DOを介して送られてくる。また携帯電話会社との契約が不要である。
  • 端末が省電力で電池寿命が極めて長い。

端末に関する評価では、第1世代に対する批判として、端末の値段が非常に高価である、端末のデザインが悪い(両側面が全てボタンになっており、どこを持っても間違ってボタンを押してしまう)、PDFファイルが読めない、ディスプレイがカラーではない、電子ペーパーの特性としてディスプレイの応答速度が遅い、などがあったが、第二世代やDXではデザインが改良されたりPDFビューワーが搭載(第2世代、DX)されることで改善が図られている[33][34][35]

端末の販売は、当初順調とは言いがたく、アマゾンは発売から2011年6月現在に至るまで販売台数を発表していないが、発売開始からおよそ1年後の2008年11月での推定では約24万台のみ売れたとされ[36]、ヤフーテクノロジーサイトなどでも、2008年のワースト製品に選ばれていた[37]。しかしその後2009年の第四四半期には、全世界でおよそ150万台が売れたとされている[38]。2010年8月発売のKindle 3から急速に売上を伸ばし、2010年に800万台販売し、累計1000万台以上販売したと推計されている[39]。専用端末の価格が1万円程度まで下がったことが売上の増加の要因の一つになっている。2011年に入ると紙の書籍よりもKindle書籍の方が売上が多くなり、2011年4月1日現在、紙の書籍の1.05倍の冊数を売上げていて、2010年の同時期の3倍のKindle書籍を売り上げている[22]

アマゾンは2010年1月21日に、作家または出版社が設定した価格が2.99~9.99ドル、電子書籍の価格が紙媒体の書籍の最低価格より20%以上安いなどの条件を満たした場合に、作家や出版社に支払う印税を、電子書籍の表示価格の35%から70%に引き上げた[40]。さらに、JavaによるKindle向けアプリケーション開発キットの提供を発表した。

トラブルと批判編集

オーウェル事件(電子書籍販売停止と無断削除)編集

  • 2009年7月17日、アマゾンは、再版権を持たない出版社が販売していた電子書籍2点の販売を停止し、ユーザがすでに買った本についてもKindleから無断で削除したのち料金を払い戻した。削除されたのはジョージ・オーウェルの『1984年』と『動物農場』で[41]、ユーザからは作中の「ビッグ・ブラザー」を体現するような行為だと批判が起こった[42][43][44]。同月23日以降、アマゾンのジェフ・ベゾスCEOは、Amazon.comのフォーラム[45]やKindle購入者宛メールを通じてこの件について謝罪し、削除を受けたユーザに対して「該当作品の別のコピー、あるいは30ドル分のギフト券または小切手[46]」の提供を申し出た。

ニガード事件(アカウント閉鎖と購入済電子書籍全削除)編集

  • 2012年9月、ノルウェー在住の女性のKindleに不具合が発生し、Amazonと連絡していたところアカウントが閉鎖された。そして、Kindleから購入済みの電子書籍が、Amazonにより全て削除された。ところが、新聞等で報じられた後、閉鎖されたアカウントが理由の説明なく復活した。
  • この事件から、Kindleコンテンツ(電子書籍等)の料金等支払後もライセンスが提供されるのみで、コンテンツがAmazon管理下にあることが抱える問題点、DRM(デジタル著作権管理) に関する課題に注目が集まった[47]

関連項目編集

脚注編集

  1. ^ “キンドル発売、8000円台から 米アマゾン予約開始”. 日本経済新聞. (2012年10月24日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD2401Q_U2A021C1MM0000/ 2014年7月23日閲覧。 
  2. ^ “米Amazon.com、携帯電話内蔵の電子ブックリーダー「Kindle」を発売”. INTERNET Watch (Impress Watch). (2007年11月20日). http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/11/20/17577.html 2013年7月20日閲覧。 
  3. ^ “Amazonの「Kindle Touch 3G」ではWikipedia以外のサイトにアクセスできない?”. マイナビニュース (マイナビ). (2011年10月6日). http://news.mynavi.jp/news/2011/10/06/090/index.html 2013年7月20日閲覧。 
  4. ^ 当然プラインドタッチは不可能であり、電卓入力のように一つの指でキーを選んで入力する形式である。
  5. ^ “Amazonの第4世代「Kindle」試用レポート ~日本からも1万円以下で買える電子ペーパー端末”. PC Watch (Impress Watch). (2011年10月6日). http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20111006_481798.html 2013年7月20日閲覧。 
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外部リンク編集