アリエル・ドーフマン(Ariel Dorfman. 1942年5月6日 - )は、アルゼンチン生まれ、チリ国籍の劇作家。苗字はドルフマンと表記されることもある[1]

Ariel Dorfman
アリエル・ドーフマン
アリエル・ドーフマン(2009)
生誕 Vladimiro Ariel Dorfman
(1942-05-06) 1942年5月6日(81歳)
アルゼンチンの旗 アルゼンチン ブエノスアイレス
国籍 アルゼンチンの旗 アルゼンチン
 チリ
活動期間 1968年 - 現在
公式サイト arieldorfman.com
テンプレートを表示

来歴 編集

アルゼンチンにユダヤ人夫婦の息子として生まれる。一家はアメリカ合衆国に移民した後、1954年にチリに定住する。アリエル・ドーフマンはそこで成長し、チリ国立大学で大学教員を務めながら、児童書コミックの分析をする。1973年チリ・クーデターがきっかけで、オランダ経由で再びアメリカ合衆国に亡命。90年代に帰国[2]

戯曲『死と乙女』は、ロマン・ポランスキー監督に『死と処女』という邦題の映画として映画化され、日本でも2019年宮沢りえ堤真一段田安則・主演で舞台化された[3]

邦訳作品 編集

  • 『ドナルド・ダックを読む』山崎カヲル訳、晶文社、1984年6月
  • 『子どものメディアを読む』諸岡敏行訳、晶文社、1992年8月
  • 『マヌエル・センデロの最後の歌』吉田秀太郎訳、現代企画室 (ラテンアメリカ文学選集 14) 1993年7月
  • 『死と乙女』青井陽治訳、劇書房、1994年4月
  • 『谷間の女たち』水谷八也訳、新樹社、1999年7月
  • 『南に向かい、北を求めて -チリ・クーデタを死にそこなった作家の物語-』飯島みどり[4]岩波書店、2016年6月
  • 『ピノチェト将軍の信じがたく終わりなき裁判 -もうひとつの9・11を凝視する』宮下嶺夫訳、現代企画室[5]2006年9月
  • 『死と乙女』飯島みどり訳、岩波文庫、2023年8月。戯曲の新訳

脚注 編集

  1. ^ アリエル・ドルフマン -プロフィール 岩波書店HP
  2. ^ アリエル・ドーフマン - シス・カンパニー・ドットコム
  3. ^ オントモマガジン・ドットコム 読みもの2019.08.12 高橋彩子の「耳から“観る”舞台」第15回 シューベルトの響きが記憶を呼び覚ます......宮沢りえ×堤真一×段田安則の3人芝居『死と乙女』
  4. ^ 岩波書店HP
  5. ^ アマゾン当該書籍ページ

関連項目 編集