LST-3 (USS LST-3)は、第二次世界大戦中にアメリカ海軍が運用したLST-1級戦車揚陸艦である。

LST-3
基本情報
建造所 ドラヴォ・コーポレーション
運用者  アメリカ海軍
 イギリス海軍
艦種 LST-1級戦車揚陸艦
艦歴
起工 1942年6月29日
進水 1942年9月19日
就役 1943年2月8日
退役 1944年12月23日
最期 1944年12月24日よりイギリス海軍で就役
1946年5月12日に退役、その後売却
除籍 1946年6月19日
要目
排水量 軽荷 :1,651トン
満載 :4,145トン
長さ 100メートル
15メートル
吃水 軽荷 :2メートル
満載 :4メートル
速力 11.6ノット
乗員 士官9名、兵士120名
兵装 連装40mm機関砲 x 2
単装40mm機関砲 x 4
単装20mm機関砲 x 12
搭載艇 6艇
その他 従軍星章2個
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建造 編集

LST-3は、1942年6月29日にアメリカペンシルバニア州ピッツバーグのドラヴォ・コーポレーションによって起工された。1942年9月19日に進水、1943年2月8日にアメリカ海軍へ就役し、初代司令官にはロイ・バトラー海軍大尉が就任した。

艦歴 編集

アメリカ海軍 編集

第二次世界大戦が勃発すると、LST-3は以下の戦いに従事した。

1944年12月23日にチュニジアビゼルトでアメリカ海軍としての職を解かれ、イギリス海軍に渡った。

イギリス海軍 編集

1944年12月24日に同じくビゼルトでイギリス海軍所属のHM LST-3として運用された。運用中、イタリアメッシーナブリンディジベニスナポリといった都市やマルタジブラルタルなどを訪れている。第二次世界大戦終結後の1945年9月28日タラントで艦体修理を行った。

戦後 編集

1946年4月、大戦終結により役目を終えたHM LST-3は、本国アメリカへと帰還し、翌月5月にアメリカ海軍へ再び就役する。しかし1946年6月19日、アメリカ海軍を除籍処分となり、1947年9月10日に廃棄のため売られた。

戦いの成果から、従軍星章2個を贈られている。

参考文献 編集

関連項目 編集