(はやさか やぶさか、1988年[1] -)は、日本小説家大阪府生まれ。京都大学文学部卒業[1][2]

早坂 吝はやさか やぶさか
誕生 1988年????
日本の旗 大阪府
職業 小説家推理作家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 京都大学文学部卒業
活動期間 2014年 -
ジャンル 推理小説
主な受賞歴 メフィスト賞(2014年)
デビュー作 『○○○○○○○○殺人事件』(2014年)
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

経歴・人物

編集

小中学生の時にアガサ・クリスティの作品を、高校生の時に綾辻行人の作品を、大学生の時にエラリー・クイーン麻耶雄嵩を読んでいる[2]

2014年、『○○○○○○○○殺人事件』で第50回メフィスト賞を受賞し、デビュー。タイトルを当てる小説として話題を呼ぶ。

デビュー作より続く上木らいちシリーズは、性的な要素を推理やトリックに利用しているという特徴がある。その為エロミスもしくはバカミスと称されることもある[3]。性的なことがキーワードとなるため映像化不可能と宣伝される

一方、その他の作品ではそういった要素を極力排し、ドローン人工知能といった最先端のテーマを扱うことも多い。

文庫化の際は大幅改稿することが多い。例えば『○○○○○○○○殺人事件』の文庫版は、ノベルス版より殺人事件が一つ増えている。

受賞・候補歴

編集

太字が受賞したもの

ミステリ・ランキング

編集
  • 週刊文春ミステリーベスト10
    • 2014年 - 『○○○○○○○○殺人事件』17位
    • 2016年 - 『誰も僕を裁けない』18位
    • 2017年 - 『双蛇密室』12位
    • 2019年 - 『殺人犯 対 殺人鬼』20位
  • このミステリーがすごい!
    • 2015年 - 『○○○○○○○○殺人事件』23位
    • 2016年 - 『虹の歯ブラシ 上木らいち発散』35位
    • 2017年 - 『誰も僕を裁けない』15位
    • 2019年 - 『探偵AIのリアル・ディープラーニング』19位
    • 2020年 - 『殺人犯 対 殺人鬼』17位
    • 2024年 - 『しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人』37位
  • 本格ミステリ・ベスト10
    • 2015年 - 『○○○○○○○○殺人事件』6位
    • 2016年 - 『虹の歯ブラシ 上木らいち発散』11位
    • 2017年 - 『誰も僕を裁けない』6位、『アリス・ザ・ワンダーキラー』30位
    • 2018年 - 『双蛇密室』5位、『ドローン探偵と世界の終わりの館』23位
    • 2019年 - 『探偵AIのリアル・ディープラーニング』7位、『メーラーデーモンの戦慄』16位
    • 2020年 - 『殺人犯 対 殺人鬼』11位
    • 2022年 - 『四元館の殺人 探偵AIのリアル・ディープラーニング』23位
    • 2024年 - 『しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人』11位
  • ミステリが読みたい!
    • 2015年 - 『○○○○○○○○殺人事件』7位
    • 2017年 - 『誰も僕を裁けない』11位
    • 2019年 - 『探偵AIのリアル・ディープラーニング』11位
毎年10作を目安に選出されている。その中での順位は付けられていない。

作品リスト

編集

単著

編集

援交探偵 上木らいちシリーズ

編集
  • ○○○○○○○○殺人事件(2014年9月 講談社ノベルス / 2017年4月 講談社文庫
  • 虹の歯ブラシ 上木らいち発散(2015年2月 講談社ノベルス / 2017年9月 講談社文庫)
  • 誰も僕を裁けない(2016年3月 講談社ノベルス / 2018年7月 講談社文庫)
  • 双蛇密室(2017年4月 講談社ノベルス / 2019年6月 講談社文庫)
  • メーラーデーモンの戦慄(2018年9月 講談社ノベルス)

探偵AIシリーズ

編集
  • 探偵AIアイのリアル・ディープラーニング(2018年5月 新潮文庫nex
    • yom yom』2017年6月号 - 2018年2月号連載の『人工知能探偵AIのリアル・ディープラーニング』を改稿。
  • 犯人IAイアのインテリジェンス・アンプリファー 探偵AI 2(2019年8月 新潮文庫nex)
    • 『yom yom』2019年4月号 - 2019年8月号連載の『犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー』を改稿。
  • 四元館の殺人 探偵AIのリアル・ディープラーニング(2021年6月 新潮文庫nex)
    • 『yom yom』2020年10月号 - 2021年4月号連載の『探偵AI3 四元館の殺人』を改稿。
  • VR浮遊館の謎 探偵AIのリアル・ディープラーニング(2024年3月 新潮文庫nex)
    • 『yom yom』2022年12月16日 - 2023年9月22日連載。

その他

編集
  • RPGスクール(2015年8月 講談社ノベルス)
  • アリス・ザ・ワンダーキラー(2016年9月 光文社
    • 【改題】アリス・ザ・ワンダーキラー 少女探偵殺人事件(2020年1月 光文社文庫
  • ドローン探偵と世界の終わりの館(2017年7月 文藝春秋 / 2020年7月 文春文庫
    • 別冊文藝春秋』2016年7月号 - 2017年3月号連載の『ドローン探偵』を改稿。
  • 殺人犯 対 殺人鬼(2019年5月 光文社 / 2022年5月 光文社文庫)
    • 『ジャーロ』2017年冬号 - 2018年冬号連載。
  • しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人(2023年5月 光文社)
    • 『ジャーロ』2021年7月号 - 2022年9月号連載の『迷宮(す)いり』を改稿。

アンソロジー

編集
  • Day to Day(2021年3月 講談社)「〈5月19日〉」※エッセイ
    • tree 連載企画『Day to Day』2020年6月18日公開。

書籍未収録

編集
小説
エッセイ
  • どの舞台に血を流すか(光文社小説宝石』2019年6月号)(殺人犯 対 殺人鬼に関する)
  • 未来コトハジメNEWS(日経BPのメールマガジン 2019年5月頃~)

漫画化作品

編集
  • 探偵AIのリアル・ディープラーニング(漫画:レム / 既刊2巻 一迅社 HOWLコミックス)
    • 『comic HOWL』(一迅プラス)2023年2月22日~ 連載

脚注

編集
  1. ^ a b 前代未聞の“タイトル当て”! 『○○○○○○○○殺人事件』 (早坂吝 著)|自著を語る|本の話WEB
  2. ^ a b 『○○○○○○○○殺人事件』早坂 吝|講談社ノベルス|講談社BOOK倶楽部
  3. ^ バカミスとは? 「そんなバカな!」おすすめバカミス小説” (2019年5月2日). 2024年4月11日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集