レッドシューズ(RED SHOES)は、1981年12月、東京都港区西麻布にオープンしたバーである。1995年に閉店するが、2002年12月、南青山に場所を移し営業を再開する。現在も国内外のアーティストが集う大人の社交場となっている。週末は、DJイベントや、バンドイベントも行われている。[1]

店内写真1
店内写真2

オープン当時からミュージシャンや様々なクリエイターの間で話題になり、日本におけるカフェバーブームの一端を担った。ローリング・ストーンズデヴィッド・ボウイピンク・フロイドブライアン・フェリーザ・クラッシュラモーンズジミー・ペイジオノヨーコなど世界中からミュージシャンが訪れた。

海外の有名アーティストも数多く訪れた(オアシスプロディジープライマルスクリームフーファイターズジェットミューズビョークなど)。プライマルスクリームは2006年来日時、コンサート後にレッドシューズでシークレットライブを行った。またホワイト・ストライプスジャック・ホワイトは、シーナ&ザ・ロケッツのシーナ主催イベント「BAD GIRLS ROCK #1」で、鮎川誠やThe 5.6.7.8'sとジャムセッションした。

先代レッドシューズオーナーは松山勲、現オーナーは門野久志である。

メニュー

編集

ドリンクはスピリッツ、ウィスキーをはじめ、焼酎やカクテルなども充実している。フードは本格中華料理を提供して、先代レッドシューズから人気の「スパイシー焼きそば」が名物メニューとなっている。

イベント

編集

週末はさまざまな定例イベントを行っており、年に一度、「WEAR RED SHOES!」というイベントを開催している。 Vol.1&2は、青山のオービエントで、また最近は渋谷O-EASTでおこなわれ、奥田民生鮎川誠武田真治いしだ壱成らがプレイ。また中村獅童LUNA SEAJJUDY AND MARYTAKUYAによる一夜限りのスーパーバンド、西麻布アウトサイダーズが結成された。また会場を訪れる矢沢永吉の顔もあった。 Vol.3は渋谷O-EASTに会場を移し、井上陽水、奥田民生、小原礼屋敷豪太によるジートルズが結成され、ビートルズのナンバーを演奏した。またシーナ&ザ・ロケッツのステージにはスペシャルゲストとして、ドクター・フィールグッドウィルコ・ジョンソンがステージに立った。またこの日遊びに来ていたプライマル・スクリームと知り合い、ウィルコはZEPP TOKYOの彼らのコンサートにゲスト出演した。 Vol.4では、是永巧一率いるウエア・レッドシューズバンドのゲストにGLAYのTERUがゲスト参加。ジャンピン・ジャックフラッシュ、ロックンロールを熱唱した。 Vol.5は、中村獅童、J、仲野茂、内藤幸也、池畑潤二による高樹町ミサイルズ2008が結成され、当日誕生日だった中村獅童の手により、会場にバースディーケーキが巻き散らかされた。 Vol.6は、東京、大阪、福岡、金沢と初のツアーが開催され、中村獅童やシーナ&ザ・ロケッツらが参加。金沢では、奥田民生やTHE YELLOW MONKEY吉井和哉による、もん&ブラザーズが結成された。 2021年12月でレッドシューズは生誕40周年を迎え、翌年10月28日に六本木EXシアターにて「レッドシューズ40」と題してシーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠を筆頭に、レッドシューズゆかりのミュージシャンが集まり、レッドシューズの40周年を祝うイベントが開催された。出演者は、鮎川誠&LUCY MIRROR、藤井尚之奥田民生浜崎貴司土屋アンナHISASHI(GLAY)、池畑潤二井上富雄イマイアキノブ花田裕之堀江博久、PAINT(MAGUMI杉本恭一荒木玲tatsu冷牟田竜之青木ケイタYOSHIO岩井ロングセラー)。 同日に、レッドシューズ二代目オーナーの門野久志の著書「レッドシューズ40〜ロックの迎賓館の40年〜」が、ぴあより出版された。

ROCK by レッドシューズ

編集

移動体向け衛星デジタル放送「モバHO!」の音楽チャンネル「ROCK by レッドシューズ」をプロデュースしている。レッドシューズに縁のあるアーティストや文化人等も登場する。 2009年3月、放送終了。

関連書籍

編集

・門野久志『レッドシューズ40〜ロックの迎賓館の40年〜』ぴあ

・森永博志/門野久志 『レッドシューズの逆襲』主婦と生活社

・森永博志 『続ドロップアウトのえらいひと』東京書籍

・田代洋一 『ロックな生き方』JUICE MOOK

・散歩の達人POCKET『東京ブルーズ&ロック地図』交通新聞社

脚注

編集
  1. ^ ライブやろうぜ!ステージファイル Vol.25南青山REDSHOES - ライブウォーカー

関連項目

編集

外部リンク

編集