ジム・クラス・ヒーローズ
ジム・クラス・ヒーローズ (Gym Class Heroes) とは、アメリカ合衆国ニューヨーク州ジェニーヴァにて結成されたラップ・ロックバンドである。伝説のプログレッシブ・ロックバンド、"スーパートランプ"の1979年発表のヒット曲「Breakfast in America」をサンプリングした、「キューピットのいたずら(Cupid's Chokehold)」の世界的大ヒットにより一躍トップバンドへと躍り出た。ロックとR&BやHIPHOPを独自のセンスで混ぜ合わせた、ブラックミュージック色の強い楽曲が特徴的。
ジム・クラス・ヒーローズ | |
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テネシー大学でのライブにて(2009年) | |
基本情報 | |
原語名 | Gym Class Heroes |
出身地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク州ジェニーヴァ |
ジャンル | |
活動期間 |
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レーベル | |
公式サイト | gymclassheroes.com |
メンバー | トラヴィー・マッコイ(ボーカル) |
旧メンバー |
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ちなみに、彼らの一番のヒット作は2006年に発表した2ndアルバム「As Cruel as School Children」で、アメリカではゴールドディスクに認定されている。前述の「キューピットのいたずら」も同アルバムに収録されている。
メンバー
編集現メンバー
編集- トラヴィー・マッコイ / Travie McCoy(1997–, ヴォーカル、MC)
- マット・マッギンリー / Matt McGinley (1997–, ドラム)
- ディサーシ・ラムンバ・カサンゴ / Disashi Lumumba-Kasongo (2004–, ギター)
- サポートメンバー
- ラルフィー・バレンシア / Ralfy Valencia (2018–, ベース)
旧メンバー
編集- ミロ・ボナッチ / Milo Bonacci - (1997–2004, ギター)
- ライアン・ギース / Ryan Geise - (1997–2005, ベース)
- エリック・ロバーツ / Eric Roberts (2005–2018, ベース)
- サポートメンバー
- マーク・デジーザス / Marc DeJesus (2006–2012, ハイプマン)
略歴
編集1997年、当時、高校での体育の時間で友達同士だった、トラヴィー・マッコイとマット・マッギンリーを中心に結成された。
1999年から2000年にかけ年一枚のペースで自主制作によるEPをリリース、2001年にフルアルバム『...For the kids』を同じく自主制作によりリリースする。
2003年、2004年と連続で、Warped Tourに出場する。しかしその後、ギタリストだったミロ・ボナッチがバンドから脱退した為、新メンバーにディサーシを迎え入れる。
2005年1月22日、デビューアルバム『The Papercut Chronicles』をリリース。しかし、その後ベーシストのライアンがバンドから脱退した為、友人のエリックを新メンバーに迎え入れる。
2006年7月25日、2ndアルバム『As Cruel as School Children』をリリースし、アルバムチャートにて最高35位を記録。そしてこのアルバムからのシングル"Cupid's Chokehold"がヒットすると、その後もロングセールスを記録し、同アルバムはゴールドディスクに認定された。このアルバムより、主にライブパフォーマンス時のハイプマンとして、マーク・デジーザスがサポートメンバーに加入。以降、マークは2012年に一時活動が休止されるまで、国内外のライブのほかメディア出演時や、時により表彰の場にも帯同するなど準メンバーとして活動した。
2007年には、"Shoot Down the Stars"や、ケイティ・ペリーが出演した"Cupid's Chokehold"といったリリース楽曲のミュージック・ビデオが評価され、MTV Video Music Awardsにて最優秀新人賞を受賞した。
2008年9月9日、3rdアルバム『The Quilt』をリリースし、アルバムチャートにて、初週に32000枚を売り上げ、初登場14位を記録した。
2008年以降、トラヴィーはじめメンバーが他アーティストの楽曲にフィーチャリングされるなど個人での活動も増え始める。2010年にはトラヴィーがソロ活動に専念し、この年バンドとしては活動休止期間となった。 トラヴィーは6月8日に初のソロアルバム『Lazarus』をリリース。ブルーノ・マーズをフィーチャリングした先行シングル「Billionaire」の大ヒットも重なり、結果的に初週に15000枚を売り上げ、全米アルバムチャートで初登場25位を記録し、ソロシンガーとしても成功を収めた。
2011年11月15日、4thアルバム『The Papercut Chronicles II』がリリースされた。全米アルバムチャートで初週に12000枚を売り上げ、初登場54位を記録した。アルバムからの1stシングル、アダム・レヴィーンをフィーチャリングした「"Stereo Hearts"」は大ヒットし、2012年のMuchMusic Video Awardsにて2部門にノミネートされた。その後も同アルバムからは「"Ass Back Home"」、「"The Fighter"」とヒットシングルが生まれ、それらはティーン・チョイス・アワード、MTV Video Music Awardsにノミネートされた。
