ミニモニ。でブレーメンの音楽隊

ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』(ミニモニでブレーメンのおんがくたい)は、2004年1月から3月までNHK教育テレビジョンで放送されたテレビドラマ(『ドラマ愛の詩』シリーズ)[1]NHKエンタープライズ21制作。主人公はミニモニ。のメンバー。

ミニモニ。でブレーメンの音楽隊
ジャンル テレビドラマ
出演者 高橋愛
辻希美
加護亜依
ミカ
遠藤雄弥
尾美としのり
宝田明
ほか
エンディング 「ラッキーチャチャチャ!」
ミニモニ。
製作
制作 NHK
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2004年1月10日 - 3月27日
放送時間土曜日18:00 - 18:25
放送分25分
回数12
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概要 編集

グリム童話ブレーメンの音楽隊』をモチーフにしたもの。1949年から1974年を経て2004年までの55年間にわたる三つの時代の物語。テーマは「チャレンジする勇気」。キーワードは「仲間、約束」。

放送ライブラリーでは第1回が公開[2]

キャスト 編集

主人公3人の役名は、栗村ちよの(ロバ)、黒田美音子(ネコ)、丹羽雛子(ニワトリ)と、犬塚健志(イヌ)を加えてブレーメンの音楽隊の主人公であるロバ、イヌ、ネコ、ニワトリにそれぞれちなんだものになっている。[要出典]

各部共通 編集

  • 栗村ちよの / ドンキー:高橋愛
    • 武礼面中学校2年の生徒。
    • ちよのは、自分の名前が相撲力士千代の富士に由来すると思われたために周囲からいじめられた過去を持ち、この名前が嫌いであった。ちよのの父によれば、それは間違いで、ちよのの名前は競走馬のサクラチヨノオーからつけたものであるとのことであった(しかしサクラチヨノオーの名前自体が横綱の千代の富士に由来するため、ちよのの名前が横綱の千代の富士に由来するというのは間違いではない)。
  • 黒田美音子 / ネコ:辻希美(1974年時点、武礼面中学校2年の生徒)、平山さとみ(2004年時点、ネコ姉さん)
  • 丹羽雛子 / ヒナ:加護亜依(1949年時点、武礼面中学校2年の生徒)、辻沢杏子(1974年時点、犬塚楽器社長)、草村礼子(2004年時点、犬塚楽器グループ会長)
    • 中学時代は父から事あるごとに二人の姉たちと比較され、末妹の自分は落ちこぼれ扱いされていたため、父との衝突が絶えなかった。
    • 加護は大阪出身という設定のため普段はめったに使わない関西弁で喋った。
  • 花子:ミカ(1974年時点、路上ミュージシャン、2004年時点、さすらいのフォークシンガー
  • 犬塚健志:遠藤雄弥(2004年時点、既に死亡し、幽霊と化している。1974年時点、途中で死亡。1949年時点、犬塚家の息子)
  • 大神陽太郎:尾美としのり(2004年時点、武礼面中学校の先生)、沖津和(1974年時点、武礼面中学校2年の生徒)
  • 笛吹進:宝田明(2004年時点、このドラマの語り手(ナレーター)。1974年時点弁護士)、森脇史登(1949年時点)

第1部 編集

第2部 編集

第3部 編集

放送日 編集

第1部 2004年
回数 タイトル 放送日※1 再放送日※2 再放送日※3
第1回 ドンキーの憂うつ 2004年1月10日 2004年1月17日 2004年6月22日
第2回 ドンキーが八つ当たり 2004年1月17日 2004年1月24日 2004年6月29日
第3回 ドンキーは本気 2004年1月24日 2004年1月31日 2004年7月6日
第4回 ドンキーで晴れ舞台 2004年1月31日 2004年2月7日 2004年7月13日
第2部 1974年
第5回 ネコの傘がない 2004年2月7日 2004年2月14日 2004年7月20日
第6回 ネコに白いギター 2004年2月14日 2004年2月21日 2004年7月27日
第7回 ネコが熱中 2004年2月21日 2004年2月28日 2004年8月3日
第8回 ネコで大逆転! 2004年2月28日 2004年3月6日 2004年8月10日
第3部 1949年
第9回 ヒナに洋館の秘密 2004年3月6日 2004年3月13日 2004年8月17日
第10回 ヒナの約束 2004年3月13日 2004年3月20日 2004年8月31日
第11回 ヒナと演奏会 2004年3月20日 2004年3月27日 2004年9月7日
第12回 ヒナ、ネコ、ドンキーでハーモニー 2004年3月27日 2004年4月3日 2004年9月14日
※1 土曜日18:00 - 18:25
※2 土曜日10:05 - 11:00
※3 火曜日19:00 - 19:25:8月10日は第86回全国高等学校野球選手権大会の中継のため20分遅れで放送、8月24日はアテネオリンピック野球準決勝・日本vsオーストラリアの中継のため休止

このドラマの作中内で登場する館は、最後には雛子の元に戻り、ハーモニカ博物館となった。

スタッフ 編集

エンドタイトルの立体イラストレーション制作はイラストレーターのおさないまこと

主題歌 編集

ラッキーチャチャチャ!
(作詞・曲:つんく、歌:ミニモニ。
  • 2004年4月21日 シングル発売
  • 2004年4月28日 シングルDVD発売

なお、サウンドトラックCDや劇中歌のCD化を望む声も多かったが実現には至っていない。

DVD 編集

著作権の関係で使用されている音楽が若干異なるが、内容は放送と同じである。 全て2004年4月28日発売

  • ドラマ愛の詩 ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 Vol.1 (第1部)EPBE-5121
  • ドラマ愛の詩 ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 Vol.2 (第2部)EPBE-5122
  • ドラマ愛の詩 ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 Vol.3 (第3部)EPBE-5123

小説 編集

脚本家による小説。基本的なストーリーなどはほとんど同じであるが、途中の年立てが1年ずれているほか、細かい設定が若干変わっている。

その他 編集

  • NHK『ドラマ愛の詩』はこの作品を最後に放送時間を毎週火曜日に変更し過去の作品を放送するようになり、その後この枠自体がなくなったため、ドラマ愛の詩としては最後の作品になった。
  • 同時期に放映されている『こちら本池上署』(TBSテレビ)に加護亜依、草村礼子、銀粉蝶、池内万作の4人が出演している。

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h NHK放送文化研究所 編『NHK年鑑2004』日本放送出版協会、2004年10月31日、225頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 放送ライブラリー program番号:140600

外部リンク 編集

NHK教育テレビジョン土曜18:00 - 18:25 ドラマ愛の詩
前番組 番組名 次番組
ミニモニ。でブレーメンの音楽隊
カスミン(再放送)※今作からアニメ枠
NHK教育テレビジョン火曜19:00 - 19:25 ドラマ愛の詩
ミニモニ。でブレーメンの音楽隊(再)
双子探偵(再)