リトル・フィート・ファースト

リトル・フィートのアルバム

リトル・フィート・ファースト』(原題:Little Feat)は、アメリカ合衆国ロックバンドリトル・フィート1971年に発表した初のスタジオ・アルバム

リトル・フィート・ファースト
リトル・フィートスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロックブルースロック
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
プロデュース ラス・タイトルマン
専門評論家によるレビュー
リトル・フィート アルバム 年表
リトル・フィート・ファースト
(1971年)
セイリン・シューズ
(1972年)
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背景 編集

オリジナル・メンバーのうちローウェル・ジョージロイ・エストラーダは、フランク・ザッパ率いるマザーズ・オブ・インヴェンションの元メンバーで、ビル・ペインはマザーズ・オブ・インヴェンションのオーディションを受けていたが加入できなかった[1]。また、リッチー・ヘイワードは、ジョージがマザーズ・オブ・インヴェンション加入前に活動していたバンド「ザ・ファクトリー」時代の盟友である[2]

ウィリン」はジョージがリトル・フィート結成前に作っていた曲で、本作ではプロデューサーのラス・タイトルマンの案によりジョージとライ・クーダーのツイン・ギター編成で録音され、バンドの次作『セイリン・シューズ』(1972年)では、テンポを落として再録音された[3]

反響・評価 編集

リリース当時はセールス的に成功を収められず、約1万1千枚しか売れなかったといわれる[4]。Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「彼らの最高傑作の一つというだけでなく、ロックンロール史における隠れた名盤の一つ」「あらゆる意味で、リトル・フィートの後の作品より、ジョージが以前在籍していたザ・ファクトリーとの共通点が多いが、曲作りも演奏も、ザ・ファクトリー時代よりはるかに円熟している」と評している[4]

収録曲 編集

特記なき楽曲はローウェル・ジョージビル・ペインの共作。

Side 1
  1. スネークス・オン・エヴリシング - "Snakes on Everything" (Bill Payne) - 3:07
  2. ストロベリー・フラッツ - "Strawberry Flats" - 2:25
  3. トラック・ストップ・ガール - "Truck Stop Girl" - 2:32
  4. ブライズ・オブ・ジーザス - "Brides of Jesus" - 3:23
  5. ウィリン - "Willin'" (Lowell George) - 2:25
  6. ハンバーガー・ミッドナイト - "Hamburger Midnight" (L. George, Roy Estrada) - 2:32
Side 2
  1. フォーティ・フォー・ブルーズ/ハウ・メニー・モア・イヤーズ - "Forty Four Blues / How Many More Years" (Roosevelt Sykes, Chester Burnett) - 6:32
  2. クラック・イン・ユアー・ドア - "Crack in Your Door" (L. George) - 2:19
  3. アイヴ・ビーン・ザ・ワン - "I've Been the One" (L. George) - 2:24
  4. テイキン・マイ・タイム - "Takin' My Time" (B. Payne) - 3:50
  5. クレージー・キャプテン・ガンボート・ウィリー - "Crazy Captain Gunboat Willie" - 1:58

カヴァー 編集

参加ミュージシャン 編集

アディショナル・ミュージシャン

脚注 編集

  1. ^ Giles, Jeff (2016年1月23日). “How Little Feat's Self-Titled Debut Pointed Toward Bigger Thing”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2023年6月30日閲覧。
  2. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Little Feat Biography, Songs, & Albums”. AllMusic. 2023年6月30日閲覧。
  3. ^ Willin' by Little Feat”. Songfacts. 2023年6月30日閲覧。
  4. ^ a b Erlewine, Stephen Thomas. “Little Feat - Little Feat Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年6月30日閲覧。
  5. ^ Happy 40th: Bonnie Raitt, SWEET FORGIVENESS”. Rhino Entertainment (2017年4月18日). 2023年6月30日閲覧。