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概要編集

かつてのとれない上州地方西部の山間部に、信州佐久盆地から一日十石の米を運び込んでいた道であることからこの名がつけられたとされる。信州からは米、味噌、醤油などが、上州からは炭、紙などが運ばれた。往来する馬子達が歌った「十石馬子歌」が今に伝わる。秩父事件では、困民党軍の一部が秩父方面からこの峠を越えて馬流に敗走した。

現在は国道299号及び国道462号の一部で、標高は1,351mである。佐久穂町側には展望塔があり、そこから妙義荒船佐久高原国定公園の雄大な自然を眺望することができる。

交通状況編集

全体として狭く、路面状態も良くない。関東地方の国道としては整備状態が最悪の部類に入り、しばしば「酷道」などと揶揄される。1999年8月に台風による土砂崩れで道路が崩壊し通行止めとなり、その後も同様の災害が起きたため、2004年まで通年通行止めとなっていた。現在も連続降水量100mmなどで度々通行止めとなり、冬期は積雪により閉鎖される。冬季通行止め期間は、例年12月24日から翌年4月8日までである。

このため、群馬県側では矢弓沢林道が迂回路として用いられることもある。また、冬季通行止めの期間は田口峠が迂回路になる。

狭隘につき大型車は通行不可であり、普通車のすれ違いも困難となっている。舗装されてはいるものの、所々で砂利・砂が浮いているため、スリップなどの危険性も高い。

現在十石峠の抜本対策として、国道299号十石道路国土交通省高崎河川国道事務所にて計画されている。現道拡幅整備案や長大トンネルバイパス案や両案の折衷案を含めてPI方式で3案で比較検討されている。当該区間は直轄権限代行によって国の直轄事業で整備される模様。

脚注編集

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  1. ^ 本来「十石」の読み方は「じっこく」だが、現地の看板には「Jukkokutouge」と記載されているものがある。ここでは国土地理院の資料などに記載された読み方に従った。

関連項目編集