カタロニア・サーキット

カタロニア・サーキット[3]カタルーニャ語: Circuit de Barcelona-Catalunya シルクーイト・ダ・バルサローナ=カタルーニャ )は、スペインカタルーニャ州バルセロナの北部のムンマロースペイン語版にあるサーキット

カタロニア・サーキット
Circuit de Barcelona-Catalunya
Circuit de Barcelona-Catalunya, April 19, 2018 SkySat (cropped).jpg
2018年の空撮より
所在地スペイン カタルーニャ州 バルセロナ県 ムンマロー
標準時GMT +1
座標北緯41度34分12秒 東経2度15分40秒 / 北緯41.57000度 東経2.26111度 / 41.57000; 2.26111座標: 北緯41度34分12秒 東経2度15分40秒 / 北緯41.57000度 東経2.26111度 / 41.57000; 2.26111
主なイベントF1, MotoGP, GP2, スペインGT, DTM
Grand Prix Circuit (2021–) Formula1 Circuit Catalunya 2021.svg
コース長4.675[1] km (2.905 mi)
コーナー数16[1]
レコードタイム1:18.149[1] (オランダの旗 マックス・フェルスタッペン, レッドブル, 2021, F1)
Motorcycle Circuit (2021-) Circuit de Catalunya moto 2021.svg
路面アスファルト
コース長4.657 km (2.894 mi)
コーナー数14(左コーナー:6/右コーナー:8)[2]
レコードタイム1:39.939[2] (フランスの旗 ヨハン・ザルコ, プラマック・レーシング, 2021, MotoGP)

コースは開催レースによって異なったレイアウトを使用するため、F1では全長4.675km[1]ロードレース世界選手権(MotoGP)では全長4.657kmである。

概要編集

1991年に開業し、国内外の各種レースカテゴリに利用されている。1992年に開催されたバルセロナオリンピックでは、自転車競技チームタイムトライアルの会場にもなった。低速から高速までバランスの取れたコースレイアウトと、温暖で安定した気候から、テストコースとしても多用されている。

F1ではヘレス・サーキットに代わって1991年からスペイングランプリの舞台となり、1992年以降はヨーロッパラウンドの序盤もしくはその第1戦となることが多い。また、オフシーズンテストで多用されることが多く、その場合、時のシーズンのマシンの走行データやタイヤに関するデータが他のコースより豊富になるため、ここに合わせて、マシンに大掛かりなアップデートを施すチームが存在する。また、時のシーズンの3分の1か4分の1前後にあたるレースとなるため、以後のシーズンの趨勢を占うことができる。

2000年代以降は、スペイン出身のフェルナンド・アロンソを応援するファン(アロンソマニア)がスタンドを賑わす光景が見られる。

ロードレース世界選手権(MotoGP)では、ヘレス・サーキットで行われるスペインGPが存在していたため、1992年から1995年までヨーロッパグランプリとして開催され、1996年以降はカタルーニャGPとされている。

2輪レースではコース各所でオーバーテイクシーンが見られるが、4輪レースではコース幅の狭さもあり、抜きどころの少ないレイアウトとなっている。そのためコース上で順位変動が見られないことが多く、F1スペインGPとして2001年から10年連続でポールシッターがそのまま優勝し、2001~2004年はミハエル・シューマッハが4連覇したものの、それ以降は、毎年優勝者が変わりチーム連覇も2回までと、総合的に強いドライバー、チームが優勝するとは限らない波乱含みのレースが展開される。

コースレイアウト編集

ホームストレートは約1kmの長さがあり、1コーナーに向けて下り勾配となっている。1コーナー「エルフ」への侵入ではスタート直後に多重接触事故が起こりやすい。続く右の高速ロングコーナー「ルノー」では強い横Gが発生する。180度コーナーの「レプソル」から「セアト」ヘアピンで減速し、緩い左カーブを下り、「ウルト」を切り返すと再び上り勾配になる。

コース中盤の高速コーナー「カンプサ」は風の影響でマシンの姿勢が乱れやすい。その先には「ニッサンシケインがあったが、1994年スペインGPの際に、サンマリノGPでのアイルトン・セナらの死亡事故を受け、グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション (GPDA) から危険だと指摘され、急遽ニッサンシケイン手前を追い越し禁止とし、タイヤバリアでつくった別のシケインを設置してレースを実施することとなった。翌1995年からはカンプサのRをタイトにし、ニッサンシケインを廃止してバックストレートを1本にした。

バックストレートエンドには左・右に廻り込む2連ヘアピンがある。1つ目の「ラ・カイシャ」は2005年に進入部分が手前になり、短い直線を挟んだ複合コーナーになった。ヘアピンに続く2つの高速コーナーを抜けてホームストレートに戻るレイアウトだったが、2007年より13コーナー「ユーロップカー」を鋭角にカットし、最終コーナー手前に減速用のシケインが追加された。

レイアウトの変遷 (4輪)

MotoGP開催時のレイアウト編集

10コーナーの「ラ・カイシャ」は、2005年に増設された10コーナー(ヘアピンカーブ)〜11コーナーを使用せずに、奥側にある複合コーナーを使用する。

2007年に増設されたシケイン(13コーナーの「ユーロップカー」と14〜15コーナーの「シケインRACC」)は使用せずに、増設前から使用されている12コーナー「ユーロップカー」を使用する。

2016年カタルーニャGPMoto2クラスのフリー走行にてルイス・サロムの死亡事故がユーロップカーコーナーで発生したため、予選と決勝は事故現場を走行しないF1用のコースレイアウトで行われた。

2018年からはユーロップカーコーナーのランオフエリアが改修されたためこのコーナーは以前のレイアウトに戻ったが、10コーナーはF1用のヘアピンカーブが使われ続けている。2019年のカタルーニャGPではこのF1レイアウトの10コーナーで転倒アクシデントが続出した。

レイアウトの変遷 (2輪)

データ編集

  • 所在地:スペインカタルーニャ州バルセロナ県モントメロ
  • 全長:4.675km (F1)[1] / 4.657km (MotoGP)
  • コーナー数:16 (F1)[1] / 14 (MotoGP)[2]
  • 主なイベント:F1、MotoGP

レコード編集

F1

脚注編集

  1. ^ a b c d e f g Spanish Grand Prix 2022 - F1 Race”. formula1.com. 2022年5月20日閲覧。
  2. ^ a b c 2022 Catalunya MotoGP - Schedule and classification for the Grand Prix of Catalunya in Barcelona”. motogp.com. 2022年5月20日閲覧。
  3. ^ 正式名称はカタルーニャ語のCircuit de Barcelona-Catalunya シルクーイト・ダ・バルサローナ=カタルーニャ。日本では英語由来のカタロニア・サーキットの名称が既に定着している。

関連項目編集

外部リンク編集