北山ダム(きたやまダム)は、長野県東筑摩郡麻績村(おみむら)北山地先、信濃川水系宮川に建設されたダム。高さ43メートルの重力式コンクリートダムで、洪水調節不特定利水上水道を目的とする、長野県営多目的ダムである。ダム湖(人造湖)の名はかたくりの湖という。

北山ダム
北山ダム
所在地 左岸: 長野県東筑摩郡麻績村北山地先
右岸: 長野県東筑摩郡麻績村北山地先
位置 北緯36度28分58秒
東経138度03分04秒
河川 信濃川水系宮川
ダム湖 かたくりの湖
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 43.0 m
堤頂長 109.0 m
堤体積 51,000
流域面積 1.5 km²
湛水面積 3 ha
総貯水容量 213,000 m³
有効貯水容量 186,000 m³
利用目的 洪水調節不特定利水上水道
事業主体 長野県
電気事業者
発電所名
(認可出力)
施工業者 西松建設竹中土木北野建設
着手年/竣工年 1989年/2000年
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歴史編集

北山ダムが建設された麻績村は年間の降水量が少なく、古来より水不足によって農産物が被害を受けてきた地域である。長野県は、聖高原を水源とし麻績川に注ぐ宮川にダム建設を計画した。宮川は急しゅんな地形であるため、ひとたび大雨が降れば大水となって流域に水害をもたらしてきたことから、建設されるダムには宮川の治水という目的も盛り込まれた。また、長野自動車道が開通し麻績インターチェンジが開設された以降は住宅地の開発が進み、上水道用水の需要も高まりを見せていた。

長野県は宮川総合開発事業として1988年昭和63年)に予備調査を実施し、1989年(平成元年)には建設が採択される。地権者との用地補償基準は1994年平成6年)9月に妥結をみせ、同年10月より工事用道路建設工事に着手。1999年(平成11年)10月に開始した試験湛水は2000年(平成12年)4月に終了し、これをもって完成とされた。

周辺編集

長野自動車道麻績インターチェンジから国道403号を聖高原方面に進むと、北山ダムの方向を示す案内板がある。これに従って左折し直進すると北山ダム直下に出る。ここはかつて砂防ダムである大沢ダムが存在していた地点であり、大沢ダムは北山ダム完成によってその身を北山ダム湖に沈めている。このダム湖は名をかたくりの湖といい、麻績村住民公募によって決定されたものである。

ダム右岸にはダム管理事務所があり、駐車場や案内板を用意。堤頂は歩道として開放されている。

大沢ダム
 
所在地
長野県東筑摩郡麻績村北山地先
位置 北緯36度29分1秒
東経138度3分5秒
河川 信濃川水系宮川
形式 重力式コンクリートダム
砂防ダム
ダム諸元
堤高 18.0 m
堤頂長 74.0 m
堤体積 11,000 m3
貯砂量 58,000 m3
利用目的 治水砂防・貯水利用
着工年/竣工年 1969年/1971年
備考 事業費: 1億1,800万円
北山ダム湖に没

関連項目編集

参考文献編集

  • 長野県土木部砂防会・長野県治水砂防協会編集発行『長野県の砂防』1972年。

外部リンク編集