ジャーメイン・ゴンザレス

ジャマイカの陸上競技選手 (1984 - )

ジャーメイン・ゴンザレスJermaine Gonzales1984年11月26日 ‐ )は、ジャマイカセント・キャサリン教区出身の陸上競技選手。専門は短距離走400mの自己ベストは44秒40の元ジャマイカ記録保持者。2011年大邱世界選手権男子4×400mリレーの銅メダリストである。

ジャーメイン・ゴンザレス Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Jermaine Gonzales
愛称 ゴンス[1]
国籍 ジャマイカの旗 ジャマイカ
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 400m
生年月日 (1984-11-26) 1984年11月26日(39歳)
出身地 ジャマイカの旗 セント・キャサリン教区
身長 185cm
体重 82kg
成績
オリンピック 400m 予選4組6着 (2012年)
4x400mR 予選失格 (2004年)
4x400mR 予選途中棄権 (2012年)
世界選手権 400m 4位 (2011年)
4x400mR 3位 (2011年)
地域大会決勝 英連邦競技大会
400m 3位 (2006年)
4x400mR 3位 (2006年)
最高世界ランク 400m 2位 44秒40 (2010年)
自己ベスト
200m 20秒79 (2012年)
400m 44秒40 (2010年)
獲得メダル
陸上競技
ジャマイカの旗 ジャマイカ
世界選手権
2011 大邱 4x400mR
英連邦競技大会
2006 メルボルン 400m
2006 メルボルン 4x400mR
世界ジュニア選手権
2002 キングストン 4x400mR
2002 キングストン 400m
中央アメリカ・カリブジュニア選手権
2002 ブリッジタウン 400m
2002 ブリッジタウン 4x400mR
カリフタゲームズ (U20)
2002 ナッソー 400m
2002 ナッソー 4x400mR
世界ユース選手権
2001 デブレツェン 400m
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経歴

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2001年7月、世界ユース選手権に出場すると、男子400m決勝で47秒51の自己ベスト(当時)をマークして3位に入り[2]、この種目ではジャマイカ勢初のメダルとなる銅メダルを獲得した。ジャマイカチームのアンカーを務めた男子メドレーリレーは1分52秒36の4位でメダルを逃した[3]

2002年7月、地元ジャマイカで開催された世界ジュニア選手権に出場すると、男子400m決勝で45秒84の自己ベスト(当時)をマークして銅メダルを獲得した[4]。ジャマイカチーム(セク・クラーク、ウサイン・ボルト、ジャーメイン・マイヤーズ、ゴンザレス)のアンカーを務めた男子4×400mリレーでは3分04秒06のジュニアジャマイカ記録を樹立しての銀メダル獲得に貢献した[5]

2006年3月、英連邦競技大会の男子400m決勝で45秒16の自己ベスト(当時)をマークし、ジョン・ステフェンセン(44秒73)、アレイン・フランシク(45秒09)に次ぐ3位に入り銅メダルを獲得した[6]。男子4×400mリレーはジャマイカチームのアンカーを務め、3分01秒94をマークしての銅メダル獲得に貢献した。自己ベストもこの年に44秒台へ突入した。

2010年6月12日、ソットヴィル=レ=ルーアンで開催された大会の男子400mにおいて44秒79の自己ベスト(当時)をマークし、2006年以来の44秒台を達成した[7]

2010年7月22日、ダイヤモンドリーグヘラクレスの男子400mを44秒40で制し、ダイヤモンドリーグ初勝利を挙げるとともに、Roxbert Martinが1997年7月21日にマークした44秒49のジャマイカ記録を0秒09更新した。この年の活躍が評価され、ジャマイカ陸上競技連盟が選出するジャマイカ年間最優秀男子選手賞(Golden Cleats Awards)を受賞した[8][1]

