スタッド・ローラン・ギャロス

センターコート(フィリップ・シャトリエ・コート)
スザンヌ・ランラン・コート

シモーヌ・マチュー・コート
スタッド・ローラン・ギャロス(Stade Roland Garros[1])は、フランスの首都・パリの名所のブローニュの森にあるテニス競技場(テニスコート)。
解説編集
本競技場は、毎年5月から6月にかけて開催されるテニスの4大国際大会(グランドスラム)の1つ全仏オープンの会場でもある。4大大会で唯一、クレー(赤土=レンガの粉)コートを利用することでも知られており、他大会とは違った難易度を持つこの土は、故に現在まで幾多のドラマ的展開を生み出すことがあった。詳しくは全仏オープンの項目を参照されたいが、それらの逸話から「ローラン・ギャロスの赤土」は時に「赤い悪魔」などの名称で呼ばれることがある。名称のローラン・ギャロスは世界で初めて地中海横断飛行に成功した、フランスの英雄的パイロットの名前に由来し、全仏大会自体もまた「ローラン・ギャロス・トーナメント」(Le Tournoi de Roland Garros)とも呼称されることがある。
コートは24あり、センターコートは収容人数1.5万人でシングルスの決勝が行われるほか、1928年にはインターナショナルローンテニスチャレンジが行われた。そのためスタジアムにはデビスカップの銅像が立てられている。2024年パリオリンピックではテニスの会場として使用される。
- センターコート:コート・フィリップ・シャトリエ(収容人員 15,255)
- Aコート:コート・スザンヌ・ランラン(収容人員 10,056)
- Bコート:コート・シモーヌ・マチュー(収容人員 5,000)
- 1番コート:コート・アン(収容人員 3,802)