デイブ・グリーンフィールド
デイヴィッド・ポール・グリーンフィールド(David Paul Greenfield、1949年3月29日 - 2020年5月3日)はイギリスのミュージシャン。ストラングラーズのキーボーディストとして知られる。イギリス・ブライトン出身。
デイブ・グリーンフィールド Dave Greenfield | |
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![]() フランス、エルヴィル=サン=クレールにて。画像右側はギタリストのバズ・ウォーン(2007年4月) | |
基本情報 | |
出生名 | David Paul Greenfield |
生誕 | 1949年3月29日 |
出身地 |
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死没 | 2020年5月3日(71歳没) |
ジャンル |
パンク・ロック ニュー・ウェイヴ ポストパンク プログレッシブ・ロック |
職業 | ミュージシャン |
担当楽器 | キーボード、シンセサイザー、電子オルガン、エレクトリックピアノ、ボーカル |
活動期間 | 1960年代後半 - |
共同作業者 |
ストラングラーズ Rusty Butler |
来歴 編集
ストラングラーズのメンバーとなる前にRusty Butlerというプログレッシブ・ロックバンドでキーボードを担当していた。1974年、留学先のスウェーデンからイギリスに帰国したヒュー・コーンウェル(ギター、ボーカル)はジェット・ブラック(ドラムス)、ジャン=ジャック・バーネル(ベース、ボーカル)とともにストラングラーズを結成していたが、バンドにキーボード奏者を加えたいとも考えていた。そこで「メロディ・メイカー」誌にキーボード奏者募集の広告を出し、それを見て応募してきたのがグリーンフィールドだった。
お互いの演奏スタイル、音楽性を一遍に気に入り、意気投合した彼は即座にストラングラーズに加わることを決断した。盟友のバーネル、ブラックとともにストラングラーズの息の長い活動を支えた。
プレイスタイル 編集
それまでにいくつかのバンドやドイツのパブなどでの演奏経験のある彼であったが、音楽的ルーツはクラシックにある。彼はかつて音楽大学に学ぶ学生であった。そのため彼の弾くハモンドオルガンを中心に構成したキーボードが奏でる旋律は、デビューアルバム『野獣の館』、セカンドアルバム『ノー・モア・ヒーローズ』において、クラシックを土台にした旋律にブルース的なテクニックを駆使するアレンジが多くみられた。
パンク・ロックアルバムの最高峰の1枚ともいわれるサードアルバム『ブラック・アンド・ホワイト』ではハモンドオルガンは鳴りを潜め、シンセサイザーによるエキセントリックな旋律もみられたが、その後4枚目以降のアルバムでは耽美的な旋律が多くなり、かつキーボードの露出が強くなったことが、この頃のストラングラーズのカラーとなって、過激な音楽性やスタイルを求めていた「ボーイたち」と呼ばれる初期のファンが少なからず離れていった。
その他 編集
関連項目 編集
脚注 編集
- ^ “ストラングラーズのデイヴ・グリーンフィールドさんが新型コロナで死去 71歳”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2020年5月5日) 2020年5月5日閲覧。