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ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック

ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック(New Kids On The Block、略してNKOTBとする場合もある)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州出身の5人組ボーイ・バンド。モーリス・スターによって1984年に結成され、1994年に解散した。ビルボードの全米シングルチャート第1位に輝いた「Step by Step」は世界的大ヒットを収め、日本でもよく知られる代表作である。2008年4月4日、正式に再結成を発表。新しいスタジオアルバムのリリースとワールドツアーを行った。

New Kids On The Block
New Kids on the Block.JPG
(2009年)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
マサチューセッツ州ボストン
ジャンル ポップ・ミュージック
活動期間 1984年 - 1994年
2008年 -
レーベル ソニー BMG
インタースコープ・レコード
ユニバーサルミュージック
公式サイト official website
official twitter
メンバー ドニー・ウォルバーグ
ダニー・ウッド
ジョー・マッキンタイア
ジョーダン・ナイト
ジョナサン・ナイト
旧メンバー マーク・ウォールバーグ
ジェイミー・ケリー

メンバー編集

  • ドニー・ウォルバーグ1969年8月17日生まれ。解散後は俳優へ転身、映画やTVドラマに出演していた。
  • ダニー・ウッド1969年5月14日生まれ。解散後はプロデュース業を行うかたわら、2003年よりソロシンガーとしても活動。
  • ジョー・マッキンタイア1972年12月31日生まれ。1999年にソロデビュー、TVや舞台にも出演している。
  • ジョーダン・ナイト1970年5月17日生まれ。ジョーと同じく1999年にソロデビュー。
  • ジョナサン・ナイト1968年11月29日生まれ。ジョーダンの実兄。解散後はショウビズ界を離れ不動産開発業を営んでいた。

旧メンバー編集

略歴編集

結成からデビューまで編集

1980年代初めに黒人R&Bグループニュー・エディションを発掘したプロデューサーのモーリス・スターは、白人版ニュー・エディションの結成を思いつく。歌って踊れる白人の子供を捜して地元ボストンの学校やタレントショウをまわり、1984年に15歳のドニー・ウォールバーグに出会う。その場でドニーはスターにラップを披露し、グループ最初のメンバーとなった。ドニーの友人であるジェイミー・ケリー、14歳のジョーダン・ナイト、兄の16歳のジョナサン・ナイト、15歳のダニー・ウッドもグループに参加し、学校が終わるとスターのスタジオに集まり歌と踊りのレッスンに励んだ。当初ドニーの弟のマークも参加していたがすぐに脱退、ジェイミーも学業専念を理由に数ヶ月で脱退したため、スターは新しいメンバーを探すこととなった。12歳のジョー・マッキンタイアが参加、ナヌーク(Nynuk)というグループ名で学校やイベント等でパフォーマンスを行うようになった。やがてスターはコロムビア・レコードにグループを売り込み、契約に成功する。しかしグループ名を変更するように言われ、ドニーが書いたラップ曲のタイトル「New Kids On The Block」をグループ名とすることとなった。

成功編集

1986年4月にデビューアルバム「New Kids On The Block」をリリースするが、セールスは失敗に終わる。グループはショッピングモールやクラブなどでの下積みを続けながら、次のアルバム制作に取り掛かる。1988年2月にセカンドアルバム「Hangin' Tough」をリリース。あるラジオ局がファーストシングル「Please Don't Go Girl」を取り上げ、ラジオで流し続けたことにより人気が出始める。同じ頃、ニューヨークのアポロ・シアターでパフォーマンスを行い大成功を収める。その後、当時人気のあった歌手ティファニーの全米ツアーの前座を務めたことにより人気が爆発、ツアー途中でグループがメインアクトになり、ティファニーが前座になるという事態まで起こった。セカンドシングル「You Got It (The Right Stuff)」は全米チャート3位、続く「I'll Be Loving You (Forever)」「Hangin' Tough」は1位を記録。第16回アメリカン・ミュージック・アワードでは、最優秀ポップ・ロック・アルバム、最優秀ポップ・ロック・グループの2冠を達成した。

