フレディ・プリンゼ・ジュニア

フレディ・プリンゼ・ジュニア(Freddie James Prinze, Jr., 1976年3月8日 - )は、アメリカ合衆国俳優。1990年代後半から2000年代前半における活躍がよく知られており、『ラストサマー』およびその続編、『シーズ・オール・ザット』、『スクービー・ドゥー』(実写版)シリーズが代表作となっており、『フレンズ』にも出演したことがある。 また、WWEスマックダウンのライターだったこともあった。妻は俳優のサラ・ミシェル・ゲラー。父はフレディ・プリンゼ[1]

フレディ・プリンゼ・ジュニア
Freddie Prinze Jr
フレディ・プリンゼ・ジュニア Freddie Prinze Jr
生年月日 (1976-03-08) 1976年3月8日(48歳)
出生地 カリフォルニア州ロサンゼルス
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
活動期間 1995年 -
配偶者 サラ・ミシェル・ゲラー(2002年 - )
著名な家族 フレディ・プリンゼ英語版(父)
主な作品
映画
ラストサマー』シリーズ
シーズ・オール・ザット
スクービー・ドゥー』シリーズ
テレビドラマ
24 -TWENTY FOUR-
テレビアニメ
スター・ウォーズ 反乱者たち
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妻と共に

人物

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カリフォルニア州ロサンゼルスにて不動産エージェントだったKathy Elaine Cochran (旧姓: Barber)と、プエルトリコ[2]ハンガリー系ユダヤ人[3][4] の血を引く俳優/コメディアンだったフレディ・プリンゼ[5]の子として生まれた。父は1977年、自殺した。

1999年のロサンゼルス・タイムズとのインタビューで、自分の母親がイングランド人アイルランド人ネイティブ・アメリカンの血を引いていたことを話し、自分を数年間育ててくれた祖父母はまさにイングランド人とアイルランド人だったと付け加えた[6]。 しかし2007年のインタビューで、自身の母親がイタリア系アメリカ人だったことを話した[7]

また、ローマ・カトリック教徒に育てられ[8]、プエルトリコの血を包括的に受け入れた[9][7]

アルバカーキで育ち、プエルトリコで夏を過ごし[7]、父方の祖母からスペインの文化とプエルトリコの文化を教わった[10]スペイン語イタリア語が堪能[7]

彼は幼い時から俳優業に興味を持ち、アルバカーキのLa Cueva High Schoolに通った。 1994年に卒業したあと、テレビ番組のオーディションのためロサンゼルスに移った[11]

俳優として

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1995年、ABCのテレビシリーズ Family Matters にゲスト出演、それから特番やテレビ映画に出演を続け、1996年、『逢いたくて』で映画デビュー。 それ以来ティーン向け映画への出演が相次ぐ。『ラストサマー』(1997)とその続編である『ラストサマー2』(1998)でティーンの人気をさらい、ロマンティック・コメディ『シーズ・オール・ザット』(1999)で主演を務める。この映画の興行収入成績はよく、アメリカ合衆国で6,300万ドルの興行成績だった[12]

それから、『ウィング・コマンダー』 (1999)、Down to You (2000)、『理想の恋人を見つけるための7つのジンクス』(2000)、『恋にあこがれ in N.Y.』(2001)、『サマーリーグ』(2001)と主演が相次いだが、批評家からの評判は良くなく[13] 、興行収入もあまりよくなかった[14]。 それでも2000年、ピープルの世界で最も美しい50人に選ばれた。

2002年の実写版『スクービー・ドゥ』と2004年に公開された『スクービー・ドゥ2 モンスター・パニック』でフレッド・ジョーンズを演じ、彼の妻サラ・ミシェル・ゲラーもこの映画に出た。

また、NBCのシットコム『フレンズ』で男のベビーシッターであるサンディを演じた。

ABCの『ボストン・リーガル』ではDenny Craneの子とされてきた Donny Craneを演じた。また、自身の生活を描いたシットコムFreddie があったが、2006年5月に打ち切りになった。それでも、その番組のクロスオーバーとしてThe George Lopez Show にゲスト出演した。

