マルガリータ・アリゲール

マルガリータ・ヨーシフォヴナ・アリゲールロシア語: Маргари́та Ио́сифовна Алиге́р; IPA: [mərɡɐˈrʲitə ɪˈosʲɪfəvnə ɐlʲɪˈɡʲɛr] ( 音声ファイル)1915年10月7日新暦では9月24日) - 1992年8月1日)は、ロシア帝国[2](現:ロシアオデッサ[1]出身の詩人翻訳家ジャーナリスト

マルガリータ・アリゲール
マルガリータ・アリゲール
誕生 Маргарита Иосифовна Зейлигер
(1915-10-07) 1915年10月7日
ロシア帝国の旗 ロシア帝国ヘルソン県[1]オデッサ
死没 (1992-08-01) 1992年8月1日(76歳没)
ロシアの旗 ロシアモスクワ州
職業 詩人、翻訳家、ジャーナリスト
言語 ロシア語
国籍 ソビエト連邦
最終学歴 ゴーリキー文学大学英語版
代表作 『ゾーヤ』
主な受賞歴 スターリン賞1942年
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代表作は1942年に著された大祖国戦争独ソ戦)初期に活躍したソ連邦英雄ゾーヤ・コスモデミヤンスカヤを描いた長編叙事詩『ゾーヤ(Зоя)』があり、1943年スターリン賞を受賞した。

生涯 編集

1915年10月7日(新暦では9月24日)、ロシア帝国ヘルソン県オデッサにてユダヤ人の家庭に生まれる[3]ティーンエイジャーの頃は化学工場で働いていた。

1933年より作品を発表。翌年の1934年にはゴーリキー文学大学英語版入学し、1937年卒業した。

1938年第一次五カ年計画に関する処女詩集『誕生の年(Год рождения)』を著した。

1939年は詩集『鉄道(железная дорога)』を著し、1940年には『石と草』を著す[3][4][5]

1942年、叙事詩『ゾーヤ(Зоя)』を著して1943年にスターリン賞を受賞。また同年、ソビエト連邦共産党党員となる。

1945年は、ゾーヤ・コスモデミンスカヤに関する戯曲『真実の物語(Сказки о правде)』を著した。

1947年に叙事詩『最初の雷鳴』、1948年は詩集『最初の兆し』を著した[3][4][5]

1953年、『レーニンの丘』を著す。

1957年より沈潜的傾向であるとして批判を受けた[4]

1992年8月1日、モスクワで亡くなる。

脚注 編集

  1. ^ a b オデッサは2016年現在、ウクライナ州庁所在地
  2. ^ アリゲールが生きた頃はソビエト連邦の時代である。
  3. ^ a b c 林ほか 1972, p. 470.
  4. ^ a b c 高津ほか 1973, p. 26.
  5. ^ a b 草鹿外吉. “アリゲール”. 2019年6月2日閲覧。

参考文献 編集

外部リンク 編集