キングダム・オヴ・デザイア〜欲望の王国〜

TOTOのアルバム

キングダム・オヴ・デザイア〜欲望の王国〜』(- よくぼうのおうこく、原題:Kingdom of Desire)は、1992年に発売されたTOTOのアルバム。スタジオ作品としては8作目。

キングダム・オヴ・デザイア〜欲望の王国〜
TOTOスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロックハードロック
時間
レーベル コロムビア・レコード
ソニー・レコード(日本盤)
プロデュース TOTO
TOTO アルバム 年表
ザ・セブンス・ワン〜第7の剣〜
(1988年)
キングダム・オヴ・デザイア〜欲望の王国〜
(1992年)
タンブ
(1995年)
ミュージックビデオ
「Don't Chain My Heart」 - YouTube
「Only You」 - YouTube
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リリースの背景 編集

前作『ザ・セブンス・ワン〜第7の剣〜』を最後に脱退したジョセフ・ウィリアムズの後任に南アフリカ出身のジャン・ミシェル・バイロンを迎え、ベスト・アルバム1枚を発表しツアーを行ったものの、バイロンがツアー終了と同時に解雇され、その後任を探すことはしなかったため、本作ではリード・ボーカルはギターのスティーヴ・ルカサーが担当している。

TOTOは元々楽器担当メンバーがリードボーカルをとることが珍しくないバンドであるが、専任ボーカリストがいないラインナップは初となった。

このアルバムの完成直後(発売直前)にドラマーでリーダーであったジェフ・ポーカロが死去。彼の遺作となった。アルバムに伴うツアーはジェフの追悼ツアーとなり、代役にはその後正式メンバーとなるサイモン・フィリップスが務めた。

それまでのAORポップロック路線は影を潜め、シンセサイザー系の音色も控え目になっており、終始ルカサーのギターがリードするハードロック色の強い楽曲が多く収録。ルカサーのボーカルも、それまでの柔らかい声質から一転、しゃがれたハスキーボイスを多用している。

収録曲 編集

括弧内の特記事項以外はTOTOによる作曲。

  1. ジプシー・トレイン – 6:45
  2. ドント・チェイン・マイ・ハート – 4:46
  3. ネヴァー・イナフ (TOTO、Fee Waybill) – 5:45
  4. ハウ・メニィ・タイムズ – 5:42
  5. 2ハーツ – 5:13
  6. ウィングズ・オヴ・タイム – 7:27
  7. シー・ノウズ・ザ・デヴィル – 5:25
  8. ジ・アザー・サイド (David Paich、R. Kaplan、Billy Sherwood) – 4:41
  9. オンリー・ユー – 4:28
  10. キック・ダウン・ザ・ウォールズ (Danny Kortchmar、Stan Lynch) – 4:55
  11. キングダム・オヴ・デザイア (Kortchmar) – 7:16
  12. ジェイク・トゥ・ザ・ボーン – 7:05
  13. リトル・ウィング [ライブ] (ボーナス・トラック、ジミ・ヘンドリックスのカヴァー) - 4:15

シングルカット 編集

  • ドント・チェイン・マイ・ハート
  • オンリーユー
  • 2ハーツ
  • ジ・アザー・サイド

参加ミュージシャン 編集

メンバー 編集

ゲストミュージシャン 編集