2004年、彼はTV Landから晩年の父親の代行として特別賞を受賞。彼は父のかつての共演者 デラ・リースに対して、アドバイスとサポートを続けてくれたことを感謝した。 2006年、コンピュータアニメーション映画 Shark Bait でPiの声を当て、翌年、妻のゲラー、ウォーレス・ショーンアンディ・ディックシガニー・ウィーバー らと共に共演したHappily N'Ever After ではリックを演じた。

2009年3月、ABCのNo Heroics (イギリスの番組のリメイク)で、Bradley/Ultimatumを演じることが発表されたが実現しなかった[15][16][17]

その報道があってすぐ、『24 -TWENTY FOUR-』の第8シーズン(2010)に、シーズンレギュラーとなるCTUのエージェントとしてキャスティングされた。

WWE関連

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WWEのファンとしてもよく知られており、2008年3月、WWEのレッスルマニアXXIVのセレモニーの準備に参加し、ジョン・ヘニガンザ・ミズ司会のオンライン番組The Dirt Sheetではカメオ出演を果たしたこともありview、WWEの"Universe"ブログ・コミュニティに公式プロフィールを作り、WWEでの出来事をつづっていった。 彼はスマックダウンのために[18]週刊ペイパビュー番組を配信するためにcreative staffになり、団体との関係が緊密になった[19]。そして2009年2月22日、プリンゼ・ジュニアと団体が袂を分かったことが報道された[20]

私生活

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1990年半ば、俳優のキンバリー・マッカローと3年以上付き合っていた[21]

2002年9月1日メキシコのハリスコ州 Puerto Vallartaサラ・ミシェル・ゲラーと結婚した。 この2人は『ラストサマー』の撮影以来[22]、2000年から付き合い始め、2001年4月に婚約した。ゲラーは『シーズ・オール・ザット』でカメオ出演を果たした。 2007年、結婚5年目を記念して、ゲラーは名前をサラ・ミシェル・プリンゼに変更した[23]。2009年9月19日、女の子、シャーロット・グレイスが誕生。

趣味はタップダンスと漫画本集め。アーセナルFCのファンで、 東アジアの映画も好きである。

出演作品

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映画

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題名 役名 備考
1996 逢いたくて
To Gillian on Her 37th Birthday
Joey Bost
1997 ストーム
The House of Yes
Anthony Pascal
ラストサマー
I Know What You Did Last Summer
レイ・ブロンソン
1996 Hostage High Aaron Sullivan
1998 ラストサマー2
I Still Know What You Did Last Summer
レイ・ブロンソン
1999 シーズ・オール・ザット
She's All That
ザック・シラー
ウィング・コマンダー
Wing Commander
1st Lt. Christopher Blair
2000 Down to You Alfred 'Al' Connelly
理想の恋人を見つけるための7つのジンクス
Boys and Girls
ライアン・ウォーカー
2001 恋にあこがれ in N.Y.
Head Over Heels
ジム・ウィンストン
サマーリーグ
Summer Catch
ライアン・ダン
2002 スクービー・ドゥー
Scooby-Doo
フレッド
2004 スクービー・ドゥー モンスター・パニック
Scooby Doo 2: Monsters Unleashed
2005 ラッキーナンバー9
Shooting Gallery
Jericho 兼製作
2006 フィッシュ・レース
Shark Bait
Pi 声の出演
Happily N'Ever After Rick
2007 ギャング・オブ・ブルックリン
Brooklyn Rules
Michael
それでも恋するニューヨーク
New York City Serenade
オーウェン
2008 Jack and Jill vs. the World ジャック
デルゴ
Delgo
デルゴ 声の出演
2012 Mass Effect: Paragon Lost Lieutenant James Vega
2019 スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
Star Wars: The Rise of Skywalker
ケイナン・ジャラス 声の出演(カメオ出演)
2025
I Know What You Did Last Summer’ Sequel Film
レイ・ブロンソン

