ユライア・ホール
ユライア・ホール(Uriah Hall、1984年7月31日 - )は、ジャマイカの男性元総合格闘家。スパニッシュ・タウン出身。アメリカ合衆国ニューヨーク在住。フォルティスMMA所属。元ROCミドル級王者。
基本情報 | |
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本名 |
ユライア・アレクサンダー・ホール (Uriah Alexander Hall) |
通称 | プライムタイム (Prime Time) |
国籍 |
ジャマイカ アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1984年7月31日(40歳)[1] |
出身地 |
ジャマイカ セント・キャサリン教区スパニッシュ・タウン[1] |
所属 |
エクストリーム・クートゥア →キングスMMA →フォルティスMMA |
身長 | 183cm |
体重 | 84kg |
リーチ | 202cm |
階級 | ミドル級 |
バックボーン | 極真空手 (黒帯二段)、キックボクシング |
総合格闘技戦績 | |
総試合数 | 28 |
勝ち | 17 |
KO勝ち | 12 |
一本勝ち | 2 |
判定勝ち | 3 |
敗け | 11 |
来歴
編集ジャマイカのスパニッシュ・タウンで生まれ、13歳のときにアメリカ合衆国のニューヨークへ移住した。学校でいじめにあったのがきっかけで16歳から格闘技を始め、グラップリングとムエタイで王者となった[1]。2005年に総合格闘技デビューし、2010年にはROCミドル級王座を獲得した。
2010年9月24日、ROCミドル級タイトルマッチでクリス・ワイドマンと対戦し、パウンドでTKO負けを喫し王座陥落した。
TUF
編集2013年1月、リアリティ番組「The Ultimate Fighter」のシーズン17に参加。チェール・ソネン率いるチーム・ソネンに所属。ミドル級トーナメント1回戦でチーム・ジョーンズのアダム・セラ、2回戦でババ・マクダニエルを共にKO勝ちで下し、準決勝ではディラン・アンドリュースにTKO勝ちを収め、決勝進出を果たした。
2013年4月13日、The Ultimate Fighter 17 Finaleのミドル級トーナメント決勝でケルヴィン・ガステラムと対戦し、1-2の判定負け。準優勝に終わった。
UFC
編集2013年8月17日、UFC本戦初出場となったUFC Fight Night: Shogun vs. Sonnenでジョン・ハワードと対戦し、1-2の判定負け。
2014年7月5日、UFC 175でチアゴ・サントスと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。
2015年9月27日、UFC Fight Night: Barnett vs. Nelsonでミドル級ランキング6位のゲガール・ムサシと対戦。1Rにテイクダウンされグランドで押されるがしのぎ切り、2Rにホールのスピンキックと膝蹴りがムサシの顔面を直撃。倒した後、更にパウンド攻撃を浴びせTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2015年11月14日、UFC 193でミドル級ランキング14位のロバート・ウィテカーと対戦し、0-3の判定負け。
2016年9月17日、UFC Fight Night: Poirier vs. Johnsonでミドル級ランキング10位のデレク・ブランソンと対戦し、左ストレートからのパウンドで1RTKO負け。
2016年11月19日、UFC Fight Night: Mousasi vs. Hall 2でミドル級ランキング5位のゲガール・ムサシと再戦し、パウンドでTKO負け。
2017年9月16日、UFC Fight Night: Rockhold vs. Branchでミドル級ランキング10位のクリストフ・ヨトゥコと対戦し、2Rに右ストレートでダウンを奪い、パウンドで追撃しTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2018年7月7日、UFC 226でミドル級ランキング10位のパウロ・コスタと対戦し、2Rに右ボディブローでTKO負け。
2019年9月14日、UFC Fight Night: Cowboy vs. Gaethjeでミドル級ランキング13位のアントニオ・カルロス・ジュニオールと対戦し、2-1の判定勝ち。
2020年10月31日、UFC Fight Night: Hall vs. Silvaで元UFC世界ミドル級王者のアンデウソン・シウバと対戦し、右ジャブからのパウンドで4RTKO勝ち。試合後には尊敬する人物であったシウバに勝利したため、オクタゴン上で涙を流した。
2021年4月24日、UFC 261でミドル級ランキング11位のクリス・ワイドマンと再戦。序盤にワイドマンが放った右ローキックがホールの膝付近を直撃し、これによりワイドマンが右脚の脛骨と腓骨を骨折しホールのTKO勝ちとなった。
2021年7月31日、UFC on ESPN: Hall vs. Stricklandでミドル級ランキング11位のショーン・ストリックランドと対戦し、0-3の5R判定負け。
2022年7月2日、UFC 276でミドル級ランキング13位のアンドレ・ムニスと対戦し、0-3の判定負け[2]。
2022年8月9日、総合格闘技からの引退を発表した[3]。
戦績
編集総合格闘技
編集総合格闘技 戦績 | ||||||
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28 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
17 勝 | 12 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 |
11 敗 | 4 | 0 | 7 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | アンドレ・ムニス | 5分3R終了 判定0-3 | UFC 276: Adesanya vs. Cannonier | 2022年7月2日 |
× | ショーン・ストリックランド | 5分5R終了 判定0-3 | UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland | 2021年7月31日 |
○ | クリス・ワイドマン | 1R 0:17 TKO(右脚の骨折) | UFC 261: Usman vs. Masvidal 2 | 2021年4月24日 |
○ | アンデウソン・シウバ | 4R 1:24 TKO(右ジャブ→パウンド) | UFC Fight Night: Hall vs. Silva | 2020年10月31日 |
○ | アントニオ・カルロス・ジュニオール | 5分3R終了 判定2-1 | UFC Fight Night: Cowboy vs. Gaethje | 2019年9月14日 |
