ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男
『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』（ダーク・ウォーターズ きょだいきぎょうがおそれたおとこ、Dark Waters）は、2019年のアメリカ合衆国のサスペンス映画。監督はトッド・ヘインズ。主演はマーク・ラファロ。共演はアン・ハサウェイ、ティム・ロビンス、ビル・キャンプ、ヴィクター・ガーバー、メア・ウィニンガム、ビル・プルマンなど。実話をもとに、環境汚染の実態を隠蔽していた巨大化学会社に闘いを挑むことになった弁護士を描いている[4]。
| ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 | |
|---|---|
| Dark Waters | |
| 監督 | トッド・ヘインズ |
| 脚本 |
マリオ・コレア マシュー・マイケル・カーナハン |
| 製作 |
マーク・ラファロ クリスティーン・ヴェイコン パメラ・コフラー |
| 製作総指揮 |
ジェフ・スコール ジョナサン・キング ロバート・ケッセル マイケル・スレッド |
| 出演者 |
マーク・ラファロ アン・ハサウェイ ティム・ロビンス ビル・キャンプ ヴィクター・ガーバー メア・ウィニンガム ビル・プルマン |
| 音楽 | マーセロ・ザーヴォス |
| 撮影 | エドワード・ラックマン |
| 編集 | アフォンソ・ゴンサウヴェス |
| 製作会社 |
パーティシパント キラー・フィルムズ |
| 配給 |
 フォーカス・フィーチャーズ[1] キノフィルムズ |
| 公開 |
2019年11月22日 2021年12月17日[2] |
| 上映時間 | 126分 |
| 製作国 |
アメリカ合衆国 |
| 言語 | 英語 |
| 興行収入 |
 $11,136,084[3] $23,108,017[3] |
ストーリー編集
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
弁護士のロバート・ビロットは、農場経営者ウィルバー・テナントから村で連続して起きている不審死の調査を頼まれる。ビロットはテナントに、不審死は化学企業のデュポンが化学物質（C8）を川や土壌に流出させ、生活水が汚染されていることが原因であると明かされる。調査を始めたビロットは、デュポンが環境汚染を認識しながら隠蔽していることに気付き、訴訟に踏み切ることにした。だが、アメリカ合衆国を代表する大企業のデュポンに戦いを挑むのはビロットにとって無謀な挑戦を意味していた。部下や上司からの支持も失ったビロットは、デュポンからの脅迫で身に危険が迫る中、真実を明らかにするため、さらに訴訟に身を投じていく[5]。
キャスト編集
- ロバート・ビロット - マーク・ラファロ
- サラ・ビロット - アン・ハサウェイ
- トム・タープ - ティム・ロビンス
- ウィルバー・テナント - ビル・キャンプ
- フィル・ドネリー - ヴィクター・ガーバー
- ダーリーン・カイガー - メア・ウィニンガム
- ハリー・ディーツラー - ビル・プルマン
- ジェームズ・ロス - ウィリアム・ジャクソン・ハーパー
- カーラ・ファイファー - ルイーザ・クラウス
- カレン・フランク医師（声） - エリザベス・マーヴェル
製作編集
2018年9月21日、トッド・ヘインズがマシュー・マイケル・カーナハンの脚本から『Dry Run』を監督することが発表された。本作はマーク・ラファロとパーティシパント・メディアによって製作された[6]。2018年11月、ラファロが主演も務めることが決定した[7]。
2019年1月、アン・ハサウェイ、ティム・ロビンス、ビル・キャンプ、ヴィクター・ガーバー、メア・ウィニンガム、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、ビル・プルマンがキャストに加わり、クリスティーン・ヴェイコンとパメラ・コフラーがキラー・フィルムズの下でプロデューサーに加わった[8]。
撮影編集
公開編集
本作はアメリカで、2019年11月22日に公開された[10]。
評価編集
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは236件のレビューで支持率は89%、平均点は7.3/10、批評家の一致した見解は「『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』はひどく腹立たしい不正行為の実話を力強く伝えることで、被害者に敬意を表し、且つ加害者に正面から責任を負わせている。」となった[11]。Metacriticでは38件のレビューを基に加重平均値が73/100となった[12]。
出典編集
- ^ Kay, Jeremy (2018年10月23日). “Mark Ruffalo, Sarah Paulson projects join Lionsgate International AFM slate (exclusive)” (英語). Screen Daily 2019年2月9日閲覧。
- ^ “マーク・ラファロが巨大企業の隠蔽を暴く…アン・ハサウェイら共演『ダーク・ウォーターズ』12月公開”. シネマトゥデイ. (2021年9月29日) 2021年10月2日閲覧。
- ^ a b “Dark Waters” (英語). Box Office Mojo. IMDb. 2022年11月28日閲覧。
- ^ “ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男”. WOWOW. 2022年11月28日閲覧。
- ^ “Lawyer who took on DuPont has book coming out” (英語). Associated Press. (2019年7月10日) 2019年9月18日閲覧。
- ^ N'Duka, Amanda (2018年9月21日). “'Carol' Helmer Todd Haynes To Direct 'Dry Run' Drama For Participant Media” (英語). Deadline 2018年9月22日閲覧。
- ^ Wiseman, Andreas (2018年11月8日). “Mark Ruffalo To Star In Participant Media’s Todd Haynes Pic About DuPont Pollution Scandal” (英語). Deadline 2019年9月30日閲覧。
- ^ a b Wiseman, Andreas (2019年1月9日). “Anne Hathaway, Tim Robbins, More Join Mark Ruffalo In Todd Haynes-Participant Drama About DuPont Pollution Scandal” (英語). Deadline Hollywood 2019年1月9日閲覧。
- ^ “Shooting for film starring Mark Ruffalo, Anne Hathaway begins in Hamilton Monday” (英語). Local112.com (2019年1月11日). 2019年1月11日閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (2019年8月26日). “Todd Haynes' 'Dark Waters' Will Start To Bubble In Late Fall” (英語). Deadline Hollywood 2019年8月26日閲覧。
- ^ "Dark Waters". Rotten Tomatoes (英語). Fandango Media. 2022/11/28閲覧。
|access-date=の日付が不正です。 (説明) - ^ "Dark Waters" (英語). Metacritic. Red Ventures. 2022年6月6日閲覧。
外部リンク編集
- 公式ウェブサイト（英語）
- 公式ウェブサイト（日本語）
- 公式ウェブサイト - キノフィルムズ（日本語）
- 公式ウェブサイト - Participant（英語）
- ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 - allcinema
- ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 - KINENOTE
- Dark Waters - IMDb（英語）
- Dark Waters - Rotten Tomatoes（英語）
- Dark Waters - Metacritic（英語）