プジョー・306
プジョー・306(Peugeot 306 )は、フランスのプジョーが1993年から2002年まで生産していた小型車である。
プジョー・306 | |
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ハッチバック カブリオレ ブレーク | |
販売期間 | 1993年 - 2001年 |
デザイン | ピニンファリーナ |
ボディタイプ |
3/5ドア ハッチバック 4ドアセダン 5ドアステーションワゴン 2ドアカブリオレ |
駆動方式 | FF |
変速機 | 4速AT / 5速MT/ 6速MT |
先代 | プジョー・309 |
後継 | プジョー・307 |
-自動車のスペック表- |
概要編集
1993年に欧州市場で3ドア/5ドアハッチバックがデビュー。追加モデルとしてセダンやカブリオレも登場し、後期型にはステーションワゴンのブレークも追加された。
カブリオレは、ピニンファリーナがスタイリングと生産を担当したこともあり、畳んだ幌がシルエットに響かない、イタリア式の収納方法を採用した。
306MAXIで世界ラリー選手権(WRC)に参戦していたことがある。
日本における販売編集
歴史編集
日本仕様は当初インチケープ・プジョー・ジャパンが輸入を担当した。
N3型編集
- 1994年2月 - XT、XR (1.8L、5ドア)とXSi(2.0L、3ドア/5ドア)が登場。全車 SOHC、右ハンドル、4速ATの設定で、XSiのみ5速MTも選択可能であった。
- 1995年3月 - セダンのSR (1.8L) とST (2.0L) が登場。ともに4速ATのみ。
- 12月 - 廉価版の「スタイル」が登場。3ドアの5速MT(当時の車両本体価格:188.0万円)と、4速ATがラインナップ。運転席エアバッグ、オートエアコン、キーレスエントリー、カセットステレオを装着し、人気を得た。
N5型編集
- 1997年8月 - マイナーチェンジ。スタイルのAT車を除いて全車 DOHC化されるとともにボディを強化し、全長は4.04から4.18mへと延びた。また、フロントマスクの意匠が大幅に変更されたのも特徴である。ラインナップは次の通り。S16は6速MTに変更されたが、N3型に設定されたセダンは日本では導入されなかった。
- 3ドア - スタイル、XSi (2.0L) 、S16 (2.0L)
- 5ドア - スタイル、カシミール (2.0L) 、XSi (2.0L)
- カブリオレ (2.0L)
- 11月 - ステーションワゴンのブレークが追加される。
- 1998年11月 - スタイルにABS、ボディ同色ドアミラーが標準装備される。
- 1999年8月 - 206が登場した関係で、グレードを大幅に整理。スタイルが「スタイルプレミアム」となり、カシミールが消滅。全体的に上級志向となる。
- 2001年 - 後継車307の登場で、ハッチバックの輸入終了。ブレーク、カブリオレのみ輸入続行。
- 2002年 - ブレーク、カブリオレの輸入終了に伴い、306シリーズの国内販売が終了となる。