アルバム発売後、プロモーション活動及びライブを一通り終えた後、バンドは再び休眠期間へと入った。トラヴィーはソロ活動の再開、他メンバーもスタジオミュージシャンやソロ、別バンドの活動や他ミュージシャンの楽曲への参加[3]といった個々の活動が長らく続けられたが、2017年にバンドのYouTubeアカウントが開設され、また翌2018年開催のミュージックフェス「Sail Across The Sun」への出演が発表された[4]。このフェスへの参加を皮切りに、同2018年7月より311、オフスプリングとの合同ツアーに参加し本格的に活動を再開した。ただし、この活動再開にエリックは参加せず、3人での活動が行なわれ、ライブ時にはサポートベーシストとしてラルフィー・バレンシアが参加している。
アワード
編集彼等がこれまでに、受賞・ノミネートされたアワード、部門は以下の通り。
開催 | アワード名 | 部門 | 結果 |
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2007年 | MTV Video Music Awards | Best Group | ノミネート |
Best New Artist | 受賞 | ||
MTV European Music Awards | Ultimate Urban | ノミネート | |
2012年 | MuchMusic Video Awards | International Video of the Year - Group | ノミネート |
Most Streamed Video of the Year | ノミネート | ||
ティーン・チョイス・アワード | Choice Music: Group | ノミネート | |
Choice Music Single by a Group | ノミネート | ||
Choice Summer Music Star Group | ノミネート | ||
MTV Video Music Awards | Best Video with a Message | ノミネート |
ディスコグラフィー
編集アルバム
編集発売日 | 全米ビルボードアルバムチャート最高位[5] | セールス | ||
2001年12月23日 | ||||
2005年1月22日 | ||||
2006年7月25日 | ||||
2008年9月9日 | Atlantic Records |
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2011年11月15日 | Atlantic Records |
シングル
編集発表 | 曲名 | 各チャート最高位 | 収録アルバム | |||||
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US Hot 100 | US Pop | UK | AUS | New Zealand | Irish | |||
2004年 | "Taxi Driver" | — | — | — | — | — | — | |
2005年 | "Papercuts" | — | — | — | — | — | — | |
"Cupid's Chokehold" (featuring Patrick Stump) | — | — | — | — | — | — | ||
2006年 | "The Queen and I" | — | 77 | 124 | — | — | — | |
"New Friend Request" | — | — | — | — | — | — | ||
"Cupid's Chokehold" (再リリース) (featuring Patrick Stump) | 4 | 1 | 3 | 14 | 6 | 3 | ||
2007年 | "Shoot Down the Stars" | — | — | — | — | — | — | |
"Clothes Off!!" (featuring Patrick Stump) | 46 | 35 | 5 | 12 | 13 | 7 | ||
2008年 | "Peace Sign/Index Down" (featuring Busta Rhymes) | — | — | — | — | — | — | |
"Cookie Jar" (featuring The-Dream) | 59 | 55 | 6 | 41 | — | — | ||
"Guilty as Charged" (featuring Estelle) | — | — | — | — | — | — | ||
2011年 | "Stereo Hearts" (featuring Adam Levine) | 4 | 1 | 3 | 4 | 3 | 4 | |
"Ass Back Home" (featuring Neon Hitch) | 12 | 5 | 9 | 1 | 11 | 10 | ||
2012年 | "The Fighter" (featuring Ryan Tedder) | 25 | 13 | 44 | 7 | 4 | 15 |
その他の作品
編集- 「Hed Candy」 - 1999年発表のインディーズEP。
- 「Greasy Kid Stuff」 - 2000年発表のインディーズEP。
- 「 The Papercut EP 」 - 2004年発表の1stEP。
- 「Patches From the Quilt」 - 2008年発表の2ndEP。
外部リンク
編集出典
編集脚注
編集- ^ a b c d Apar, Corey. Gym Class Heroes Biography - オールミュージック. 2024年8月22日閲覧。
- ^ a b Carey, Anna (17 November 2011). "Gym Class Heroes: The Papercut Chronicles II". The Daily Californian. 2024年8月22日閲覧。
- ^ “WHAT HAPPENED TO GYM CLASS HEROES?”. Altpress. (2016年8月19日) 2018年8月24日閲覧。
- ^ “Gym Class Heroesが再始動、来年開催のフェスへの出演が決定”. Altpress Japan. (2017年6月8日) 2018年8月24日閲覧。
- ^ “ビルボード・アルバムチャート”. billboard (billboard) 2009年4月4日閲覧。