UFC 29
UFC 29: Defense of the Belts(ユーエフシー・トゥエンティナイン:ディフェンス・オブ・ザ・ベルツ)は、アメリカ合衆国の総合格闘技団体「UFC」の大会の一つ。2000年12月16日、東京都江東区のディファ有明で開催された。
UFC 29: Defense of the Belts | ||
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イベント詳細 | ||
シリーズ | UFC(PPV) | |
主催 | テレビ東京 UFC-J事務局[1] | |
開催年月日 | 2000年12月16日 | |
開催地 | ![]() 東京都江東区 | |
会場 | ディファ有明 | |
試合数 | 全7試合 | |
放送局 | J SKY SPORTS | |
入場者数 | 1,414人 | |
イベント時系列 | ||
UFC 28: High Stakes | UFC 29: Defense of the Belts | UFC 30: Battle on the Boardwalk |
本大会は、興行主であったSEG社が開催した最後のUFCの大会であり、SEG社は財政状況の悪化により、次大会のUFC 30から興行権をズッファに譲渡した。
同時にUFC-J事務局が同時期に解散することにより、同事務局が運営する形の日本大会もこの大会が最後の大会となった[2]。
日本ではケーブルテレビ・衛星放送チャンネルのJ SKY SPORTS(現・J SPORTS)で2001年1月7日に録画中継された[3]。
大会概要編集
ディファ有明という小規模の会場での開催にもかかわらず、タイトルマッチが2戦行われた。メインイベントのミドル級タイトルマッチでは、ティト・オーティズが近藤有己を破って王座の初防衛に成功。ライト級タイトルマッチでは、パット・ミレティッチが山本喧一の挑戦を退け、通算4度目となるタイトル防衛に成功した。
シドニーオリンピック銀メダリストマット・リンドランドがUFCデビュー。
試合結果編集
プレリミナリィカード編集
- 第1試合 ミドル級 5分3R
- ○ チャック・リデル vs. ジェフ・モンソン ×
- 3R終了 判定3-0(30-27、30-27、30-26)
- 第2試合 ライト級 5分3R
- ○ デニス・ホールマン vs. マット・ヒューズ ×
- 1R 0:20 腕ひしぎ十字固め
メインカード編集
- 第3試合 ミドル級 5分3R
- ○ エヴァン・タナー vs. ランス・ギブソン ×
- 1R 4:48 TKO(レフェリーストップ:マウントパンチ)
- 第4試合 ライト級 5分3R
- ○ ファビアノ・イハ vs. 高瀬大樹 ×
- 1R 2:24 TKO(レフェリーストップ:パウンド)
- 第5試合 ミドル級 5分3R
- ○ マット・リンドランド vs. 安生洋二 ×
- 1R 2:58 TKO(レフェリーストップ:マウントパンチ)
- 第6試合 UFC世界ライト級タイトルマッチ 5分5R
- ○ パット・ミレティッチ vs. 山本喧一 ×
- 2R 1:58 フロントチョーク
- ※ミレティッチが王座の4度目の防衛に成功。
- 第7試合 UFC世界ミドル級タイトルマッチ 5分5R
- ○ ティト・オーティズ vs. 近藤有己 ×
- 1R 1:52 ネックロック
- ※オーティズが王座の初防衛に成功。
脚注編集
- ^ 「イハ、ギブソンらトップファイター大挙UFC-J参戦」 BoutReview 2000年12月3日。
- ^ 井田英登「UFC日本大会中止に見る“勝ち組”研究(前編)『UFC vs PRIDE日米市場戦争』」 All About 2005年4月30日。
- ^ 井原芳徳「ティト×近藤決定。ヤマケン、ミレティッチに一本勝ち宣言」 BoutReview