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アサシンズプライド』は、天城ケイによる日本ライトノベル。略称は『アサプラ』。イラストはニノモトニノが担当している。KADOKAWA主催の第28回ファンタジア大賞「大賞」受賞作であり、同社の富士見ファンタジア文庫より2016年1月から刊行されている。

アサシンズプライド
ジャンル ファンタジー
小説
著者 天城ケイ
イラスト ニノモトニノ
出版社 KADOKAWA
レーベル 富士見ファンタジア文庫
刊行期間 2016年1月 -
巻数 既刊10冊(本編9冊、短編集1冊)
漫画
原作・原案など 天城ケイ(原作)
ニノモトニノ(キャラクター原案)
作画 加藤よし江
出版社 集英社
掲載誌 ウルトラジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス
発表号 2017年6月号 -
巻数 既刊3巻(2018年11月現在)
アニメ
原作 天城ケイ
アニメーション制作 EMTスクエアード
放送局 未定
放送期間 2019年 -
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

読者があらすじやイラストや試し読みから「推し受賞作」を決めて投票するという「WEB読者賞総選挙」の10万ポイント獲得時の公約から、短いオーディオドラマが配信された。また、2019年にはテレビアニメが放送予定[1]

目次

あらすじ編集

貴族の家に生まれながらマナを発現できずに無能才女とあだ名され、血筋をも疑われていたメリダ=アンジェルの下に祖父の依頼を受けた家庭教師のクーファ=ヴァンピールが派遣された。しかし、クーファの正体はメリダに才がない場合は暗殺するという任務を受けた白夜騎兵団の暗殺者。 周囲に蔑まれるメリダを見るに堪えなくなったクーファは任務を果たそうとするが、ランカンスロープに嬲られながらも両親の子供だと証明するため助けも呼ばないメリダの姿に心を動かされ、自分のマナをメリダに移植させマナ能力者として覚醒させる。自分がメリダに肩入れしていることをクライアントや白夜騎兵団には隠し通し、メリダには自分が暗殺者だと知られずに公爵家に相応しいマナ能力者に育て上る。どれか一つでも違えば二人とも殺される状況の中で様々な思惑が二人を襲う。