バッシング編集

1990年5月にはサードアルバム「Step By Step」をリリース、同名のファーストシングルも1位を記録する。ファンクラブの会員は全世界で10万人以上、一日に届くファンレターは3000通を数えた。チャリティ等へも積極的に参加、No Drug/Stay School などのメッセージを掲げ十代のロールモデルをはたす一方で、あまりのファンの過熱ぶりやマスメディアへの露出過多、大企業によるツアーのスポンサーシップなどから、批判の声も聞かれるようになった。1991年頃よりグループはアメリカでのツアーを控えてヨーロッパやアジアでのワールドツアーを行った。また、メンバーのドニーが弟のグループをプロデュースするなど、グループ以外の活動も行うようになった。同時期に松田聖子のシングル「THE RIGHT COMBINATION」へ参加。ドニーがデュエット相手を、他メンバーがバックコーラスを務めている。

1992年初めに約1年ぶりのシングル「イフ・ユー・ゴー・アウェイ (If You Go Away)」をリリースする。同じ頃、かつてのスタッフが「セカンドアルバムの80%はプロデューサーが歌っておりグループが歌っているのは20%にしかすぎない」と発言。初めは取り合わなかったが、マスコミがこれを大きく報道し大騒動となった。そのため、ツアー先のオーストラリアから急遽帰国してArsenio Hall Showに出演、インタビューとパフォーマンスを行い報道を完全に否定した。同年4月、長期にわたるツアーを終了し各自休養に入った。

再出発、そして解散編集

休養後、グループはスタジオに戻り新しいアルバムの制作に取り掛かる。グループ結成以来のプロデューサーと決別し、テディ・ライリーやウォルター・アファナシェフ等にプロデュースを依頼、また各メンバーも積極的に曲作りに参加した。グループ名も「NKOTB」と改め、1994年1月にアルバム「Face The Music」をリリースする。ファーストシングルの「Dirty Dawg」はそれまでの彼らのイメージとはかけ離れた内容で、プロモーションビデオは一部のテレビ局で放映禁止となった。セカンドシングル「Never Let You Go」はチャートにすら入らなかった。それまでに作り上げられたクリーンなアイドルグループのイメージを払拭できず、いわゆるティーンアイドルから大人のアーティストへの移行は失敗した形となった。アルバム発売後、小規模なツアーをアメリカとヨーロッパで行うが、途中でメンバーのジョナサンが脱退、これがきっかけとなり1994年6月にグループは解散した。

再結成の試み編集

1999年にMTVがMTVビデオ・ミュージック・アワードでの再結成パフォーマンスを、2001年にはVH1の番組Band Reunitedが一夜限りの再結成を依頼するが、グループによる自発的な再結成ではないため実現しなかった。

2007年12月にファンが所有していたドメインnkotb.comを譲り受け、2008年1月26日にグループのオフィシャルサイトがオープン。同日、ピープル誌がグループの再結成を報じる。

2008年4月4日、NBCのToday Showに5人揃って出演し再結成を発表した。2008年5月13日に先行シングル「Summertime」、9月2日にアルバム「The Block」をリリース。

ワールドツアー日程: 2008年9月~12月 アメリカ・カナダ・メキシコ、2009年1月~2月 イギリス・アイルランド・ドイツ・フランス・オランダ、3月~4月 アメリカ・カナダ、6月~7月 アメリカ・カナダ、8月 オーストラリア(キャンセル)、2010年5月~6月 アメリカ・カナダ、2012年6月 アルゼンチン・ブラジル・チリ・ペルー・メキシコ

Backstreet Boysとのジョイントツアー「NKOTBSB Tour」: 2011年6月~7月 アメリカ・カナダ、 2012年4月~6月 イギリス・アイルランド・オランダ・ベルギー・スイス・ドイツ・デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・オーストラリア・インドネシア・フィリピン

2014年10月9日、ハリウッドの殿堂入りを果たし、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムにて、メンバー全員が参加して星形プレートを埋めこむセレモニーが行われた。