2011年8-9月、世界選手権の男子400mと4×400mリレーに出場。400mは自身初となるシニアの世界選手権ファイナリストになるも、決勝では3位のケヴィン・ボルレー英語版と0秒09差の44秒99で4位に終わり、惜しくもメダルを逃した。しかし、男子4×400mリレーはジャマイカチーム(Allodin Fothergill、ゴンザレス、リッカー・ヒルトン英語版レフォード・グリーン英語版)の2走を務め、3分00秒10をマークしての銅メダル獲得に貢献した。

自己ベスト

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種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
200m 20秒79 2012年5月9日   ジョージタウン
300m 32秒49 2010年5月27日   オストラヴァ
400m 44秒40 2010年7月22日   モナコ 元ジャマイカ記録

主要大会成績

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備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2001 世界ユース選手権 (en   デブレツェン 400m 3位 47秒51 自己ベスト
メドレーR 4位 1分52秒36 (4走)
2002 カリフタゲームズ (en
(U20)
  ナッソー 400m 優勝 46秒88
4x400mR 優勝 3分09秒21 (1走)
中央アメリカ・カリブ
ジュニア選手権 (en
  ブリッジタウン 400m 優勝 45秒80
4x400mR 優勝 3分07秒61 (4走)
世界ジュニア選手権   キングストン 400m 3位 45秒84 自己ベスト
4x400mR 2位 3分04秒06 (4走) ジュニアジャマイカ記録
2004 オリンピック   アテネ 4x400mR 予選失格 DQ (3走)
2006 英連邦競技大会 (en   メルボルン 400m 3位 45秒16 自己ベスト
4x400mR 3位 3分01秒94 (4走)
2009 世界選手権   ベルリン 4x400mR 予選2組5着 3分04秒05 (4走)
2011 世界選手権   大邱 400m 4位 44秒99 3位と0秒09差
4x400mR 3位 3分00秒10 (2走)
2012 オリンピック   ロンドン 400m 予選4組6着 46秒21
4x400mR 予選途中棄権 DNF (3走)

ダイヤモンドリーグ

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ダイヤモンドリーグの総合成績を記載。獲得ポイント欄の( )内は出場したポイント対象レースの数を意味する。

種目 総合順位 獲得ポイント
2010 400m 2位 14 (6レース)
2011 400m 2位 11 (5レース)

優勝したダイヤモンドリーグ個人種目の成績を記載。金色の背景はポイント対象レースを意味する。

大会 場所 種目 記録 備考
2010 ヘラクレス   モナコ 400m 44秒40 ジャマイカ記録
2011 アスレティッシマ   ローザンヌ 400m 45秒27
DNガラン   ストックホルム 400m 44秒69

脚注

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  1. ^ a b プーマアスリートであるジャーメイン・ゴンザレスが2010年ジャマイカ年間最優秀アスリートに選出”. プーマ (2011年1月14日). 2015年6月23日閲覧。
  2. ^ 第2回世界ユース選手権男子400m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月20日閲覧。
  3. ^ 第2回世界ユース選手権男子スウェーデンリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月20日閲覧。
  4. ^ 2002年世界ジュニア選手権男子400m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月20日閲覧。
  5. ^ 2002年世界ジュニア選手権男子4×400mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月20日閲覧。
  6. ^ Golden leap to Track”. 2006年コモンウェルスゲームズ (2006年3月22日). 2016年2月20日閲覧。
  7. ^ Sub-45 for Gonzales, Stewart injured in Sotteville”. 国際陸上競技連盟 (2010年6月13日). 2015年6月23日閲覧。
  8. ^ VIDEO: Gonzales, VCB voted JAAA’s Athletes of the Year”. Jamaica Observer (2011年1月14日). 2015年6月23日閲覧。

外部リンク

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記録
先代
Roxbert Martin
(44秒49)
1997年6月21日
男子400m
ジャマイカ記録保持者
(44秒40)

2010年7月22日 - 2015年8月23日
次代
ラシーン・マクドナルド
(43秒93)
2015年8月23日
受賞
前年
ウサイン・ボルト
ジャマイカ陸上競技連盟
年間最優秀男子選手賞

2010年
次年
ヨハン・ブレイク