登場人物編集

声はオーディオドラマより。

主要キャラクター編集

クーファ=ヴァンピール
声 - 小野大輔[2](第1弾)、梅原裕一郎[3](第2弾)
位階:侍
本作の主人公。17歳。白夜騎兵団の暗殺者。母親とともに夜界からフランドールに流れ着いた過去を持ち、母の死後、白夜騎兵団に拾われて暗殺者となった。
「クーファ=ヴァンピール」という偽名を用いてメリダの家庭教師を務めると同時に、メリダに聖騎士としての成長が見込めない場合は暗殺するという任務を負う。家庭教師として派遣された初日の夜、メリダに成長の見込みがないと判断して暗殺を決行しようとするが、メリダがランカンスロープに襲われているところを目撃し、無力でありながら必死に立ち向かう姿に心動かされ、任務に背いてメリダに自分のマナを移植し、戦士として教育する決意をした。これにより、メリダに暗殺のことを、白夜騎兵団にはマナを移植したことを、そして周囲にはそれら全てが露見しないように立ち回らなくてはならなくなった。
表向きは紳士然とした振舞をしているが、騎士公爵家に仕えるための演技で、本性を知る白夜騎兵団からは「猫かぶり」「性格が悪い」などと言われている。本人は否定しているが教え方がかなりスパルタで、周囲からは「鬼畜教師」などと呼ばれることもしばしば[注 1]。表向きの一人称は「オレ」だが、本来は「私」。
戦闘能力は非常に高く、黒刀という無銘の業物を愛用し、他にもナイフやワイヤーなども活用。徒手空拳にも秀でている。侍の持つマナの収斂能力を基に独自に編み出した《幻刀術》などの中距離攻撃も使える。
実は最高位のランカンスロープである吸血鬼(ヴァンパイア)のハーフで、白髪を肩まで伸ばした吸血鬼の姿になることができる[注 2]。。吸血鬼化することでステータスを限界突破させ、もげた腕を瞬時に接合できる再生能力を持つ。なお、吸血鬼化しなくても吸血鬼のアニマはある程度使える。
メリダ=アンジェル
声 - 夏川椎菜[2] (第1・2弾共通)
位階:侍
本作のメインヒロイン。13歳。聖騎士の階位を継承するアンジェル騎士公爵家の令嬢。しかし、マナに目覚めず「無能才女」と蔑まれるばかりか、母親の不義の子ではないかと疑われて[注 3]別宅で最低限のメイドたちと生活をしている。
少々おてんばなものの素直な努力家。周囲の蔑みに傷つきながらも母親の名誉のため決してあきらめない芯の強さを持つ。そうした姿に心を動かされたクーファにマナを移植されてマナを手に入れた[注 4]
エリーゼ=アンジェル
位階:聖騎士
メリダの従姉妹。13歳。口数が少なく無表情なため誤解されやすいが、性格は臆病な甘えん坊。メリダのことが大好きで実の姉妹以上に仲が良く、周囲からも「アンジェル姉妹」と呼ばれている。
メリダのことを「リタ」と呼び、メリダからは「エリー」と呼ばれている。
ロゼッティ=プリケット
位階:舞巫女
エリーゼの家庭教師。16歳。貴族ではない下層居住区の生まれでありながら幼き日に突然マナに覚醒し特例として貴族階級に格上げされて最年少で聖都親衛隊に入団を果たした功績から「一代侯爵(キャリア・マーキス)」という特別な称号を賜った。しかし、下層居住区の出身という偏見からマナ能力者の養成学校に通えずチームで戦う経験がまったくなかったため、間違って味方を攻撃してしまい「一から勉強して来い」と家庭教師の仕事を与えられた。
明るく人なっこい性格。アンジェル家の本家と分家の確執を気にせずクーファやメリダに接するが、クーファからは家庭教師のライバルということで邪険に扱われている。
戦闘では舞巫女の能力を生かしマナを収斂した円刃をチャクラムと連動させることで手数を数倍に増やすのを基本戦術とし全校統一トーナメントをたった一人で勝ち抜くという前代未聞の偉業を達成した。
実は幼少期にクーファと暮らしていた過去があり、下層居住区でのある事件で重傷を負った際にクーファが自身の眷属にしたことで一命を取り留めたが、眷属としての能力などを封じるために、クーファによって記憶を封印された。マナに目覚めたのはこれが原因。クーファがやけにロゼッティに詳しいのは、クーファが密かに監視をしていたため。
クーファなどからは「ロゼ」と呼ばれる。
ミュール=ラ・モール
位階:魔騎士
魔騎士の階位を継承するラ・モール騎士公爵家の令嬢。大人びた神秘的な雰囲気だが、いたずら好きな性格。趣味は読書で、そこから得た豊富な知識を持つ。
サラシャ=シクザール
位階:竜騎士
竜騎士の階位を継承するシクザール騎士公爵家の令嬢。大人しく控えめな性格で、人見知りが激しくおどおどしているが、責任感が強くいざというときは気丈な一面を見せる。
セルジュの妹で兄を慕って革新派の活動などにも協力しているが、セルジュが何を考えているのかわからず不安に思っている。

聖フリーデスウィーデ女学院編集

シャーロット=ブラマンジェ
位階:魔術師
聖フリーデスウィーデ女学院の学園長。
ネルヴァ=マルティーリョ
位階:闘士
聖フリーデスウィーデ女学院生1年生。メリダをイジメる主犯格だったが、後に和解し、友人となる。
クリスタ=シャンソン
位階:剣士
聖フリーデスウィーデ女学院生徒会長。
シェンファ=ツヴィトーク
位階:剣士
聖フリーデスウィーデ女学院生3年生。2年生の時のルナ・リュミエール選抜戦で招待側の不利を覆してルナ・リュミエールに選ばれたことで全校生徒のあこがれの的となっている。

