ジョン・コフリン

アメリカのフィギュアスケート選手 (1985 - 2019)

ジョン・コフリン英語: John Coughlin, 1985年12月1日 - 2019年1月18日)は、アメリカ合衆国出身の男性フィギュアスケート選手(ペア)。パートナーはケイディー・デニーケイトリン・ヤンコウスカス、ブリジット・ナミオトカなど。

ジョン・コフリン
John COUGHLIN
Figure skating pictogram.svg
2011 Skate America Caydee DENNEY John COUGHLIN 3.jpg
2011年スケートアメリカでのデニーとコフリン
選手情報
生年月日 1985年12月1日
没年月日 (2019-01-18) 2019年1月18日(33歳没)
代表国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出生地 アメリカ合衆国カンザスシティ
身長 190 cm
パートナー ケイディー・デニー
元パートナー クリスタ・スミス
ケルシー・パーカー
ルーシー・ギャラー
ブリジット・ナミオトカ
ケイトリン・ヤンコウスカス
元コーチ ダリラ・サッパンフィールド
アレクサンドル・ウラソフ
ラウラ・アメリカ
イナ・マクラフリン
ベッキー・ブラッドレイ
ローレノ・イバラ
元振付師 ジュリー・マルコット
ダリラ・サッパンフィールド
パスカーレ・カメレンゴ
クリストファー・ディーン
ズザンナ・シュフェト
ジル・コスグローヴ
デイモン・アレン
マリナ・ズエワ
所属クラブ カンザスシティFSC
引退 2015年7月27日
ISUサイト バイオグラフィ
ISU パーソナルベストスコア
合計スコア 185.42 2012 四大陸選手権
ショート 63.52 2013 GPエリック杯
フリー 122.07 2012 四大陸選手権
獲得メダル
フィギュアスケート
四大陸選手権
2012 コロラドスプリングス ペア
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2011年、2012年全米フィギュアスケート選手権優勝。

経歴編集

2010-2011シーズン、ISUグランプリシリーズの中国杯で初の表彰台3位となる。全米選手権では、2010年2月に亡くなった母に捧げたプログラム「アヴェ・マリア」を家族の見守る中滑り切り、初優勝。四大陸選手権および世界選手権の代表に選出された。世界選手権では6位と健闘した。シーズン終了後、ヤンコウスカスとのパートナーシップを解消した[1]

2011-2012シーズン、新たにケイディー・デニーと組んで全米選手権の優勝経験者同士というペアを結成し、グランプリシリーズに出場した。全米選手権では異なるパートナーで2年連続優勝という快挙を果たし、四大陸選手権でも銀メダルを獲得した。

2012-2013シーズン、グランプリシリーズでは2戦連続で銅メダル。12月4日に左股関節の関節唇断裂の手術を行ったために全米選手権を欠場した[2]。実績により世界選手権の代表に選ばれていたが、次シーズンへの準備のために欠場を発表した[3]

2013-2014シーズン、全米選手権ではSP4位と出遅れFS1位で総合3位となるもソチオリンピックの代表には選ばれず、世界選手権の代表となった。しかしデニーの右足首の怪我により欠場を発表した[4]。6月初旬にはアイルランドダブリンで開催されたISU総会に、アスリートアンバサダーとして参加。6月24日、デニーの右足首の怪我のリハビリのために2014-2015シーズンの試合の欠場を発表した[5]

2015年7月27日、引退を発表した[6]

2017年3月31日、新設されたISUアスリートコミッションのシングル & ペア代表に選出された[7]

性的暴行の疑いと死編集

性的暴行の申し立てを受け、米国フィギュアスケート協会などから資格停止処分を受けた翌日の2019年1月18日に首を吊って自殺した姿で発見された[8][9]。33歳没[10]

主な戦績編集

大会/年 2003-04 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14
世界選手権 6 8
四大陸選手権 4 4 2
世界国別対抗戦 4
全米選手権 6 J 2 J 9 6 7 6 1 1 3
GPエリック杯 3
GPスケートアメリカ 6 4 3 4
GPロステレコム杯 3
GP NHK杯 4 5
GP中国杯 3
GPスケートカナダ 7
USクラシック 2
ネーベルホルン杯 6 3 2
アイスチャレンジ 1
世界Jr.選手権 4 4
JGPファイナル 5 6
JGPリベレツ 3
JGPスピンオブノルウェー 2
JGPクロアチア杯 1
JGPモントリオール 4
JGPグダニスク杯 5
JGP SBC杯 4

