ニュー・ジャックNew Jack)のリングネームで知られるジェロム・ヤングJerome Young1963年1月3日 - 2021年5月14日)は、アメリカ合衆国の元プロレスラージョージア州アトランタ出身のアフリカ系アメリカ人

ニュー・ジャック
ニュー・ジャックの画像
プロフィール
リングネーム ニュー・ジャック
本名 ジェロム・ヤング
ニックネーム オリジナル・ギャングスタ
スラム・キング
身長 183cm
体重 110kg
誕生日 (1963-01-03) 1963年1月3日
死亡日 (2021-05-14) 2021年5月14日(58歳没)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジョージア州アトランタ
トレーナー レイ・キャンディ
デビュー 1992年
引退 2013年4月5日
テンプレートを表示

来歴

編集

同郷の黒人レスラー、レイ・キャンディのコーチを受け1990年代前半にデビュー。ジェリー・ローラージェリー・ジャレットが主宰するテネシー州メンフィスUSWAを経て、1994年にはジム・コルネットのSMW(Smoky Mountain Wrestling)を主戦場に、ムスタファ・サイードとのタッグチームザ・ギャングスターズで活躍する。

1995年より路上の王「スラム・キング」のギミックECWに参戦。ハードコアマッチを得意とし、ラップミュージックドクター・ドレーアイス・キューブの『ナチュラル・ボーン・キラーズ』)を大音量でかけながら、大量の凶器を詰め込んだゴミ箱を持って現れ、数々の凶器を使って攻めるスタイルが観客に支持されブレイクした。

凶器攻撃の他にも、観客席の2階部分を始めとする高所ダイブも得意としている。ECW解散後はTNAなどアメリカ各地のインディー団体に上がり、ECW時代と変わらぬファイトぶりで名を馳せる。2003年4月にはハードコア・レスリングのレジェンドだったジプシー・ジョーと対戦[1]2005年にはECWのリユニオン・イベント "Hardcore Homecoming" にも出場した。

2010年8月8日、TNAにて開催されたECWリユニオン・ショーのPPV "Hardcore Justice" に、ムスタファとのコンビで久々に登場、試合後のチーム3Dを急襲した[2]

2013年4月5日、PWS(Pro Wrestling Syndicate)にてネクロ・ブッチャーとの対戦を最後に引退した[3]

2021年5月14日、心臓発作のためにノースカロライナにて急逝[4]。58歳没。

得意技

編集
  • 187(コーナーからの椅子爆弾)
  • ギターショット
  • 高所からの自殺ダイブ(まれにダイブとギターショットの融合攻撃も放つ)
  • 工業用大型ホチキス攻撃(ステープラー
  • 鎖鎌チェーン攻撃他ゴミ箱に入れている凶器攻撃

獲得タイトル

編集
ECW
USWA
  • USWA世界タッグ王座:1回(w / ホーム・ボーイ)
SMW
NGWA
  • NGWAタッグ王座:1回(w / ムスタファ・サイード)
  • NGWAヘビー級王座:1回

他、アメリカのインディー団体を中心に多数のタイトルを獲得。

脚注

編集
  1. ^ Extreme Reunion 2012: Why New Jack Should Never Be Allowed to Wrestle Again”. Bleacher Report.com (April 13, 2012). 2016年6月18日閲覧。
  2. ^ A Hardcore Justice Results August 8, 2010”. Pro Wrestling Torch. 2010年11月8日閲覧。
  3. ^ The Rock Pulled From Appearances, New Jack's Retirement Speech, Tonight's WWE TV Tapings”. WrestlingInc.com. 2013年4月16日閲覧。
  4. ^ "Pro wrestler New Jack dies at 58". Los Angeles Times. Nant Capital, LLC. 14 May 2021. 2021年5月15日閲覧

外部リンク

編集