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クビアカツヤカミキリ(首赤艶天牛、学名:Aromia bungii)は、コウチュウ目カミキリムシ科に分類される昆虫の一種。別名クロジャコウカミキリ(黒麝香天牛)とも呼ばれることもある[1][2]2018年(平成30年)1月に環境省より特定外来生物に指定された[3]

クビアカツヤカミキリ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
上目 : Coleopterida
: コウチュウ目 Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga
下目 : Cucujiformia
上科 : ハムシ上科 Chrysomeloidea
: カミキリムシ科 Cerambycidae
亜科 : カミキリ亜科 Cerambycinae
: Callichromatini
: ジャコウカミキリ属 Aromia
: クビアカツヤカミキリ A. bungii
学名
Aromia bungii
Faldermann, 1834
和名
クビアカツヤカミキリ
英名
red-necked longhorn

分布編集

中国(亜寒帯〜亜熱帯)、モンゴル、ロシア極東部、朝鮮半島ベトナム北部に分布する[4]イタリア日本(栃木県・群馬県埼玉県・東京都・愛知県・大阪府・徳島県)に外来種として移入・定着している[4]

特徴編集

体長22 - 38mm[4]。体全体は光沢のある黒色で赤色の前胸が目立つ。黒色の触角は体長と同等かそれ以上の長さになる。日本では2012年(平成24年)に愛知県で初めて発見されて以降、分布を拡げており、他地域でも見つかっている。繁殖力が大変強く1匹の雌が100 - 300個もの卵を産む。日本では孵化して2年後の6月中旬 - 7月下旬に成虫となり、幹の中から脱出し、交尾した後産卵するというサイクルを繰り返して個体数を増やす。別名に「麝香」とつくように、本種の成虫は芳香を分泌する。これとは別に雄はフェロモンにより雌を誘引する。

公園や市街地の街路樹に生息し、サクラウメモモなどのバラ科樹木に寄生する。幼虫は樹木内部を食い荒らすため、寄生された樹木が枯死することもあり、大量植樹されているソメイヨシノの被害が顕著であり、被害拡大防止の観点からサクラが伐倒される事態が相次いでいる。このことから本種が特定外来生物に指定された[5][6]埼玉県環境科学国際センターではサクラへ寄生するクビアカツヤカミキリ対策を広く公開している[7]

参考文献編集

関連項目編集