詳細編集

2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年1月5日-12日 全米フィギュアスケート選手権ボストン 4
65.40
1
136.03
3
201.43
2013年11月15日-17日 ISUグランプリシリーズ エリックボンパール杯パリ 4
63.52
3
120.49
3
184.01
2013年10月18日-20日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカデトロイト 6
62.06
4
120.37
4
182.43
2013年9月11日-15日 2013年USインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 3
61.66
2
126.81
2
188.47
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年11月9日-11日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 3
59.02
3
120.19
3
179.21
2012年10月19日-21日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカケント 3
60.75
3
117.47
3
178.22
2012年9月27日-29日 2012年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 2
57.29
2
121.61
2
178.90
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年4月19日-22日 2012年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 5
58.93
3
117.05
4
175.98
2012年3月26日-4月1日 2012年世界フィギュアスケート選手権ニース 7
62.48
8
117.89
8
180.37
2012年2月9日-12日 2012年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 2
63.35
2
122.07
2
185.42
2012年1月12日-14日 全米フィギュアスケート選手権サンノゼ 3
60.88
1
128.82
1
189.70
2011年11月11日-13日 ISUグランプリシリーズ NHK杯札幌 4
55.48
4
108.27
5
163.75
2011年10月21日-23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカオンタリオ 2
59.62
4
115.78
4
175.40
2011年9月21日-24日 2011年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 2
57.56
4
105.17
3
162.73
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年4月24日-5月1日 2011年世界フィギュアスケート選手権モスクワ 8
58.76
6
117.18
6
175.94
2011年2月15日-20日 2011年四大陸フィギュアスケート選手権台北 4
55.25
5
111.72
4
166.97
2011年1月23日-30日 全米フィギュアスケート選手権グリーンズボロ 1
64.30
1
124.15
1
188.45
2010年11月5日-7日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 3
57.86
3
108.86
3
166.72
2010年10月22日-24日 ISUグランプリシリーズ NHK杯名古屋 6
54.19
3
100.69
4
154.88
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年1月27日-28日 2010年四大陸フィギュアスケート選手権全州 4
56.10
3
101.39
4
157.49
2010年1月15日-16日 全米フィギュアスケート選手権スポケーン 2
62.09
6
102.74
6
164.83
2009年11月20日-21日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダキッチナー 6
52.42
7
91.19
7
143.61
2009年10月30日-31日 2009年アイスチャレンジグラーツ 1
58.19
1
104.95
1
163.14
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年1月18日-25日 全米フィギュアスケート選手権クリーブランド 4
56.09
8
97.58
7
153.67
2008年10月23日-26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカエバレット 6
48.40
6
93.30
6
141.70
2008年9月25日-26日 2008年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 5
51.26
7
82.22
6
133.48
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年1月20日-27日 全米フィギュアスケート選手権セントポール 6
52.09
6
101.71
6
153.80
2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年2月26日-3月4日 2007年世界ジュニアフィギュアスケート選手権オーベルストドルフ 4
50.76
4
90.63
4
141.39
2007年1月21日-28日 全米フィギュアスケート選手権スポケーン 7
50.91
8
95.97
9
146.88
2006年12月7日-9日 2006/2007 ISUジュニアグランプリファイナルソフィア 6
45.45
6
81.49
6
126.94
2006年10月19日-22日 ISUジュニアグランプリ リベレツリベレツ 3
47.53
7
73.87
3
121.40
2006年9月28日-10月1日 ISUジュニアグランプリ スピンオブノルウェーオスロ 4
43.59
2
81.26
2
124.85
2005-2006 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2006年3月6日-12日 2006年世界ジュニアフィギュアスケート選手権リュブリャナ 6
43.51
2
88.84
4
132.35
2006年1月7日-15日 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(セントルイス 5
46.45
2
92.47
2
138.92
2005年12月24日-27日 2005/2006 ISUジュニアグランプリファイナルオストラヴァ 8
42.18
5
81.91
5
124.09
2005年10月6日-9日 ISUジュニアグランプリ クロアチア杯ザグレブ 3
44.98
1
89.07
1
134.05
2005年9月22日-25日 ISUジュニアグランプリ モントリオールモントリオール 4
41.20
4
76.46
4
117.66
2003-2004 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2003年10月30日-11月2日 ISUジュニアグランプリ グダニスク杯グダニスク 7 5 5
2003年10月16日-19日 ISUジュニアグランプリ SBC杯岡谷 4 4 4

プログラム使用曲編集

シーズン SP FS EX
2013-2014[11][12] 映画『アナスタシア』より
作曲:デヴィッド・ニューマン
振付:ジュリー・マルコット

歌劇『トスカ』より
作曲;ジャコモ・プッチーニ
振付:ジュリー・マルコット、クリストファー・ディーン、ダリラ・サッパンフィールド
映画『カサブランカ』より
作曲:マックス・スタイナー
振付:ジュリー・マルコット

ミュージカル『オペラ座の怪人』より
作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー
振付:ジュリー・マルコット、パスカーレ・カメレンゴ
Save a Horse (Ride a Cowboy)
曲:Big & Rich
2012-2013 スウィングメドレー
by ビッグ・バッド・ブードゥー・ダディー、スウィング・キッズ
振付:ダリラ・サッパンフィールド

アランフエス協奏曲
作曲:ホアキン・ロドリーゴ
振付:パスカーレ・カメレンゴ
ミュージカル『オペラ座の怪人』より
作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー
振付:パスカーレ・カメレンゴ
サマータイム
作曲:ジョージ・ガーシュウィン
ボーカル:ファンタジア
2011-2012 テレビドラマ『エデンの東』より
作曲:リー・ホールドリッジ
誰も寝てはならぬ
作曲:ジャコモ・プッチーニ
マンボNo.5
ボーカル:ルー・ベガ
2010-2011 タンゴ・オブリビオン
作曲:アストル・ピアソラ
アヴェ・マリア
演奏:プラハ市フィルハーモニー管弦楽団
Brick House
曲:コモドアーズ
2009-2010 ピアノソナタK.545
作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
映画『パール・ハーバー』より
作曲:ハンス・ジマー
2008-2009 瀕死の白鳥
作曲:カミーユ・サン=サーンス
映画『ドラキュラ』より
作曲:ヴォイチェフ・キラール
2007-2008

脚注編集

参考文献編集