聖ドートリッシュ女学園編集

ネージュ=トルメンタ
聖ドートリッシュ女学園総室長。
キーラ=エスパーダ
聖ドートリッシュ女学園2年生。「プリンス」のあだ名で慕われる中性的な美貌の持ち主。良くも悪くも期待を裏切らない。
ピニャ=ハースラン
聖ドートリッシュ女学園2年生。公私ともにキーラのパートナーを務める。

三大騎士公爵家編集

上位位階を有する3つの騎士公爵家。現代のフランドールには王族が存在せず騎士公爵家の当主が「巡る王の爵位」という意味を持つ巡王爵を3年ごとに務めることになっている。

セルジュ=シクザール
位階:竜騎士
シクザール騎士公爵家の当主。サラシャの兄。
平民階級に絶大な人気があるが《革新派》の首魁という裏の顔を持つなど真意を掴ませず謎が多い。
ミュールの報告でメリダの階位が侍だと知り、ビブリアゴート司書官認定試験を利用してメリダが騎士公爵家の人間ではないと証明しようとするが、サラシャがメリダに敗北したため失敗。この件でクーファが白夜騎兵団だと看破し、それを盾にクーファに巡王爵に就任するための巡礼での影武者を依頼する。巡礼終了後にクーファを気に入って味方に引き入れようとするが、襲撃犯であるクシャナたちシクザール分家の人間の身柄を白夜騎兵団が拘束し、シクザール家のお家騒動を民衆に黙っている代わりに取引終了となった。
王爵として就任した後、夜界との融和政策を打ち出し、何かしらの計画を進めようとしている模様。
クシャナ=シクザール
位階:竜騎士
シクザール分家の長女。シクザール家の抱える何かしらの秘密を知っており、セルジュ暗殺を企てたがクーファによって阻止され、白夜騎兵団に身柄を確保された。その後《其は巡りゆく命の手記》《去りぎし者の願いを胸に》《空を紺碧に染める風となれ》という言葉をクーファに託した。
フェルグス=アンジェル
位階:聖騎士
アンジェル騎士公爵家の当主。メリダの父親。聖都親衛隊現団長で、団長になってから傷をつけられたことは数えるほどで世界最硬の防御力と評される。
アルメディア=ラ・モール
位階:魔騎士
ラ・モール騎士公爵家の当主。ミュールの母親。やや古風な口調で喋るのが特徴で酒好き。
任期を終えて巡王爵を退くが、セルジュに不信感を持ち、ミュールに調査をさせている。

黎明戯兵団(ギルド・グリムフィス)編集

ウィリアム・ジン
「屍人鬼」の人造ランカンスロープ。全身に包帯を巻いた罅割れた肌の青年。
巻きつけた相手の異能を封じる包帯を自在に操るアニマを持つ。包帯はクーファの黒刀でも簡単には斬れず、防御性能が非常に高い。
モルドリュー卿からメリダの階位を聖騎士に変えるように依頼を受けて、サークレット・ナイトでメリダとエリーゼを誘拐。メリダの階位を聖騎士に変える施術を行おうとするが[注 5]、途中でメリダに危険性を感じ、殺害しようとする。救出に現れたクーファを相手に優位に立ち回るが、吸血鬼の正体を現したクーファに格の違いを感じ取り戦意喪失。メリダが微弱ながら聖騎士の力を発現したため変異術の施術を見送ったと嘘の報告するように脅され見逃された。この一件以降クーファと裏で通じており、白夜騎兵団とも繋がりを持つようになる。

