ピグミーシロナガスクジラ

ピグミーシロナガスクジラ(矮小白長須鯨、Balaenoptera musculus brevicauda)は、鯨偶蹄目ナガスクジラ科ナガスクジラ属に属するシロナガスクジラ亜種の一つである。

ピグミーシロナガスクジラ
ピグミーシロナガスクジラ
保全状況評価
DATA DEFICIENT
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱 Theria
下綱 : 真獣下綱 Eutheria
上目 : ローラシア獣上目 Laurasiatheria
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
階級なし : クジラ目 Cetacea
亜目 : ヒゲクジラ亜目 Mysticeti
: ナガスクジラ科 RorqualBalaenopteridae
: ナガスクジラ属 Balaenoptera
: シロナガスクジラ B. muculus
亜種 : ピグミーシロナガスクジラ
B. m. brevicauda
学名
Balaenoptera musculus brevicauda
和名
ピグミーシロナガスクジラ
英名
Pygmy blue whale

分布

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主に南半球に生息する[1]

インド洋の各海域[注 1]にも広く分布し[1]、歌の解析から様々な個体群が存在するとされる[2]

2014年には、ニュージーランド南タラナキ湾とその周辺が、新たな採餌海域である事が判明した[3]

また、フィリピンでは捕鯨時代以降、長らくシロナガスクジラおよびピグミーシロナガスクジラが確認されてこなかったが、「Bughaw」と名付けられた個体(ピグミーシロナガスクジラ)がボホール海周辺に繰り返し出現したことで注目を集めている[4]

形態

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最大級の個体でも全長は24メートルであり、また平均でも雌雄ともに通常のシロナガスクジラに比べて4メートルほど小さい。また、外鼻孔の形態なども異なる。[5]

シロナガスクジラに比べ、頭部の大きさに比べて胴体が小さい為に、頭でっかちの体型に見える。

捕鯨

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捕鯨が盛んだった時代には、狩猟対象であったが、乱獲によって大幅に数が減り、シロナガスクジラと同様に全面捕獲禁止となった。

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b エリック・ホイト(英語版), Giuseppe Notarbartolo di Sciara(英語版), Gill Braulik. “Important Marine Mammal Areas”. Marine Mammal Protected Areas Task Force. 2023年8月12日閲覧。
  2. ^ Emmanuelle C. Leroy, Jean-Yves Royer, Abigail Alling, Ben Maslen, Tracey L. Rogers (2021年). “Multiple pygmy blue whale acoustic populations in the Indian Ocean: whale song identifies a possible new population”. ネイチャー. Scientific Reports. 2023年8月12日閲覧。
  3. ^ Harper, Laird (2014年2月4日). “Blue whale dine out off Taranaki in their dozens”. Taranaki Daily News. http://www.stuff.co.nz/taranaki-daily-news/news/9681753/Blue-whale-dine-out-off-Taranaki-in-their-dozens 2023年8月6日閲覧。 
  4. ^ Mavic Conde (2021年5月14日). “Study confirms sightings of endangered blue whale in Philippine waters”. モンガ・ベイ(英語版. 2023年8月7日閲覧。
  5. ^ シロナガスクジラ 南極海―南氷洋