クリーム10号
クリーム10号(クリーム10ごう)は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた色名称の1つである。
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16進表記 | #ECE0D1 |
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RGB | (236, 224, 209) |
マンセル値 | 1.5Y 9/1.3 |
出典 | 鉄道ジャーナル通巻217号 特集「鉄道車両 色彩の美学」 |
概要
編集慣用色名称は「アイボリーホワイト」で、「クリーム」と称するものの赤味は少なく、かなり白やベージュに近い色である。
1964年(昭和39年)に登場した新幹線0系電車の車体外板色として初めて採用され、在来線用車両では1981年(昭和56年)の185系電車の地色として採用されている。
特急形・急行形客車や身延線色の帯などにも使用されているが、面積があまり広くない上、いずれも地色に濃い色が採用されており、相対的に明るく感じるため、「白い帯」と思われることが多い。
この他、分割民営化の前後にイメージチェンジを図るべく、各地の鉄道管理局やJR旅客会社の支社で「地域色」が考案され、在来車輛の塗装変更が行なわれたが、その際、地色としてクリーム10号が使用されるケースが多かった。
使用車両
編集- 0系新幹線電車(車体色。初採用)
- 200系新幹線電車(車体色)
- キハ47形・キハ147形(九州色)
- 111系電車(JR四国車)
- 115系電車(身延線用車の登場時の帯色)
- 119系電車(するがシャトル塗装車)
- クモハ123形電車(車体色)
- クモユニ143形電車(帯色・115系に同じ)
- クロ157形電車(車体色)
- 165系・169系電車(旧長野色の車体色)
- 185系電車(車体色)
- 401系・403系・415系・421系・423系電車(車体色)
- 413系電車(帯色)
- 417系電車(車体色)
- 419系電車(帯色)
- 451系・453系・455系・457系・471系・475系電車(仙台・九州地区の車体色・北陸地区の帯色)
- 713系電車(車体色)
- 715系電車(車体色)
- 717系電車(車体色)
- 12系客車(帯色。在来線車両初採用)
- 14系14形客車(帯色)
- 24系24形客車(帯色)