白夜騎兵団(ギルド・ジャックレイブン)編集

上司
白夜騎兵団の団長。無精ひげを生やし軍服を着崩した男性。喫煙者。下層居住区での事件で負傷し、その後遺症で足を悪くしている。身寄りのない子供を組織のエージェントに育てており、クーファからは「(クソ)親父」、マディアからは「パパ」と呼ばれている。大口径のリボルバーを扱う。
ブラック=マディア
位階:道化師
白夜騎兵団の変装潜入員。黒いフードで姿を隠し黒いメモで会話を行うため仲間ですら小柄な少女ということしか知らない[注 6]
七つの階位すべての能力を限界まで高めたフランドール最強の道化師。戦闘では七つの武器を持ち替えて相手を翻弄する。年齢性別を問わずあらゆる種類の人間に変装することができる。
クーファの隠し事を調べるために聖フリーデスヴィーデ女学院に潜入するが、オセローがメリダをルナ・リュミエール候補生にしたことでうかつに近づけなくなり、第三の試練でネルヴァに変装して紛れ込み、メリダたちを襲う強硬手段に出るが、メリダたちに誘導されてグラスペットを倒したことで試練の場に入れたロゼッティに敗北。さらにクーファに素顔を見られて任務達成が困難になったため、成果なしでは本部に帰れないと泣きつき、クーファが用意した報告書を貰い帰還する。その後、ビブリアコードの試験中に聖フリーデスヴィーデ女学院を襲った黎明戯兵団との戦いで生徒たちに素顔を見られたペナルティとして「ラクラ=マディア」と言う偽名で、教師として聖フリーデスヴィーデ女学院に赴任する。

その他編集

ヘイミッシュ=モルドリュー
モルドリュー武具商工会の総帥。メリダの母方の祖父。
評議会の一員で、娘の不義の噂を否定するため、騎士公爵家の威信を守ることを理由に、白夜騎兵団にメリダへの家庭教師派遣と暗殺を依頼した。学期末の公開試合でメリダの階位が侍だと気づいてからは黎明戯兵団に依頼し、成功する見込みのない階位変異の施術や、メリダの階位を知る者の抹殺など見境のない手段をとるが、実際に被害が出たと報告を受けて動揺したり、メリダに娘の面影を見て殺害に躊躇したりしている。
鋼鉄宮博覧会で白夜騎兵団と黎明戯兵団を総動員してメリダの暗殺を計画するが、軍事の重要拠点に犯罪組織である黎明戯兵団を呼び込んだことで白夜騎兵団の粛清対象となった。どさくさに紛れて逃亡した後、娘を疑い孫を殺そうとした自分の愚かさを後悔し炎に包まれそうになったところをクローバーに連れられて行方不明になった。
エイミー
アンジェル騎士公爵家別邸のメイド長。代々アンジェル家の使用人の家系で、物心ついた頃からメリダの専属メイドとして仕えており、メリダにとって姉のような存在。
グレイス
アンジェル騎士公爵家別邸のメイド。力仕事が得意で頼もしいが間延びした口調で主人に対しても敬語を忘れることがあるのが玉に瑕。
ニーチェ
アンジェル騎士公爵家別邸のメイド。物静かな雰囲気の読書家。メリダにお勧めの本を貸している。
マイラ
アンジェル騎士公爵家別邸のメイド。お調子者のようで思慮深いムードメーカー。
オセロー
エリーゼの世話係統括として派遣されたメイド長。本家の娘のメリダを貶める一方でエリーゼを活躍させてアンジェル騎士公爵家の力関係をひっくり返そうと躍起になっている。
実は革新派の一員でルナ・リュミエール選抜戦で革新派の協力を得て候補生の名を書かれたステンドグラスをすり替えてメリダとエリーゼを候補生にする。

