めんこいなは、1988年昭和63年)に秋田県で育成されたイネ(稲)の品種[1]。「あきた39」を花粉親、「ひとめぼれ」を種子親とする交配によって育成された[1]秋田弁で「かわいい」を意味する「めんけえな」から、多くの人にかわいがられるようにと命名された[1]。秋田県では、2017年平成29年)時点で「あきたこまち」に次ぐ作付面積で[1]、同年産米の産地品種銘柄(必須銘柄)となっている[2]。米袋は、秋田県横手市出身の漫画家矢口高雄が、「かわいらしさ」「愛らしさ」をコンセプトにデザインした[1]

めんこいな
イネ属 Oryza
イネ O. sativa
交配 ひとめぼれ×あきた39
亜種 ジャポニカ O. s. subsp. japonica
品種 めんこいな
開発 秋田県
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品種特性 編集

「あきたこまち」よりも粒が大きく、粘りが弱くあっさりした食味[2]。香りが良く、冷めても固くなりにくく[2]、長時間の保温でも味の劣化が少ない[1]。このため、丼物寿司チャーハンピラフなどに合うほか[1]、業務用米にも向く[2]

関連品種 編集

子品種 編集

脚注 編集

参考文献 編集

  • 井上, 繁『47都道府県・米/雑穀百科』丸善出版、2017年10月25日。ISBN 9784621301821 
  • 日本食糧新聞社 編『全国お米のこだわり銘柄事典』日本食糧新聞社、2018年4月18日。ISBN 9784889272666 

関連項目 編集