不入斗

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不入斗(いりやまず/いりやまぜ/ふにゅうと)は、日本地名、およびその地名を冠した施設名。関東地方に多い地名で、東海地方にも見られる[1]コトバンクによれば「一村として貢租を納めるまでに至らない小さな集落」を指す語とされている[2]

地名の起源は不入権から来ているとされる説が有力視されており、これはかつて寺社領荘園などで貢納の免税地であったことを表す地名である[1]

一説には、入山瀬(イリヤマセ)の転で渓口を指し、谷口集落を表す地名ともいわれる[3]

地名

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いりやまぜ
いりやまず
ふにゅうと

脚注

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  1. ^ a b c d e 牛久市立中央図書館 (2014年4月15日). “「不入斗」の地名の読みとその由来を知りたい。”. レファレンス協同データベース. 2017年12月8日閲覧。
  2. ^ "不入斗・不入計". 精選版 日本国語大辞典. コトバンクより2022年2月5日閲覧
  3. ^ 鏡味完二, 鏡味明克 著 (1977年10月). “地名の語源”. 角川書店. 2024年6月21日閲覧。
  4. ^ ー古い地図から平間街道を見る 新井宿と不入斗村ー”. 大田区の史跡と歴史. 2017年12月8日閲覧。
  5. ^ 不入斗パーク公園”. 大田区. 2017年12月8日閲覧。
  6. ^ 市川の地名”. 市川市立図書館 (2021年6月). 2024年6月21日閲覧。
  7. ^ 講談社『日本の地名がわかる事典』. “神奈川県横須賀市不入斗町”. コトバンク. 2017年12月8日閲覧。
  8. ^ 不入斗公園”. 横須賀市 (2017年6月26日). 2017年12月8日閲覧。