○ | ベヴォン・ルイス | 3R 1:32 KO(右フック) | UFC 232: Jones vs. Gustafsson 2 | 2018年12月29日 |
× | パウロ・コスタ | 2R 2:38 TKO(右ボディブロー) | UFC 226: Miocic vs. Cormier | 2018年7月7日 |
○ | クリストフ・ヨトゥコ | 2R 2:25 TKO(右ストレート→パウンド) | UFC Fight Night: Rockhold vs. Branch | 2017年9月16日 |
× | ゲガール・ムサシ | 1R 4:37 TKO(パウンド) | UFC Fight Night: Mousasi vs. Hall 2 | 2016年11月19日 |
× | デレク・ブランソン | 1R 1:14 TKO(左フック) | UFC Fight Night: Poirier vs. Johnson | 2016年9月17日 |
× | ロバート・ウィテカー | 5分3R終了 判定0-3 | UFC 193: Rousey vs. Holm | 2015年11月14日 |
○ | ゲガール・ムサシ | 2R 0:25 TKO(跳び膝蹴り→パウンド) | UFC Fight Night: Barnett vs. Nelson | 2015年9月27日 |
○ | オルワレ・バンブーシェ | 1R 2:32 TKO(パウンド) | UFC Fight Night: Teixeira vs. St. Preux | 2015年8月8日 |
× | ハファエル・ナタウ | 5分3R終了 判定1-2 | UFC 187: Johnson vs. Cormier | 2015年5月23日 |
○ | ロン・スターリングズ | 1R 3:37 TKO(ドクターストップ) | UFC Fight Night: McGregor vs. Siver | 2015年1月18日 |
○ | チアゴ・サントス | 5分3R終了 判定3-0 | UFC 175: Weidman vs. Machida | 2014年7月5日 |
○ | クリス・リーベン | 1R終了時 TKO(棄権) | UFC 168: Weidman vs. Silva 2 | 2013年12月28日 |
× | ジョン・ハワード | 5分3R終了 判定1-2 | UFC Fight Night: Shogun vs. Sonnen | 2013年8月17日 |
× | ケルヴィン・ガステラム | 5分3R終了 判定1-2 | The Ultimate Fighter 17 Finale 【ミドル級トーナメント 決勝】 |
2013年4月13日 |
○ | ノダル・クダクザシビリ | 5分3R終了 判定3-0 | Ring of Combat 41 【ROCミドル級王座決定戦】 |
2012年6月15日 |
○ | ダニエル・アキニェミ | 1R 3:58 ヒールフック | Ring of Combat 39 | 2012年2月10日 |
○ | オング・ラ・エヌサン | 3R 1:57 KO(パンチ) | Ring of Combat 35 | 2011年4月8日 |
× | コンスタンティノス・フィリッポウ | 4分3R終了 判定0-2 | Ring of Combat 34 | 2011年2月4日 |
× | クリス・ワイドマン | 1R 3:06 TKO(パウンド) | Ring of Combat 31 【ROCミドル級タイトルマッチ】 |
2010年9月24日 |
○ | ロジャー・キャロル | 1R 2:41 ギブアップ(パンチ連打) | Ring of Combat 30 【ROCミドル級王座決定戦】 |
2010年6月11日 |
○ | ミッチ・ホワイトセル | 3R 2:34 TKO(パンチ連打) | Ring of Combat 27 | 2009年11月20日 |
○ | エドウィン・アギラール | 3R 4:31 TKO(打撃) | Bellator XI | 2009年4月10日 |
○ | マイク・イアンノーネ | 1R 0:44 TKO(パンチ連打) | Ring of Combat 9 | 2005年10月29日 |
総合格闘技エキシビション
編集勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | ディラン・アンドリュース | 2R 4:49 TKO(パウンド) | The Ultimate Fighter: Team Jones vs. Team Sonnen | 2012年12月11日 |
○ | ババ・マクダニエル | 1R 0:08 KO(右ストレート) | The Ultimate Fighter: Team Jones vs. Team Sonnen | 2012年12月4日 |
○ | アダム・セラ | 1R 4:56 KO(バックスピンフックキック) | The Ultimate Fighter: Team Jones vs. Team Sonnen | 2012年11月8日 |
○ | アンディ・エンゾ | 5分2R終了 判定3-0 | The Ultimate Fighter: Team Jones vs. Team Sonnen | 2012年10月30日 |
ボクシング
編集プロボクシング 戦績 | ||||||
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1 試合 | (T)KO | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 | |
1 勝 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
0 敗 | 0 | 0 | 0 |
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2022年10月29日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | レビオン・ベル | アメリカ合衆国 | |
テンプレート |
獲得タイトル
編集表彰
編集- UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(2回)
- The Ultimate Fighter 17 ノックアウト・オブ・ザ・シーズン(2013年)
脚注
編集- ^ a b c ユライア・ホール UFC公式サイト
- ^ UFC 276: Andre Muniz Smothers Uriah Hall, Enters Top Ten Cageside Press 2022年7月2日
- ^ Uriah Hall retires from MMA: 'It is with great sadness that I will be stepping away from the greatest sport' MMA Junkie 2022年8月10日