岩橋慶侍
岩橋 慶侍(いわはし けいじ、1991年4月23日 - )は、京都府京都市伏見区出身の元プロ野球選手(投手)。左投左打。2021年現在、オリックス・バファローズで打撃投手を務めている。
ヤクルト時代(2014年3月21日) | |
基本情報 | |
---|---|
国籍 | 日本 |
出身地 | 京都府京都市伏見区 |
生年月日 | 1991年4月23日(33歳) |
身長 体重 |
185 cm 84 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2013年 ドラフト4位 |
初出場 | 2014年5月15日 |
最終出場 | 2017年9月26日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
経歴
編集プロ入り前
編集小学1年から投手として野球を始め、京都市立深草中学校時代は深草中村メッツに所属していた。京都府立京都すばる高等学校では、2年秋からエースとなったが、甲子園出場はならなかった。
高校卒業後は京都産業大学に進学し、関西六大学野球リーグでは58試合に登板し、30勝(リーグ歴代4位タイ[1]、うち完投勝利が22、完封勝利が6)12敗、415投球回、293奪三振、防御率1.56。東京ヤクルトスワローズを含め中日ドラゴンズ・オリックス・バファローズなど7球団10人のスカウトが視察に訪れた。
2013年10月24日、プロ野球ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから4位指名を受け、契約金4000万円、年俸800万円(いずれも推定)で入団契約を結んだ[2]。背番号は44。
ヤクルト時代
編集2014年は開幕は二軍で迎えたが、5月13日に一軍初昇格。5月15日の読売ジャイアンツ戦に中継ぎとして初登板、1回を2奪三振を含む三者凡退に抑えた[3]。6月15日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初セーブを記録[4]。7月5日の広島東洋カープ戦でプロ初勝利を記録。7月12日に左肘痛で戦線を離脱、9月に同箇所の手術を行った[5]。
2015年は1試合の登板に終わった。
2016年は一軍公式戦おいて14試合に登板。11月25日から台湾で開催された2016アジアウインターベースボールリーグにおいて、NPBイースタン選抜に選出される[6]。
2017年は9月にプロ初先発を含め東京ドームでの巨人戦2試合に先発したが、いずれも菅野智之と投げ合い敗れている。このうち9月26日には、4回裏に巨人軍通算10000号となる本塁打を中井大介に浴びた。11月25日から台湾で開催される2017アジアウインターベースボールリーグにおいて、梅野雄吾の辞退により、追加召集でNPBイースタン選抜に選出される[7]。
2019年は一軍登板はなく、10月1日に戦力外通告を受けた[8]。
現役引退後
編集ヤクルト退団後の12月26日に2020年1月1日付でオリックス・バファローズの球団職員(コミュニティグループ配属)としてへの入団が発表された。同年11月に第一子誕生[9]。リハビリを終え、2021年からは打撃投手を務める[10]。
選手としての特徴
編集スリークォーターから最速141km/hのストレートに加え、スライダー、チェンジアップ、カットボールを操る[1]。
テークバックが小さく、球の出どころが見えづらい投球フォームが特徴である[1]。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | ヤクルト | 17 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 4 | 1.000 | 67 | 14.0 | 18 | 0 | 7 | 1 | 0 | 13 | 0 | 0 | 5 | 4 | 2.57 | 1.71 |
2015 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 6 | 1.0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 18.00 | 3.00 | |
2016 | 14 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .000 | 64 | 13.2 | 14 | 2 | 9 | 1 | 0 | 10 | 2 | 0 | 12 | 11 | 7.24 | 1.61 | |
2017 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 43 | 10.0 | 8 | 1 | 5 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 4 | 2 | 1.80 | 1.30 | |
通算:4年 | 34 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 5 | .250 | 180 | 38.2 | 42 | 4 | 22 | 2 | 0 | 31 | 2 | 0 | 23 | 19 | 4.42 | 1.65 |
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2014 | ヤクルト | 17 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
2015 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
2016 | 14 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
2017 | 2 | 0 | 4 | 0 | 1 | 1.000 | |
通算 | 34 | 1 | 8 | 0 | 1 | 1.000 |
記録
編集- 投手記録
- 初登板:2014年5月15日、対読売ジャイアンツ9回戦(東京ドーム)、8回裏に2番手で救援登板、1回無失点
- 初奪三振:同上、8回裏に阿部慎之助から空振り三振
- 初ホールド:2014年5月20日、対千葉ロッテマリーンズ1回戦(QVCマリンフィールド)、6回裏に2番手で救援登板、1回2/3を無失点
- 初セーブ:2014年6月15日、対北海道日本ハムファイターズ4回戦(札幌ドーム)、9回裏に5番手で登板、完了、2/3を無失点
- 初勝利:2014年7月5日、対広島東洋カープ10回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、8回裏に6番手で救援登板、1/3回を無失点
- 初先発登板:2017年9月8日、対読売ジャイアンツ19回戦(東京ドーム)、6回2失点(自責点0)で敗戦投手
- 打撃記録
- 初打席:2017年9月8日、対読売ジャイアンツ19回戦(東京ドーム)、3回表に菅野智之から見逃し三振
- 初安打:同上、6回表に菅野智之から中安打
背番号
編集- 44 (2014年 - 2019年)
- 100 (2021年 - )
登場曲
編集- 「As Your Friend (Explicit Edit)」Afrojack Feat Chris Brown(2014年 - )
代表歴
編集- 2016アジアウインターベースボールリーグ:NPBイースタン選抜[6]
- 2017アジアウインターベースボールリーグ:NPBイースタン選抜[7]
脚注
編集- ^ a b c “ライアン小川の次は「招き猫投法」岩橋”. 日刊スポーツ新聞社 (2014年1月10日). 2014年5月16日閲覧。
- ^ “ヤクルトが京産大の岩橋と合意”. MSN産経ニュース (2013年11月18日). 2014年5月16日閲覧。
- ^ “5月15日(木)読売ジャイアンツ-東京ヤクルトスワローズ”. 東京ヤクルトスワローズ (2014年5月15日). 2014年5月16日閲覧。
- ^ ルーキー岩橋 父の日に初セーブ、ウイニングボールは「父に」スポーツニッポン 2014年6月15日付記事
- ^ 燕D4・岩橋、9月左肘手術していた…復帰まで3カ月程度サンケイスポーツ 2014年10月12日付記事
- ^ a b “2016アジアウインターベースボールリーグ(AWB)NPBメンバー一覧”. NPB.jp (2016年11月22日). 2017年11月19日閲覧。
- ^ a b “2017アジアウインターベースボールリーグ(AWB)NPBメンバー一覧”. NPB.jp (2017年11月17日). 2017年11月19日閲覧。
- ^ “ヤクルト村中、大引、岩橋、沼田、山川に戦力外通告”. 日刊スポーツ (2019年10月1日). 2019年11月3日閲覧。
- ^ “家族が増えました👶”. Instagram (2020年11月20日). 2021年11月7日閲覧。
- ^ 真柴健 (2021年2月14日). “失意から“現場復帰”オリックス打撃投手…妻に感謝”. 日刊スポーツ 2021年11月7日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 岩橋慶侍 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 岩橋 慶侍 (@keiyan423) - Instagram