バックドラフト (アトラクション)

ユニバーサル・パークス&リゾーツのアトラクション

バックドラフト: Backdraft)は、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドユニバーサル・スタジオ・ジャパンサンフランシスコ・エリアで運営されていた1991年公開の同名の映画に基づいたショー・アトラクションである。2023年5月に廃止された。

バックドラフト
アトラクションのエントランス(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン / 2020年)
アトラクション(ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド / 2006年)
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド
エリアロウアー・ロット
座標北緯34度08分28.5秒 西経118度21分24.7秒 / 北緯34.141250度 西経118.356861度 / 34.141250; -118.356861
状態閉鎖
オープン1992年7月1日 (31年前) (1992-07-01)
クローズ2010年7月11日 13年前 (2010-07-11)
Replaced byトランスフォーマー・ザ・ライド3D(2012年5月25日 - )
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
エリアサンフランシスコ・エリア
座標北緯34度39分50.0秒 東経135度25分55.2秒 / 北緯34.663889度 東経135.432000度 / 34.663889; 135.432000
状態閉鎖
オープン2001年3月31日 (23年前) (2001-03-31)
クローズ2020年9月14日 3年前 (2020-09-14)
主なデータ
種類 ショー・アトラクション(ファイヤー・エフェクト・ショー)
製造者 ユニバーサル・クリエイティブ
テーマ バックドラフト
ショーごとの収容数 240名(車イス・電動車イススペース5台 / 日本)
所要時間 約20分(メインショー約8分)
アシスティング‧ドック 同伴可能
ウィッグ 着用可能
チャイルドスイッチ 利用可能
バリアフリー・アクセス 車椅子に対応

過去に存在していたパーク 編集

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド 編集

1992年7月1日ロウアー・ロットにオープンし、2010年4月11日にクローズした。

後身のアトラクションとして、2012年5月25日に「トランスフォーマー・ザ・ライド3D」がオープンした。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 編集

パークの開園と同時に、サンフランシスコ・エリアにオープンした。オープン当時は、三井住友カードが協賛していた。その後、2013年9月30日から2021年6月23日まで、パークの「オフィシャル・トラベル・パートナー」となったJTBが協賛していた[1]

このアトラクションは2020年9月から休止状態が続いていたが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは2023年5月に営業再開せずにそのまま終了することを発表した[2]

ストーリー 編集

ゲストは、映画『バックドラフト』の撮影が行われているサウンドステージ(日本版では、ステージ30)に入場する。

1つ目のステージ
映画『バックドラフト』の監督であるロン・ハワードのインタビュー映像が上映される。
2つめのステージ
日本版では化学工場屋外のセットとなっており、カメラの技術リハーサルとして、火災発生シーンの撮影が行われている様子を見学する。ハリウッド版では、1つ目のステージ同様にサウンドステージとなっている。ここでは、同作に出演したスコット・グレン(ジョン・アドコックス 役)とカート・ラッセル(スティーブン・マカフレイ / デニス・マカフレイ 役)のインタビュー映像が上映される。
3つ目のステージ
化学工場内部のセットへと入り、実際に「バックドラフト現象」を体験する。

登場人物 編集

ロン・ハワード(Ron Howard
声 - 平田広明
映画『バックドラフト』で実際に監督を務めた映画プロデューサー。アトラクションでは、1つ目のステージで同作の製作秘話について語る。
スコット・グレン(Scott Glenn
声 - 納谷六朗
映画『バックドラフト』でジョン・アドコックスを演じた俳優。アトラクションでは、2つ目のステージで同作の撮影秘話について語る。
カート・ラッセル(Kurt Vogel Russell
声 - 石丸博也
映画『バックドラフト』でスティーブン・マカフレイ / デニス・マカフレイを演じた俳優。アトラクションでは、2つ目のステージでスコット・グレンと共に同作の撮影秘話について語る。
ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro
声 - 中庸助

製作 編集

1986年ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの「スタジオ・ツアー」内にあるコンテンツ「キングコング・エンカウンター英語版」の成功を受け、ミュージック・コーポレーション・オブ・アメリカ(当時のユニバーサル・スタジオの所有会社 / 現在はNBCユニバーサルの一部)は、南カリフォルニアで必見の観光地としてパークの拡大を開始した。1991年には、「E.T. アドベンチャー」がオープンし、「スターウェイ」と呼ばれるアッパー・ロットとロウワー・ロットを結ぶエスカレーターが建設された。同年に公開された映画『バックドラフト』が成功した後、ミュージック・コーポレーション・オブ・アメリカの企画開発(現: ユニバーサル・クリエイティブ)がアトラクションの建設を開始し、1992年7月1日にオープンした[3]

脚注 編集

  1. ^ パートナー情報:合同会社ユー・エス・ジェイ”. www.usj.co.jp. 2020年10月21日閲覧。
  2. ^ USJ「スパイダーマン」、来年1月22日で終了…1億人超楽しんだ人気アトラクション”. 読売新聞 (2023年5月16日). 2023年5月16日閲覧。
  3. ^ spacemtfan (2019年1月24日). “Backdraft in Hollywood and Japan: Part 7A of our Fire Series.” (英語). ParkVault. 2020年10月21日閲覧。

外部リンク 編集