サウリクティス
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。（2024年2月） 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
サウリクティス[1][2](学名：Saurichthys)またはサウリクチス[3][4] は中生代の条鰭類の魚のひとつ。
| サウリクティス | |||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
 サウリクティスの化石
| |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||
| 種 | |||||||||||||||||||||
|
属名は「トカゲ魚」の意[5][6]。世界各地で産出しており、ヨーロッパ（オーストリア、ベルギー、フランス、ドイツ、グリーンランド、ハンガリー、イタリア、ルクセンブルク、ノルウェー、ポーランド、スロバキア、スロベニア、スペイン、スイス、イギリス）、アジア（中国、インド、イスラエル、パキスタン、サウジアラビア、トルコ）、アフリカ（南アフリカ、マダガスカル）、北米（アメリカ合衆国、カナダ）、オーストラリア、ロシアから知られる[7]。
特徴 編集
全長約1m[8][9]。長い吻を持ち[9]、吻部は頭部全体の50%以上を占める[10]。頭骨の表面は粗い[11]。胸鰭と腹鰭は小型で[11]、背鰭は身体の後方にある[9]。鱗は長方形で、側縁に対して斜行的に並ぶ[11]。
開放水域で生活する上位の捕食者で[10]、水草や川底に潜伏して[8]獲物を待ち伏せし、突進して捕えたと考えられる[9][12]。
消化管は多くのねじれが見られ、表面積を増加させる効果があり効率のよい栄養吸収が行えたと考えられる[13]。
卵胎生で、体内に胚を持つ標本[14]とゴノポディウム（交接器）と解釈される腹鰭の構造[15]によって支持される。
分類 編集
出典 編集
- ^ 『新ポケット版学研の図鑑「恐竜・大昔の生き物」』学研プラス、2010年4月22日、56頁。ISBN 978-4-05-203212-7。
- ^ マイケル・J・ベントン他, ed (2010). 生物の進化大図鑑. p. 208. ISBN 978-4-309-25238-4
- ^ 『小学館の図鑑NEO 大むかしの生物』小学館、2007年10月22日、79頁。ISBN 978-4092172128。
- ^ 鹿間時夫『古脊椎動物図鑑』朝倉書店、1979年、16頁。ISBN 978-4254162226。
- ^ マイケル・J・ベントン他, ed (2010). 生物の進化大図鑑. p. 208. ISBN 978-4-309-25238-4
- ^ 『小学館の図鑑NEO 大むかしの生物』小学館、2007年10月22日、79頁。ISBN 978-4092172128。
- ^ “Fossilworks: Saurichthys”. www.fossilworks.org. 2023年10月2日閲覧。
- ^ a b 『新ポケット版学研の図鑑「恐竜・大昔の生き物」』学研プラス、2010年4月22日、56頁。ISBN 978-4-05-203212-7。
- ^ a b c d 『小学館の図鑑NEO 大むかしの生物』小学館、2007年10月22日、79頁。ISBN 978-4092172128。
- ^ a b c マイケル・J・ベントン他, ed (2010). 生物の進化大図鑑. p. 208. ISBN 978-4-309-25238-4
- ^ a b c 鹿間時夫『古脊椎動物図鑑』朝倉書店、1979年、16頁。ISBN 978-4254162226。
- ^ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4736038/
- ^ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4702121/
- ^ Maxwell, Erin E.; Argyriou, Thodoris; Stockar, Rudolf; Furrer, Heinz (2018). “Re‐evaluation of the ontogeny and reproductive biology of the Triassic fish Saurichthys (Actinopterygii, Saurichthyidae)”. Palaeontology 61 (4): 559–574. Bibcode: 2018Palgy..61..559M. doi:10.1111/pala.12355.
- ^ Bürgin, Toni (1990). “Reproduction in Middle Triassic actinopterygians; complex fin structures and evidence of viviparity in fossil fishes”. Zoological Journal of the Linnean Society 100 (4): 379–391. doi:10.1111/j.1096-3642.1990.tb01866.x.
- ^ Argyriou, Thodoris; Giles, Sam; Friedman, Matt; Romano, Carlo; Kogan, Ilja; Sánchez-Villagra, Marcelo R. (2018-11-01). “Internal cranial anatomy of Early Triassic species of †Saurichthys (Actinopterygii: †Saurichthyiformes): implications for the phylogenetic placement of †saurichthyiforms”. BMC Evolutionary Biology 18 (1): 161. doi:10.1186/s12862-018-1264-4. ISSN 1471-2148. PMC PMC6211452. PMID 30382811.