エニイ・ギブン・サンデー
『エニイ・ギブン・サンデー』(原題:Any Given Sunday)は1999年のアメリカのスポーツ映画。
エニイ・ギブン・サンデー | |
---|---|
Any Given Sunday | |
監督 | オリヴァー・ストーン |
脚本 |
ジョン・ローガン オリヴァー・ストーン |
原案 |
ジョン・ローガン ダニエル・パイン |
製作 |
ローレン・シュラー・ドナー クレイトン・タウンゼント ダル・ハルステッド |
製作総指揮 |
オリヴァー・ストーン リチャード・ドナー |
出演者 |
アル・パチーノ デニス・クエイド キャメロン・ディアス |
音楽 |
リチャード・ホロウィッツ ポール・ケリー ロビー・ロバートソン |
撮影 | サルヴァトーレ・トティーノ |
編集 |
トム・ノードバーグ キース・サラモン スチュアート・ワクス |
制作会社 |
ザ・ドナーズ・カンパニー イクストラン |
配給 |
![]() ![]() |
公開 |
![]() ![]() |
上映時間 | 150分 |
製作国 |
![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | $55,000,000[1] |
興行収入 | $100,230,832[1] |
概要編集
オリヴァー・ストーン監督がマイアミを舞台に、プロアメリカン・フットボールの世界を描いたスポーツ映画。なお、本編中に登場するプロリーグの名称、チームの名称、及びボウルゲームはいずれも架空のもので実在しない。エクスパンションでのコーチの引き抜き、フランチャイズ移転問題、現場を知らないオーナーとヘッドコーチの対立、負傷の為、スタートポジションを奪われるエースQB(チームのリーダー的な存在の花形ポジションでもある)と一躍時の人間となって傲慢な素振りを見せるセカンドQBとの確執等々、NFLファンならば、モデルにされている人物や事件などが容易に推測出来るプロリーグの内情を比較的リアルかつシビアに描いていることから実在するNFLとの権利関係に配慮したものとされる。
ストーリー編集
2001年のマイアミ。かつては名選手として、今はヘッドコーチとしてトニーが率いるプロアメリカン・フットボールチームのマイアミ・シャークスは、今シーズンは負けが続き、不振に陥っていた。さらにキャプテンで中心選手のベテランQBのジャックも怪我をしてしまい、代わりの選手にもこと欠くような有様。試合を離れたところでも、前オーナーの娘である現オーナーのクリスティーナは自分のビジネスプランにこだわり、トニーとは意見がぶつかってばかりだった。そんな中でジャックの代わりを務めることになったのは、補欠のまた補欠の無名選手ビーメンだった。彼は期待以上の活躍を見せ、チームも大躍進する。スター選手として躍り出たビーメンをクリスティーナは煽てあげ、自分のプランのために他のベテラン選手を使い捨てようとしていた。ビーメンは、人気に付け上がって身勝手なプレーに走るようになり、チーム内に亀裂を入れてしまう。トニーはビーメンに忠告するも聞き入れようとしない。クリスティーナも自分の野望にむかって暗躍しており、チームはギクシャクしたまま、プレーオフ進出を決める大一番の日曜日をむかえようとしていた。後がないトニーは思い切ったチーム構成で試合に臨むことを決心する。そして試合の直前、トニーは選手たちの前で己の思いのたけの全てを込めた檄を飛ばすのだった。
キャスト編集
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
---|---|---|---|---|
ソフト版 | テレビ朝日版 | 日本テレビ版 | ||
トニー・ダマト | アル・パチーノ | 樋浦勉 | 菅生隆之 | |
クリスティーナ・パグニアーチ | キャメロン・ディアス | 佐々木優子 | 井上喜久子 | 深見梨加 |
ジャック“キャップ”ルーニー | デニス・クエイド | 相沢まさき | 水内清光 | 大塚明夫 |
ウィリー・ビーメン | ジェイミー・フォックス | 檀臣幸 | 森川智之 | 東地宏樹 |
ハーヴェイ・マンドレイク | ジェームズ・ウッズ | 谷口節 | 井上文彦 | 小川真司 |
オリー・パワーズ | マシュー・モディーン | 平田広明 | 滝知史 | 宮本充 |
コミッショナー | チャールトン・ヘストン | 有本欽隆 | [2] | 納谷悟朗 |
マーガレット・パグニアーチ | アン=マーグレット | 藤波京子 | 一城みゆ希 | 沢田敏子 |
ジュリアン・ワシントン | LL・クール・J | 天田益男 | 岩崎ひろし | 内田直哉 |
モンテズマ・モンロー | ジム・ブラウン | 麦人 | 宝亀克寿 | 渡部猛 |
マンディ・マーフィー | エリザベス・バークレー | 柚木涼香 | [2] | [2] |
ニック・クロージャー | アーロン・エッカート | 小野健一 | てらそままさき | 成田剣 |
シンディ・ルーニー | ローレン・ホリー | 園田恵子 | 山像かおり | |
タッグ | オリバー・ストーン | 星野充昭 | 藤本譲 | 羽佐間道夫 |
ジャック・ローズ | ジョン・C・マッギンリー | 内田直哉 | 田原アルノ | 大塚芳忠 |
ルーサー“シャーク”ラヴェイ | ローレンス・テイラー | 斉藤次郎 | 銀河万丈 | |
パトリック“マッドマン”ケリー | アンドリュー・ブリニアースキー | 江川央生 | [3] | 長嶝高士 |
演出 | 安江誠 | 壺井正 | 安江誠 | |
翻訳 | 菊池浩司(字幕) | 松原桂子 | ||
調整 | 飯村靖雄 | 藤樫衛 | 飯村靖雄 | |
制作 | グロービジョン | |||
初回放送 | 2004年6月20日 日曜洋画劇場 |
2002年11月8日 金曜ロードショー |
評価編集
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは127件のレビューで支持率は52%、平均点は5.50/10となった[4]。Metacriticでは33件のレビューを基に加重平均値が52/100となった[5]。
エピソード編集
- チームがチャーター機で移動するシーンに使われたボーイング727は、1970年3月31日に発生したよど号ハイジャック事件に遭遇した機体であった。
参考文献編集
- ^ a b “Any Given Sunday”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年4月22日閲覧。
- ^ a b c 登場シーンカット
- ^ セリフを発するシーンカット
- ^ “Any Given Sunday”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “Any Given Sunday Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年8月11日閲覧。
関連項目編集
- パット・トゥーメイ - 同名の小説を発表している。また、この映画にも出演した。
外部リンク編集
- エニイ・ギブン・サンデー - allcinema
- エニイ・ギブン・サンデー - KINENOTE
- Any Given Sunday - オールムービー(英語)
- Any Given Sunday - IMDb(英語)