イベリアオオカミ(Canis lupus signatus)は、イベリア半島に生息するオオカミ亜種である。同半島の固有種[1]。2021年時点の推定個体数2000頭のうち90%が半島北部[1]ポルトガル北部とスペイン北西部)に集中して分布するほか、南部にも生息地がある。

イベリアオオカミ
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネコ目 Carnivora
亜目 : イヌ亜目 Caniformia
: イヌ科 Canidae
亜科 : イヌ亜科 Caninae
: イヌ属 Canis
: タイリクオオカミ C. lupus
亜種 : イベリアオオカミ C.l.signatus
学名
Canis lupus signatus
Cabrera1907
和名
イベリアオオカミ
英名
Iberian wolf
イベリアのオオカミの生息域

人間との関係

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スペイン政府や欧州連合(EU)により保護政策がとられている。スペイン環境移行省は2021年2月、イベリアオオカミ捕殺区域を南部だけでなく北部にも拡大。同年5月、捕殺禁止を同年9月25日から全国に適用される省令にすると発表した。イベリアオオカミによる家畜)の食害は毎年1万5000頭に及んでおり、農家による抗議運動が起きた[1]

スペイン北部プエブラ・デ・サナブリア近郊のシエラデラクレブラにはイベリアオオカミセンターが設けられている[2]

出典

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  1. ^ a b c スペイン/オオカミ保護 農家反発『日本農業新聞』2021年7月15日14面
  2. ^ 「スペイン、9月以降オオカミ狩り禁止へ」AFPフォトエッセー(2021年8月15日)2021年10月20日閲覧