用語編集

ランタンの中の世界(フランドール)
本作の舞台。数百から数千メートルのガラス容器群によって形成される、人類に残された最後の都市国家。その有様は、大地に突き刺さった巨大なシャンデリアを想起させる。
キャンベル
超スケールのガラス容器。この容器の中に街区が収められ、「聖王区」を取り巻くように24のキャンベルが密集し「フランドール」が形成されている。
ビブリアゴート
フランドールの中枢部に存在する巨大迷宮の総称。
直径は聖王区の二倍。一階層から九十九階層まで層をなしている。
青い空に太陽と月が存在した時代に綴られた書物が何千何億と所蔵されて今日まで綴られたありとあらゆる文章の複製がひとりでに収められている。
太陽の血(ネクタル)
フランドール近郊の鉱脈からとれる液体燃料。気化させたものを炎にかざすことで強力かつ神聖な光を放つ。呪われた夜から人類が文明社会を守るための最後の生命線。
アンブロシア結晶
太陽の血を極限まで圧縮し、結晶化した燃料。液化すると同時に猛烈な速度で蒸発し、その圧力は膨大な動力エネルギーを生む。アンブロシア結晶によって稼働させられた兵器は太陽の血と同じ神性を放ち、発明当時はマナと並ぶランカンスロープへの対抗手段として注目されたが、圧力が膨大であるがゆえに装備にもそれ相応の重量と耐久性能が必要となり、亀裂一つ入っただけで連鎖的に大爆発を引き起こす可能性もあることや、水に敏感に反応し高熱を帯びるなど欠点も多く、さらにアンブロシア一つを精製するのに一年分の太陽の血を消費するため、《アンブロシア・ロック》と名付けられた技術は最大の禁忌に指定されて凍結させられた。しかしシクザール分家のクシャナ一派がこれを使用し、巡王爵暗殺計画を決行した。
プリマヴェーラ
シクザール家が技術の粋を集めて建造した飛空艇。全長は二百から三百メートルほど。動力はアンブロシアを用いた永久機関で、一つのアンブロシアを使用するだけでそれ以上は消費しないという。ただし、永久機関に関しての情報はシクザール家の最高機密であり、最高峰の情報網を持つ白夜騎兵団でも真相を掴めなかった。
夜会
フランドールの外側。太陽も月も星も存在しない完全な暗闇で、生物を蝕みランカンスロープに変えてしまう。夜の領域に取り残されている人間もごくわずかながら存在する。そう言った人間に対する差別感は強く、ひどい扱いを受ける事もよくある。
マナ
貴族階級の者のみが持つ力。能力者に宿る太陽の血ともいわれる神聖な輝きを放つ焔で、異能を授け身体能力や防御力まで高めてくれる。正確にはこの力を持つ者だけが貴族階級になることを許され、その責務としてランカンスロープとの戦いの矢面に立たされている。三大騎士公爵家を除く貴族の爵位は現当主の武功によって決まる。
マナ能力者
マナに目覚めた者。その力の特性により11種類の位階に分けられている。
位階(クラス)
マナ能力者の持つ力の特性を11種類に区分したもの。
下級位階
侍(サムライ)
敏捷性に長けた暗殺位階。適正武器は刀。外へ発せられる自分の知覚情報を削減する「隠密」と、自分の知覚能力を拡張する「心眼」によって敵を死角から葬り去る。また、マナの収斂による中距離戦にも若干の適性がある。その反面、防御性能には期待できない。
舞巫女(メイデン)
マナそのものを具現化して戦うことに長けた位階。適正武器はチャクラム。ミドルレンジからの多彩な立ち回りは見た目にも麗しく戦場に華を添える。
闘士(グラディエイター)
抜きん出た攻撃性能と防御性能で敵を圧倒する位階。適正武器はメイス。
神官(クレリック)
味方に己のマナを分け与える後衛位階。適正武器は杖。
魔術師(ワイザード)
高い攻撃支援で味方をサポートする後衛位階。適正武器は長杖。
剣士(フェンサー)
高い防御性能と支援能力を誇る盾の位階。適正武器は剣。
銃士(ガンナー)
様々な銃器にマナを込めて戦う狙撃手の位階。適正武器は銃。
道化師(クラウン)
他の下級位階の異能を模倣する特殊な位階。あらゆる強化適性が平均を下回る代わりに複数の異能が使えるが、同じだけ修行した正規位階には及ばず、複数の能力を伸ばそうとすれば他人の2~3倍の寿命が必要なため、よく言えば臨機応変、悪く言えば器用貧乏といった扱いをされがち。
上級位階
三大騎士公爵家が受け継ぐ非常に強力な3つの位階。
聖騎士(パラディン)
アンジェル騎士公爵家が受け継ぐ位階。適正武器は長剣。優れた防御性能に失った体力とマナを回復する「祝福」によって継戦能力が高い。