テレビシリーズ

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題名 役名 備考
2002 フレンズ
Friends
サンディ 第9シーズン第6話「キュートなベビーシッター」
2005-2006 Freddie Freddie Moreno 主演
兼製作・脚本
2010 24 -TWENTY FOUR-
24
コール・オーティス 第8シーズン、計24話出演
2013 イーストエンドの魔女たち
Witches of East End
Leo Wingate 第1シーズン第4話「呪文の代償」
第1シーズン第7話「死者の復活」
2013-2014 BONES
Bones
ダニー・ベック 第9シーズン第1話「プロポーズの秘密」
第9シーズン第16話「湖に沈んだ希望」
2014-2018 スター・ウォーズ 反乱者たち
Star Wars Rebels
ケイナン・ジャラス 声の出演

脚注

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  1. ^ ハリウッドに衝撃走る。20代スターの相次ぐ死に悲しみの声が続々 - ライブドアニュース
  2. ^ Freddie Prinze Jr . com Archived 2010年3月8日, at the Wayback Machine.
  3. ^ Nordheimer, Jon (1977年1月29日). “Freddie Prinze”. The New York Times. http://select.nytimes.com/gst/abstract.html?res=FA0F16F83E5D167493CBAB178AD85F438785F9 2008年4月10日閲覧。 
  4. ^ Maeder, Jay (1999年6月9日). “FREDDIE PRINZE EVERYTHING IN THE WORLD”. New York Daily News. http://articles.nydailynews.com/1999-06-09/news/18105798_1_puerto-ricans-carson-show-johnny-carson 2011年11月3日閲覧。 
  5. ^ Freddie, Jr. Prinze Biography (1976-)
  6. ^ Munoz, Lorenza (1999年1月28日). “MOVIES; Growing Into His Own Man”. The Los Angeles Times. http://pqasb.pqarchiver.com/latimes/access/38549818.html?dids=38549818:38549818&FMT=FT&FMTS=ABS:FT&type=current&date=Jan+28%2C+1999&author=LORENZA+MUNOZ&pub=Los+Angeles+Times&desc=MOVIES%3B+Growing+Into+His+Own+Man 2008年4月10日閲覧。 
  7. ^ a b c d Jacobs, Jay S. (2007年5月12日). “Freddie Prinze, Jr. & Mena Suvari”. PopEntertainment.com. http://www.popentertainment.com/prinzesuvari.htm 2007年10月12日閲覧。 
  8. ^ http://jam.canoe.ca/Television/2005/10/05/pf-1248526.html[リンク切れ]
  9. ^ Hispanic Magazine.com - September 2005 - Cover Story
  10. ^ Zap2it - TV news - 'Freddie' Prinze Savors Tough Demands
  11. ^ Freddie Prinze, Jr. is Freddie Moreno on Freddie
  12. ^ She's All That (1999) - Box office / business
  13. ^ rottentomatoes.com
  14. ^ Freddie Prinze, Jr. Movie Box Office Results
  15. ^ http://www.shockya.com/news/2009/03/20/freddie-prinze-jr-joins-the-cast-of-no-heroics/
  16. ^ http://www.filmjunk.com/2009/03/20/freddie-prinze-jr-to-star-in-no-heroics-us-remake/
  17. ^ http://www.digitalspy.co.uk/ustv/a150064/freddie-prinze-jr-cast-in-no-heroics.html?imdb
  18. ^ Ross, Jim (2008年7月31日). “Give Adamle a Chance… McCain’s Former MMA Views Concern me… Smackdown’s Closing segment Friday night is a classic… SNME…”. JR's Blog. JRsBArBQ.com. 2008年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年8月2日閲覧。 “Freddie Prinze, Jr. is going to be involved creatively in the Smackdown brand from what I gather.”
  19. ^ "Prinze, Jr. Joins WWE Creative Team" (Press release). World Wrestling Entertainment. 30 July 2008. 2008年8月2日閲覧
  20. ^ [1]
  21. ^ Freddie Prinze Jr . com
  22. ^ Freddie Prinze Jr. -Articles
  23. ^ Gellar Takes Prinze's Name. SFGate.com. November 16 2007.

外部リンク

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