メインメニューを開く

NTTドコモ代々木ビル

ドコモタワーから転送)

NTTドコモ代々木ビル(エヌ・ティ・ティ ドコモ よよぎビル、英称:NTT Docomo Yoyogi Building)は東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目にあるNTTドコモ超高層ビル。通称ドコモタワー

NTTドコモ代々木ビル
NTT Docomo Yoyogi Building
NTT DoCoMo Yoyogi Building 2009 cropped.jpg
NTTドコモ代々木ビルの位置(東京都区部内)
NTTドコモ代々木ビル
情報
用途 電気通信事業用建物・事務所店舗[1]
設計者 NTTファシリティーズ[1]
施工 鹿島建設大林組フジタ・共立建設・東急建設淺沼組鉄建建設JV[1]
建築主 レールシティ東開発
事業主体 NTTドコモ
構造形式 鉄骨造、地下部鉄骨鉄筋コンクリート造[1]
敷地面積 6,273.19 m² [1]
建築面積 2,832 m² [1]
延床面積 51,122 m² [1]
階数 地上27階 地下3階 塔屋1階[1]
高さ 240,000 mm[1]
エレベーター数 11基[1]
駐車台数 130台[1]
着工 1997年12月[1]
竣工 2000年9月[1]
所在地 151-8520
東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目24番3
座標 北緯35度41分6秒 東経139度42分12秒 / 北緯35.68500度 東経139.70333度 / 35.68500; 139.70333座標: 北緯35度41分6秒 東経139度42分12秒 / 北緯35.68500度 東経139.70333度 / 35.68500; 139.70333
テンプレートを表示

概要編集

NTTドコモは1990年代半ば、携帯電話の急激な普及を見込み、都内と埼玉県周辺をカバーする新たな中継基地を建設する方針を決定した。立地場所は都心部でないと意味がないため、それを前提に建設地を探し求めていた所、たまたま旧国鉄の新宿貨物駅の跡地が見つかり[2]1997年12月に工事に着手。2000年9月に竣工した[1]。都内のビルの中ではミッドタウンタワー虎ノ門ヒルズ東京都庁第一本庁舎に次いで4番目の高さを誇る。

エンパイアステートビルなどの、1930年代に建てられたニューヨークの摩天楼を思わせるデザインが特徴であり、いつしか「新宿のエンパイアステートビル」と呼ばれるようになった[2]。このデザインにより周辺のビルより目立ち、高速道路を走る車の中からや曇っているときでも視認できる。当初、東京タワーのような鉄塔を街中に建てる案も検討されたが、機能性と街並みの調和を追求した結果[2]、建物と鉄塔が一体の建築物が建てられることになり、都市環境に新たな印象を与える「Sky Tower」が誕生した[3]

おおむね三角形をした敷地は、二辺が道路に接して、その交点には開発条件で公園が配置され、道路に沿っては歩道状空地や広場状空地となっている[3]。新宿貨物駅の跡地に建設されたことから、建築主は日本国有鉄道清算事業団の関連会社だったレールシティ東開発である。

建物内部は携帯電話用の通信機器が設置された機械室と代理店向けのコールセンターが入居する事務室が存在する。一般の商業ビルと異なりNTTドコモの自社業務用のビルであり、関係者以外の立ち入りはできない。なお、NTTドコモの本社は千代田区山王パークタワーにあり、代々木ビルは本社ビルではない。

別館となる「アネックスI」には松電通信(パナソニックグループで、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製ドコモ向け携帯電話機の修理などを行う会社)が運営する代理店のドコモショップ代々木店が入居している。
その他、アネックス棟にはフレッシュネスバーガーやよい軒中華料理鹿児島料理ベトナム料理、魚介料理、等の飲食店が入居している。

構造編集

建物のスケールとしては、地上50階ほどの高さがあるが、ビルとしての構造を持つのは、全体のうち下半分程度(地上25階)まで[4]。14階までがオフィススペースであり、15階から25階までは、通信設備などが設置されている機械室になっている。25階相当部分が、普通のビルでいう「屋上」に相当する。

残りの上層部は、マイクロ波アンテナを設置するための尖塔部分で、鉄骨に外壁が貼られているだけで、内部は空洞である。アンテナを何基も設置するために階段状になっている。エレベータは無いので、50階に相当する部分まで階段で上り、屋根もないので雨の日は雨具がいる。この構造のため、25階相当部分より上の建設では、通常のビル建築で使われるフロアクライミングクレーン(ビルのフロア上に設置し、建物の進捗に併せてクレーンベースも上昇するタワークレーン)が設置できず、当時としては日本一となる200メートルの高さまで地上から直接クライミングクレーンを伸ばすという、異例の工法が採用された[5]

このビルの頂上にあるのは、ビルの一部としてIUKが建設した1.85tデリックである[6](俗に「クレーン」と呼ばれるが厳密には違う。またビル建築用の仮設タワークレーンでもなく、本設のデリックである)。32mあり、アンテナの方向などを修正するためや、下階層からの機材の吊り上げに使われている。ビルの高さにデリックを含めると272mとなり、東京スカイツリー東京タワーに次いで東京で3番目の高さの建築物となる。

落成当初は、展望ロビーがあると勘違いして訪れる観光客のために、「当ビルには展望室はありません」との張り紙が出されていた。

大時計編集

北側には直径約15mの大時計がある。2002年にNTTドコモ設立10周年を記念して設置された。シチズングループのシチズンTICが作成し、時針、分針ともに約1トンあるという。尚、当ビルはサウジアラビアのメッカにアブラージュ・アル・ベイト・タワーズ(高さ601メートル)が2011年に完成するまでは世界一高い時計台であった。

ビル外観画像ギャラリー編集

脚注編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『新建築』 2001年2月号 p.248
  2. ^ a b c 「東京・新空間 17 NTTドコモ代々木ビル 携帯の電波を中継」『読売新聞』都民版 2001年8月23日
  3. ^ a b 『新建築』 2001年2月号 p.209
  4. ^ “Mobile NEWS FOMAを支えるドコモタワーに潜入”. ITmedia. (2003年9月19日). https://www.itmedia.co.jp/mobile/0309/19/n_yoyogi.html 2019年9月6日閲覧。 
  5. ^ 現場から 鹿島組
  6. ^ 第29期中間事業報告書 IUK

関連項目編集

外部リンク編集