スピニングワールド (Spinning World) は、アメリカ産のサラブレッド競走馬種牡馬フランスアイルランドイギリスアメリカで走り、通算成績14戦8勝。おもな勝ち鞍は1996年アイリッシュ2000ギニー、1996年・1997年ジャック・ル・マロワ賞など。全14戦のうち13戦が芝1,600メートルまたは芝8ハロンと、マイル路線で活躍した。

スピニングワールド
フラクスマン・ホールディングスの勝負服
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 1993年
死没 -
Nureyev
Imperfect Circle
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Flaxmam Holdings Trust
馬主 Flaxman Holdings Ltd.
調教師 Jonathan E.Pease(フランス)
競走成績
生涯成績 14戦8勝
獲得賞金 4,305,000フラン
+121,772ポンド
+772,000ドル
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戦績

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1995年10月のヴィユポン賞でデビューし優勝。次走のサンロマン賞(フランスG3)にも勝ち、重賞初制覇。2歳時にはこの2戦のみで切り上げ休養に入った。

1996年4月に復帰し、フォンテンブロー賞(フランスG3)は無敗馬アシュカラニの3着。続くプール・デッセ・デ・プーラン(フランス2000ギニー)では最後の直線で不利を受けまたアシュカラニの2着に敗れた。アイリッシュ2000ギニーを快勝しG1競走初優勝。セントジェームズパレスステークスではスピニングワールド、アシュカラニに加えイギリス2000ギニー優勝馬マークオブエスティームも出走。3頭の各国2000ギニー優勝馬が顔を揃えた豪華なメンバーの中2番人気に支持されたが、6着と惨敗した。ちなみにこの競走に優勝したのは2000ギニー優勝馬たちではなく、4番人気のイギリス調教馬ビジューダンドだった。 2ヵ月後のジャック・ル・マロワ賞に優勝し、G1競走2勝目。続くムーラン・ド・ロンシャン賞ではまたもやアシュカラニに敗れ2着。結局生涯でアシュカラニに先着することはなかった。ブリーダーズカップ・マイルでは今度はダホスの2着となった。

1997年は5月のミュゲ賞(フランスG2)で優勝。だが続くロッキンジステークスでは4着と惨敗する。3ヵ月の休養を挟み、ジャック・ル・マロワ賞ではフランス2000ギニー優勝馬デイラミを、ムーラン・ド・ロンシャン賞では凱旋門賞を含むG1競走5勝のエリシオを抑えて優勝。ブリーダーズカップ・マイルにも優勝し、G1競走5勝目を挙げたのを最後に現役を引退した。

競走成績

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出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
1995.10.26 ロンシャン ヴィユポン賞 1600m 1着 3/4馬身 (Cachet Noir)
1995.11.22 エヴリ サンロマン賞 G3 芝1800m 1着 O.ペリエ 短首 (Luna Wells)
1996.04.21 ロンシャン フォンテンブロー賞 G3 芝1600m 3着 C.アスムッセン 4馬身 Ashkalani
1996.05.12 ロンシャン プール・デッセ・デ・プーラン G1 芝1600m 2着 C.アスムッセン 3/4馬身 Ashkalani
1996.05.26 カラ 愛2000ギニー G1 芝8f 1着 C.アスムッセン 2馬身 (Rainbow Blues)
1996.06.18 アスコット セントジェームズパレスS G1 芝8f 6着 C.アスムッセン 5馬身 Bijou d'Inde
1996.08.15 ドーヴィル ジャック・ル・マロワ賞 G1 芝1600m 1着 C.アスムッセン 1/2馬身 (Vetheui)
1996.09.08 ロンシャン ムーラン・ド・ロンシャン賞 G1 芝1600m 2着 C.アスムッセン 1 1/2馬身 Ashkalani
1996.10.26 ウッドバイン BCマイル G1 芝8f 2着 C.アスムッセン 1 1/2馬身 Da Hoss
1997.05.01 サンクルー ミュゲ賞 G2 芝1600m 1着 C.アスムッセン アタマ (Simon Du Desert)
1997.05.16 ニューベリー ロッキンジS G1 芝8f 4着 C.アスムッセン 6 1/2馬身 First Island
1997.08.17 ドーヴィル ジャック・ル・マロワ賞 G1 芝1600m 1着 C.アスムッセン 2馬身 (Daylami)
1997.09.07 ロンシャン ムーラン・ド・ロンシャン賞 G1 芝1600m 1着 C.アスムッセン 3馬身 (Helissio)
1997.11.08 ハリウッドパーク BCマイル G1 芝8f 1着 C.アスムッセン 2馬身 (Geri)

種牡馬

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引退後はアメリカやアイルランドなど各国で種牡馬として供用された。とくにオーストラリアでの活躍馬が目立つ。日本でも2000年にリース種牡馬として供用された。

日本国外調教馬

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など

日本調教馬

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ブルードメアサイアー

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血統表

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スピニングワールド血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ノーザンダンサー系

Nureyev
1977 鹿毛
父の父
Northern Dancer
1961 鹿毛
Nearctic Nearco
Lady Angela
Natalma Native Dancer
Almahmoud
父の母
Special
1969 鹿毛
Forli Aristophanes
Trevisa
Thong Nantallah
Rough Shod

Imperfect Circle
1988 黒鹿毛
Riverman
1969 鹿毛
Never Bend Nasrullah
Lalun
River Lady Prince John
Nice Lily
母の母
Aviance
1982 栗毛
Northfields Northern Dancer
Little Hut
Minnie Hauk Sir Ivor
Best in Show
母系(F-No.) (FN:8-f)
5代内の近親交配 Northern Dancer 2×4=31.25%、Nearco 4×5=9.38%、Nasrullah 4×5=9.38%、Hyperion 5×5=6.25%
出典
  1. ^ [2]
  • 4代母Best in Showからは世界中に牝系が広がっている。詳細は同馬の項を参照。

脚注

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  1. ^ a b スピニングワールド | キャロットクラブ”. carrotclub.net. キャロットクラブ. 2022年4月12日閲覧。
  2. ^ 血統情報:5代血統表|スピニングワールド(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年4月12日閲覧。

外部リンク

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