ロブサンナムスライ・オユーンエルデネ
ロブサンナムスライ・オユーンエルデネ(モンゴル語: Лувсаннамсрайн Оюун-Эрдэнэ、1980年6月29日 - )は、モンゴルの政治家。2021年1月27日より同国首相を務める。オヨーンエルデネとも表記される[2]。モンゴル人民党党首。
ロブサンナムスライ・オユーンエルデネ Лувсаннамсрайн Оюун-Эрдэнэ | |
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2023年 | |
生年月日 | 1980年6月29日(44歳) |
出生地 | モンゴル・ウランバートル |
出身校 |
ベルス大学(報道学) モンゴル国立大学(法学) ハーバード大学(行政学) |
所属政党 | モンゴル人民党 |
配偶者 | Boldyn Tuul |
子女 | 3人 |
公式サイト | http://www.oyunerdene.mn/ |
在任期間 | 2021年1月27日 - |
大統領 |
ハルトマーギーン・バトトルガ ウフナーギーン・フレルスフ |
その他の職歴 | |
内閣官房長官 (2019年2月2日 - 2021年1月27日) | |
モンゴル社会民主青年団会長 (2010年9月 - 2015年6月21日) |
経歴
編集1980年6月29日、ウランバートルにて誕生[3]。両親は幼いころに離婚し、ヘンティー県の祖父の元で育つ[4]。
2008年より政治活動を開始し、ウランバートルのバヤンズルフ区の社会開発局責任者となる。同年モンゴル人民革命党(現在の人民党)に入党し、翌年には党事務局長に就任。2010年、党の青年団会長に就任。2011年は党書記、2012年は党事務局長代理を務めた[3]。2012年の総選挙で人民党が敗北すると、モンゴルを離れハーバード大学のケネディスクールへ入学する。2015年、行政学の修士号を取得しモンゴルへ帰国[4]。
2016年モンゴル総選挙では41区(ヘンティー県)で立候補し、52パーセントの得票率を得て当選する[5]。2019年2月2日、ウフナーギーン・フレルスフ首相より内閣官房長官に指名される[6]。2020年7月の総選挙を得て第二次フレルスフ内閣が発足すると、オユーンエルデネは引き続き内閣官房長官として入閣を果たす[7]。
2021年1月、新型コロナウイルス感染症が国内で猛威を振るう中、とある女性感染者の隔離措置対応が批判を呼び、大規模な政府への抗議活動に発展。これを受けフレルスフ首相は21日に辞任を表明した。国家大会議は新たな首相としてオユーンエルデネを指名し、投票を得て27日に承認された[8][9]。同年6月25日、モンゴル人民党党首に選出された[10]。
2022年9月22日、来たる27日に実施予定の故安倍晋三国葬儀にオユーンエルデネ首相がモンゴル代表として参列することが、日本国外務省により発表された[11][12]。
人物
編集20代より党の要職に就き、若き指導者として若者からの人気が高い[9]。
2001年にベルス大学で報道学の学位を、2008年にモンゴル国立大学で法学の学位を、2015年にハーバード大学で行政学の修士号を取得している[3]。
私生活では高校の同級生と結婚し、子を3人もうけている[3]。
著作物
編集- Алсын хараа(2005年)
- Азийн хүлэг улс(2015年[3])
脚注
編集- ^ “モンゴル基礎データ”. 外務省. 2023年6月3日閲覧。
- ^ “フレルスフ内閣閣僚名簿”. 在モンゴル日本国大使館 (2019年2月19日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ a b c d e “ТОВЧ НАМТАР(経歴)”. 本人公式サイト. 2021年1月29日閲覧。
- ^ a b “ОН ЦАГИЙН ХЭЛХЭЭС(タイムライン)”. 本人公式サイト. 2021年1月29日閲覧。
- ^ “МОНГОЛ УЛСЫН ИХ ХУРЛЫН 2016 ОНЫ ЭЭЛЖИТ СОНГУУЛИЙН НЭГДСЭН ДҮН(2016年総選挙結果)” (pdf). モンゴル選挙委員会 (2016年7月1日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ “Khurelsukh Cabinet”. Mongolia Focus (2019年2月2日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ “Khurelsukh Reelected Prime Minister of Mongolia Amid Economic Downturn”. Mongolia Weekly (2020年7月10日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ “蒙古国国家大呼拉尔任命奥云额尔登为政府第32任总理”. 中国中央電視台 (2021年1月27日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ a b “モンゴル、オユーンエルデネ氏が新首相に就任”. 日本経済新聞 (2021年1月27日). 2021年1月29日閲覧。
- ^ “オユンエルデネ首相がモンゴル人民党党首に”. montsame. (2021年7月2日) 2024年6月29日閲覧。
- ^ 故安倍晋三国葬儀への各国・地域・国際機関等からの参列 | 外務省
- ^ 「故安倍晋三国葬儀への参列:各国・地域・国際機関等の名称及び代表者名」(PDF)
公職 | ||
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先代 ウフナーギーン・フレルスフ |
モンゴル国首相 第31代:2021年1月27日 - |
次代 (現職) |