竜騎士(ドラグーン)
シクザール騎士公爵家が受け継ぐ位階。適正武器は槍。恐るべき跳躍力と対空能力を発揮する「飛翔」による空中での高機動と、その速度と慣性を活かした強力な一撃を繰り出すことを得意とする。全位階中最速を誇る反面、マナの消費が激しく燃費が悪いため、継戦能力は低い。
魔騎士(ディアボロス)
ラ・モール騎士公爵家が受け継ぐ位階。適正武器は大剣。敵のマナを吸収し攻撃力に転化する能力による正面戦闘では無類の強さを発揮する。
ランカンスロープ
夜の瘴気によって人間や動物が変質した化け物。生体のほとんどは謎に包まれており、知性の高いものから獣同然のモンスターまでさまざま。マナと対をなすアニマという異能を操る。太陽の血やマナに由来する攻撃以外はすべて無効化し通用しない。種族の頂点に立つものは夜会枢機卿(テスタメント)と呼ばれる。人間の意識と記憶を保ったまま肉体をランカンスロープにする人造ランカンスロープや、屑鬼(ルー・ガルー)と呼ばれる、ランカンスロープのなり損ないも存在する。
吸血鬼(ヴァンパイア)
最高位のランカンスロープ。もげた腕すら接合するほどの再生能力と、血を吸った対象を眷属とする能力を持つ。
大蜘蛛(アラクネ)
蜘蛛のようなランカンスロープ。夜会の権力闘争に敗れて壊滅状態にある。
狂人狼(ワーウルフ)
狼の毛皮を被ったランカンスロープ。
パンプキンヘッド
カボチャ頭のランカンスロープ。これといった異能も大した知性も持たない最下級に位置するランカンスロープで時には人間に使役されることすらある雑魚。
聖フリーデスウィーデ女学院
カーディナルズ学教区に設置されているマナ能力者の見習いたちの養成学校。一人前の淑女としての教養を身に着けさせることに重点を置いている由緒ただしきお嬢様学校。
燈火騎兵団(ギルド・フェルニクス)
数百のレギオンによって構成されたフランドールの軍事組織。
聖都親衛隊(クレストレギオン)
聖王区の警備を担う「聖域守護」に従事する騎兵団の最高峰。任務で多大な功績を収めたり、大きな武芸大会で実績を打ち立てた者が所属するエリート部隊で、メリダとエリーゼの目標。ロゼッティも所属している。
現団長は三大騎士侯爵家アンジェル家当主であるフェルグス=アンジェル。
白夜騎兵団(ギルド・ジャックレイブン)
評議会直属の闇の騎兵団。構成員のほとんどが幼少期から組織で育成された表の世界には存在しない人間で、人前に出るたびに名前を変えて、要人暗殺、機密管理、人間を非検体にした禁忌実験などの汚れ仕事を行う。一般的には「実際にはありもしないもの」という代名詞として知られている。元々名前のない組織であったが、下層居住区でクーデターを目論んでいた武装組織が、一晩のうちに街ごと消されたことなどの噂が語られるうちにいつしかこの呼び名が浸透した。
ユニット
騎兵団における能力者達の最小の運用単位。五人一組。ユニットを複数束ねたのがレギオン。
黎明戯兵団(ギルド・グリムフィス)
現存する最古にして最凶の秘密結社。騎兵団を名乗っているが現貴族体制の撤廃を謳い文句にテロ行為を繰り返し「犯罪ギルド」の名でも呼ばれる危険集団。マナ能力者を仇敵とするため、人体のメカニズムの研究には余念がなく、人造ランカンスロープを主戦力にしている。
《七つの災禍》
黎明戯兵団がフランドール打倒のために用意していた最終兵器。七つ全てが実用化されているわけではなく実用段階にあるのは以下の三つのみ。
《身を切る炎》イーヴィル・ラヴォス
悪魔じみた炎の塊。密閉空間のみで効果を発揮し、周囲の熱量を際限なく吸い上げて己の火力を増す。
《アナベルの使徒》
人造ランカンスロープで構成された部隊。
《臨界到達》ホーンテッド・キマイラ
「人間には絶対かなわない化け物」 をコンセプトに開発された人造ランカンスロープ。試作型をウィリアム・ジンがサークレット・ナイトの際にクーファとの戦闘で使用して追い詰めたが、吸血鬼化したクーファによって絶命した。完成型は周囲を喰らい、己を改修する能力を持つ(武器を喰らって改修した姿はアーマメントキマイラと称された)。
革新派(オペラシオン)
フランドールの現状を正そうという思想集団。組織のようなまとまりはなく、信念と呼ぶような確固たる道筋もなく、ただ現状を変えようというぼんやりとした方向性が病原体のように浸透し、平民・貴族を問わず各界の有力者にまで根を伸ばしている。

