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リュボ・ミリチェヴィッチ

オーストラリアのサッカー選手

リュボ・ミリチェヴィッチ（クロアチア語: Ljubo Miličević、1981年2月13日 - ）は、オーストラリアとクロアチアの元サッカー選手。元オーストラリア代表。ポジションはDFもしくはMF。

リュボ・ミリチェヴィッチ
名前
本名 リュボ・ミリチェヴィッチ
ラテン文字 Ljubo Miličević
基本情報
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
クロアチアの旗 クロアチア
生年月日 (1981-02-13) 1981年2月13日（43歳）
出身地 メルボルン
身長 193cm
体重 88kg
選手情報
ポジション DF(CB)/MF(DMF)
ユース
オーストラリアの旗 チェルシー・ハイドゥク
オーストラリアの旗 メルボルン・ナイツ
1997-1998 オーストラリアの旗 AIS
クラブ1
年 クラブ 出場 (得点)
1998-1999 オーストラリアの旗 メルボルン・ナイツ 1 (0)
1999-2001 オーストラリアの旗 パース・グローリー 29 (3)
2001-2003 スイスの旗 チューリッヒ 0 (0)
2002-2003 →スイスの旗 バーゼル(loan) 0 (0)
2003-2006 スイスの旗 トゥーン 56 (4)
2006-2007 スイスの旗 ヤング・ボーイズ 12 (0)
2007-2008 オーストラリアの旗 メルボルン・ヴィクトリー 2 (0)
2009-2011 オーストラリアの旗 ニューカッスル・ジェッツ 45 (0)
2011 オーストラリアの旗 サウス・メルボルン 8 (0)
2011-2012 クロアチアの旗 ハイドゥク・スプリト 4 (0)
2013 オーストラリアの旗 メルボルン・ナイツ 9 (0)
2013 オーストラリアの旗 パース・グローリー 0 (0)
2017 オーストラリアの旗 ダンデノン・シティ 20 (1)
2017-2018 オーストラリアの旗 チャールズタウン・シティ・ブルーズ 14 (1)
代表歴2
2000-2001  オーストラリア U-20 8 (0)
2004  オーストラリア U-23 5 (0)
2005-2006  オーストラリア 8 (2)
1. 国内リーグ戦に限る。2022年12月8日現在。
2. 2022年12月8日現在。
■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

クラブ歴 編集

オーストラリアン・インスティチュート・オブ・スポーツでは主将を務めた後に、メルボルン・ナイツFCで選手となった。

1999年にパース・グローリーFCに移籍、移籍後初出場試合で初得点を記録すると、クラブを史上初のグランドファイナルにまで導き、そこでも得点を記録し、グランドファイナル史上最年少得点記録を打ち立てた。ヘルタ・ベルリンからもオファーが届いたものの、代表で膝に大怪我を負ったために破談した。

2001年にFCチューリッヒに移籍し、FCバーゼルを経て[1]、FCトゥーン、BSCヤングボーイズと渡り歩いた。トゥーンでは主将、ヤングボーイズではUEFA主催試合に出場するなどの活躍を見せた。

2007年2月20日にメルボルン・ビクトリーFCに加入。HNKハイドゥク・スプリトやNKディナモ・ザグレブと言ったクラブからの興味もあったが、この時点ではクロアチアに渡る事はなかった。ただ、メルボルン・ヴィクトリーでの日々も芳しい物ではなく、開幕節で負った膝の怪我との戦いに明け暮れる事となり、結局2008年2月22日に双方合意で契約解除となった[2]。

その後は無所属が続いたが、2009年1月にスイス時代にうつ病に罹った事を告白、ユース年代に所属したダンデノン・シティSC（ユース時代の名称はチェルシー・ハイドゥク）で選手に戻るためのリハビリを行った[3]。2月4日に単年契約でニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツFCに加入[4]。ゲイリー・ファン・エグモンド監督は彼のコンディションの良さと練習に対する熱量の高さに驚いた[5]。彼の復帰はファンやメディアが待望していたもので[6]、クラブ自体は波のある成績が続いていたが、彼の守備とアンテ・コヴィッチのコーチングが合わさった結果として14戦無敗の鉄壁を誇った[7]。彼自身もミルトン・ロドリゲス以来のサポーター人気を獲得し、2010年3月18日に単年の契約延長をした[8]。

2011年1月12日、ニューカッスル・ジェッツとの契約を更新せず、スイスに渡る事が発表された。スイスでは古巣のバーゼルの練習に参加したが[9]、契約とはならなかった。その後アルミニア・ビーレフェルトの練習にも参加したが、これも結実しなかった[10]。結局3月にオーストラリアに戻り、同年夏迄試合勘を維持するためにサウス・メルボルンFCに加入した[11][12]。