ディスコグラフィー編集

アルバム編集

タイトル アルバム詳細 チャート最高位 認定
US
[1]
AUS
[2]
AUT
[3]
CAN
[4]
GER
[5]
NLD
[6]
NZ
[7]
SWE
[8]
SWI
[9]
UK
[10]
1986 New Kids on the Block
  • 発売日: 1986年4月1日
  • レーベル: Columbia
  • 全米売上: 300万枚[11]
25 17 6
1988 Hangin' Tough
  • 発売日: 1988年9月6日
  • レーベル: Columbia
  • 全米売上: 800万枚[11]
1 7 8 2 4 33 3 19 2
1990 Step by Step
  • 発売日: 1990年6月5日
  • レーベル: Columbia
  • 全米売上: 300万枚[11]
1 4 6 1 1 11 1 12 8 1
  • US: 3× プラチナ[11]
  • AUS: ゴールド[14]
  • AUT: プラチナ[15]
  • CAN: 7× プラチナ[12]
  • GER: プラチナ[16]
  • SWE: ゴールド[17]
  • SWI: プラチナ[18]
  • UK: プラチナ[13]
1994 Face the Music
  • 発売日: 1994年2月25日
  • レーベル: Columbia
  • 全米売上: 13.8万枚[19]
37 18 38 34 44 72 46 38 36
2008 The Block
  • 発売日: 2008年9月2日
  • レーベル: Interscope
  • 全米売上: 33.2万枚[20]
2 81 69 1 21 73 16
  • CAN: ゴールド[12]
2013 10
  • 発売日: 2013年4月2日
  • レーベル: The Block, Boston Five
  • 全米売上: 4.8万枚[21]
6 59 8 45 39 47
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。

CM編集

来日公演編集

東京ドーム公演はテレビ朝日で放送された。ワールドツアーでは世界各国でコンサートを行い、メンバー最年少のジョーは家庭教師を同行させていた。 コンサートの他、1988年秋・1989年春・1993年秋にプロモーション等のため来日している。

その他編集

アメリカではアニメになり放送され、日本でもビデオが発売された。 原宿の竹下通りに「NEW KIDS STATION」というアンテナショップがあった。そこにはメンバーの親などが来て握手会が行われた。

1989年のシングル「This One's For The Children」の売り上げは、UCP(全米脳性麻痺協会)に全額寄付された。

脚注編集

  1. ^ US Billboard 200 Albums”. AllMusic. 2014年12月6日閲覧。
  2. ^ Australian chart peaks:
  3. ^ Austrian Albums” (German). austriancharts.at. Hung Medien. 2014年12月6日閲覧。
  4. ^ Canadian Albums”. RPM Canada. 2014年12月6日閲覧。
  5. ^ German Albums”. Charts.de. Media Control Charts. 2014年12月6日閲覧。
  6. ^ Dutch Albums”. GfK Dutch Charts Hung Medien. 2014年12月6日閲覧。
  7. ^ New Zealand Albums”. charts.org.nz. Hung Medien. 2014年12月6日閲覧。
  8. ^ Swedish Albums”. swedishcharts.com Hung Medien. 2014年12月6日閲覧。
  9. ^ Swiss Albums”. swisscharts.com Hung Medien. 2014年12月6日閲覧。
  10. ^ Official Charts > New Kids on the Block”. Official Charts Company. 2016年11月17日閲覧。
  11. ^ a b c d e f US Certifications”. Recording Industry Association of America. 2014年12月6日閲覧。
  12. ^ a b c d Canadian Certifications”. RPM. 2014年12月6日閲覧。
  13. ^ a b c "[1]". British Phonographic Industry. Retrieved on 9th November 2014. Note: User needs to enter "New Kids On The Block" in the "Search" field, "Artist" in the "Search by" field and click the "Go" button. Select "More info" next to the relevant entry to see full certification history.
  14. ^ a b Ryan, Gavin (2011). Australia's Music Charts 1988–2010. Mt. Martha, VIC, Australia: Moonlight Publishing. 
  15. ^ a b Austrian Certifications”. International Federation of the Phonographic Industry. 2010年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月6日閲覧。
  16. ^ a b German Accreditations”. musikindustrie.de. 2013年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月6日閲覧。
  17. ^ Swedish Certifications”. International Federation of the Phonographic Industry. 2011年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月6日閲覧。
  18. ^ Swiss Certifications”. Swiss Hitparade. 2014年12月6日閲覧。
  19. ^ Harding, Cortney (2008年6月8日). “Reunited New Kids On The Block ignite passions”. Reuters. 2013年4月14日閲覧。
  20. ^ Lipshutz, Jason (2013年4月2日). “New Kids on the Block's Knight: Band Has 'Gone Back Home On This Album'”. Billboard. 2013年4月13日閲覧。
  21. ^ Trust, Gary (2013年4月11日). “New Kids On The Block: Staying 'Together Forever' (Video)”. Billboard. 2013年4月13日閲覧。

外部リンク編集