既刊一覧編集

小説編集

漫画編集

加藤よし江による漫画化作品が『ウルトラジャンプ』(集英社)2017年6月号から連載中。

テレビアニメ 編集

2019年に放送予定[1]

スタッフ 編集

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ それでも自分が白夜騎兵団で受けた訓練に比べれば大分優しくしているらしい。
  2. ^ この事実を知るのは白夜騎兵団だけで、後にメリダも知ることになる。
  3. ^ 座学以外の成績は壊滅的で、Gランクの評価が付けられていた。
  4. ^ メリダは飲まされたのがクーファのマナを移植する薬だとは知らず、マナを覚醒させる薬だと思っている。
  5. ^ ただし、成功率は0.5割と失敗する可能性が高く、成功したとしても確実に廃人になる。
  6. ^ クーファに正体がばれてからは普通にしゃべることも多い。

出典編集

  1. ^ a b c d e “アサシンズプライド:ファンタジア文庫のラノベが2019年テレビアニメ化 EMTスクエアード制作”. MANTANWEB. (2019年5月16日). https://mantan-web.jp/article/20190515dog00m200053000c.html 2019年5月16日閲覧。 
  2. ^ a b 人気声優・小野大輔さんと夏川椎菜さんが共演!! ファンタジア大賞《大賞》受賞作『アサシンズプライド』オーディオドラマついに解禁!”. animate Times (2016年4月15日). 2016年10月4日閲覧。
  3. ^ ファンタジア文庫刊『アサシンズプライド』のオーディドラマ第2弾としてクーファ編とメリダ編の2本が公開”. ラノベニュースオンライン (2017年2月17日). 2017年2月18日閲覧。
  4. ^ アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女”. 富士見書房. 2017年6月22日閲覧。
  5. ^ アサシンズプライド2 暗殺教師と女王選抜戦”. 富士見書房. 2017年6月22日閲覧。
  6. ^ アサシンズプライド3 暗殺教師と運命法廷”. 富士見書房. 2017年6月22日閲覧。
  7. ^ アサシンズプライド4 暗殺教師と桜乱鉄道”. 富士見書房. 2017年6月22日閲覧。
  8. ^ アサシンズプライド5 暗殺教師と深淵饗宴”. 富士見書房. 2017年6月22日閲覧。
  9. ^ アサシンズプライド6 暗殺教師と夜界航路”. 富士見書房. 2017年6月22日閲覧。
  10. ^ アサシンズプライド7 暗殺教師と業火剣舞祭”. 富士見書房. 2017年10月20日閲覧。
  11. ^ アサシンズプライド Secret Garden”. 富士見書房. 2018年4月19日閲覧。
  12. ^ アサシンズプライド8 暗殺教師と幻月革命”. 富士見書房. 2018年8月19日閲覧。
  13. ^ アサシンズプライド9 暗殺教師と真陽戴冠”. 富士見書房. 2019年1月19日閲覧。
  14. ^ アサシンズプライド 1”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2017年10月19日閲覧。
  15. ^ アサシンズプライド 2”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2018年4月19日閲覧。
  16. ^ アサシンズプライド 3”. 集英社マンガネット S-MANGA.net. 集英社. 2018年11月19日閲覧。

外部リンク編集