同年6月8日にHNKハイドゥク・スプリトに加入[13]。彼自身にとってはクロアチアでプレーするなら幼少期からこのクラブしかないと決めていたクラブであり、その理由に熱狂的なファンをあげている他、親友のヨシップ・スココが在籍した影響もあった。しかしここでも怪我に苦しみ、冬には双方合意で契約解除となった[14]。

2013年8月19日にパース・グローリーに12年ぶりに加入したが[15]、開幕直前の10月3日に退団した[16]。

その後は3年間無所属が続いたが、2017年にダンデノン・シティに選手として加入した[17]。翌年にかけてはチャールズタウン・シティ・ブルーズFCに在籍した[18]。2018年7月に膝の怪我の為に引退を宣言した[19]。

代表歴 編集

代表は一貫してオーストラリア代表を選択した。

U-20代表では主将を務め、2001 FIFAワールドユース選手権に出場したが、初戦で膝に大怪我を負って大会終了となった。U-23代表でもアテネオリンピックのメンバー入りが期待されたが、予選で股関節を負傷したために出場は叶わなかった。

A代表では2005年3月に行われたインドネシア代表戦で代表初出場初得点を記録した。同年のFIFAコンフェデレーションズカップ2005では3試合に出場したが、翌年6月9日のクウェート代表戦が代表最後の試合となった[20]。

参考文献 編集

  1. ^ FC Basel 1893 (2002年). “Milicevic leihweise beim FC Basel” (ドイツ語). FC Basel 1893. 2013年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2002年9月1日閲覧。
  2. ^ “Milicevic's Victory Nightmare Ends”. The World Game. 2012年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月15日閲覧。
  3. ^ “Milicevic's dark days”. The World Game. 2012年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月15日閲覧。
  4. ^ “Ljubo Joins The Jets”. FourFourTwo. 2009年2月4日閲覧。
  5. ^ “Dutchy Hails Ship-Steerers”. FourFourTwo. 2009年3月10日閲覧。
  6. ^ “Latest Australia A-League News - SBS TWG”. 2009年3月10日閲覧。
  7. ^ DILLON, ROBERT (2009年3月10日). “Griffiths brothers put boot into Jets in Beijing”. 2009年3月10日閲覧。
  8. ^ “Ljubo extends stay in Newcastle”. www.newcastlejets.com.au. Football Federation Australia. 2011年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月19日閲覧。
  9. ^ “Milicevic officially leaves Newcastle Jets”. The Sydney Morning Herald (2011年1月12日). 2011年1月12日閲覧。
  10. ^ “Ljubo's FC Basel Brush Off”. FourFourTwo Australia (2011年1月31日). 2011年3月3日閲覧。
  11. ^ “Ljubo Back To Sign For Melbourne”. FourFourTwo Australia (2011年3月2日). 2011年3月3日閲覧。
  12. ^ “Ljubo Miličević Signs with South”. South Melbourne FC. (2011年3月19日). オリジナルの2011年7月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110726141507/http://www.smfc.com.au/news/1031/ljubo-milievi-signs-with-south/ 2011年3月25日閲覧。 
  13. ^ Strahija, Ivana; Dubravac, Ante (2011年6月8日). “Miličević i Luštica potpisali za Hajduk” (Croatian). Sportnet.hr. http://www.hrsport.net/vijesti/418976/nogomet-1-hnl/milicevic-i-lustica-potpisali-za-hajduk 2011年6月8日閲覧。 
  14. ^ “Ljubo Milićević nada se Kini, Japanu, Saudijskoj Arabiji...” (Croatian). Slobodna Dalmacija (2011年1月15日). 2012年1月31日閲覧。
  15. ^ “Milicevic confirms imminent Glory return”. FourFourTwo. 2013年8月19日閲覧。
  16. ^ “The West Australian”. The West. 2013年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月3日閲覧。
  17. ^ “Milicevic makes footballing return with Dandenong City”. The Corner Flag. The Corner Flag. 2017年1月28日閲覧。
  18. ^ “Ljubo Milicevic signs with Charlestown in Northern NSW NPL”. Newcastle Herald. (2017年10月27日). http://www.theherald.com.au/story/5017473/ljubo-back-to-boost-blues-after-dark-days/ 2017年10月28日閲覧。 
  19. ^ “MILICEVIC CALLS TIME ON PLAYING CAREER”. Four Four Two. 2018年7月31日閲覧。
  20. ^ “Player x-ray :: Ljubo Milicevic :: Austrália”. playmakerstats. 2022年12月8日閲覧。

外部リンク 編集

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