ジョシュ・フィールズ (投手)

ジョシュア・デビッド・フィールズJoshua David Fields, 1985年8月19日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州マディソン郡ハル英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。代理人は、スコット・ボラス

ジョシュ・フィールズ
Josh Fields
ロサンゼルス・ドジャース時代
(2018年5月20日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ジョージア州マディソン郡ハル英語版
生年月日 (1985-08-19) 1985年8月19日(38歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2009年 MLBドラフト1巡目
初出場 2013年4月2日
年俸 $490,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入り前 編集

2007年MLBドラフト2巡目(全体69位)でアトランタ・ブレーブスから指名されたが、入団には至らなかった。

プロ入りとマイナー時代 編集

2008年MLBドラフト1巡目(全体20位)でシアトル・マリナーズから指名された。代理人にスコット・ボラスをつけ、2009年1月13日に入団合意した。

2011年5月にはAA級ジャクソン・ジェネラルズでプレーした。7月31日にエリック・ベダードと共に3球団が絡むトレードで、ボストン・レッドソックスへ移籍した[2]

アストロズ時代 編集

2012年オフにルール・ファイブ・ドラフトヒューストン・アストロズへ移籍した。

 
ヒューストン・アストロズ時代
(2013年7月30日)

2013年4月2日のテキサス・レンジャーズ戦でメジャーデビュー。この年は41試合に登板し、1勝3敗5セーブ、防御率4.97という成績を残した。与四球率は4.0を超えたが、投球イニングを超える三振を奪い、奪三振率は9.5であった。

2014年は登板機会が少し増加し、54試合でマウンドに登った。防御率は若干改善したが、依然として4.00台だった(4.45)。ただ、高い奪三振率は健在であり、11.5という高数値をマークした。

2015年、前年と同数の54試合に投げ、通算登板試合数が100を超えた。この年は成長を見せ、防御率が自身初の3.00台である3.55となった。また、WHIPも初めて1.20以下の1.15とし、シーズンで初めて勝ち越した(4勝1敗)。高い奪三振率は更に上昇し、11.9であった。

2016年はシーズン途中の時点で15試合に登板していたが、防御率6.89、WHIP1.66と不安定なピッチング傾向だった。

ドジャース時代 編集

2016年8月1日にヨルダン・アルバレスとのトレードで、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[3]。ドジャース加入後は復調し、22試合の登板で防御率2.79・1勝・WHIP1.45という成績を記録。アストロズとの合算では、37試合のリリーフ登板で防御率4.63・1勝無敗・WHIP1.54・奪三振率10.8という内容で、防御率と奪三振率の水準は過去のフィールズのシーズンと近似する数値におさまった。

2017年は57試合に登板、5勝0敗2セーブ、防御率2.84、WHIP0.97と登板数・勝ち星・防御率・WHIPの全てで自己最高の成績を残した。

2019年3月7日にDFAとなった後、10日に自由契約となった[4]

ブルワーズ傘下時代 編集

2019年3月19日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結んだ[5]。開幕から傘下のAAA級サンアントニオ・ミッションズでプレーしていたが、4月30日に自ら選んで契約を途中で放棄する「オプトアウト」を行使した。

レンジャーズ傘下時代 編集

2019年5月11日にレンジャーズとマイナー契約を結んだ[6]。傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズでプレーしていたが、6月29日に自由契約となった[7]

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2013 HOU 41 0 0 0 0 1 3 5 6 .250 160 38.0 31 8 18 4 0 40 0 0 21 21 4.97 1.29
2014 54 0 0 0 0 4 6 4 8 .400 231 54.2 50 2 17 3 2 70 0 0 29 27 4.45 1.23
2015 54 0 0 0 0 4 1 0 5 .800 209 50.2 39 2 19 3 1 67 1 0 20 20 3.55 1.15
2016 15 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 71 15.2 23 2 3 0 0 20 0 0 14 12 6.89 1.66
LAD 22 0 0 0 0 1 0 0 2 1.000 87 19.1 20 2 8 2 1 22 0 0 8 6 2.79 1.45
'16計 37 0 0 0 0 1 0 0 2 1.000 158 35.0 43 4 11 2 1 42 0 0 22 18 4.63 1.54
2017 57 0 0 0 0 5 0 2 15 1.000 223 57.0 40 10 15 1 1 60 1 1 19 18 2.84 0.97
2018 45 0 0 0 0 2 2 2 8 .500 154 41.0 28 4 11 1 0 33 0 0 10 10 2.20 0.95
MLB:6年 288 0 0 0 0 17 12 13 44 .586 1135 276.1 231 30 91 14 5 312 2 1 121 114 3.71 1.17
  • 2018年度シーズン終了時

背番号 編集

  • 50(2013年)
  • 35(2014年 - 2016年途中)
  • 46(2016年途中 - 2018年)

脚注 編集

  1. ^ Josh Fields Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2013年4月22日閲覧。
  2. ^ Red Sox acquire Bedard from Seattle
  3. ^ Weisman, Jon (2016年8月1日). “Dodgers acquire Josh Fields from Astros”. dodgers.com. 2016年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月8日閲覧。
  4. ^ Steve Adams (2019年3月10日). “Dodgers Claim Donnie Hart, Release Josh Fields” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年3月11日閲覧。
  5. ^ Steve Adams (2019年3月19日). “Brewers Sign Josh Fields” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年4月4日閲覧。
  6. ^ T.R. Sullivan (2019年5月11日). “Rangers sign veteran Fields to Triple-A deal” (英語). MLB.com. 2019年5月21日閲覧。
  7. ^ MLB公式プロフィール参照。2020年3月18日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集