吉田 晃敏(よしだ あきとし、1952年(昭和27年)4月14日 - )は、日本の医学者眼科医医学博士旭川医科大学)。旭川医科大学学長北海道札幌市出身。南京中医薬大学眼科客員教授。ハーバード大学医学部スケペンス眼研究所評議員。

来歴 編集

新型コロナウイルス感染症患者の受け入れを巡る問題 編集

  • 2020年11月13日、旭川医科大学病院での新型コロナウイルス感染症患者の受け入れ許可を求めた古川博之病院長に対し、学長として「受け入れるならお前が辞めろ」などと発言[5]
  • 2020年11月17日、新型コロナウイルス感染症のクラスターと認定された旭川市内の吉田病院について、旭川医科大学の学内会議で「コロナを完全になくすためには、あの病院(吉田病院)が完全になくなるしかない」「この旭川市に吉田病院があるということ自体が、ぐじゅぐじゅ、ぐじゅぐじゅとコロナをまき散らして」と発言[6]
  • 2021年1月7日、古川博之病院長への「(新型コロナウイルス感染症患者を)受け入れるならお前が辞めろ」などの発言が事実なら、パワーハラスメントに当たる恐れがあるとして、文部科学省が調査に入った[7]。  
  • 2021年1月25日、「古川病院長が吉田学長の発言を録音し、報道機関に説明して情報漏えいした」として、旭川医科大学の役員会が古川博之病院長を解任したことが明らかとなった[8]
  • 2022年2月25日付で、大学側が「新体制移行を最優先したい」として解任の申し出を取り下げた。これを受け、文部科学省は3月3日付で吉田の学長辞任の人事を発令した[4]

不祥事 編集

2021年6月13日、旭川医科大学の事務局に指示して、契約が切れた「学長特別補佐」に対する報酬として計約300万円を支出させたと、同大学の調査チームが指摘していることが分かった。同大では新型コロナウイルス対応を巡って、教職員が吉田学長の解任を求める署名を提出。調査結果は、解任の是非を審査する学長選考会議に報告された[9]

受賞歴 編集

著書(単著) 編集

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k プロフィール - 吉田 晃敏”. 国立研究開発法人科学技術振興機構. 2021年1月19日閲覧。
  2. ^ a b c d e 主な経歴”. 吉田晃敏 未来の展望鏡. 2021年1月19日閲覧。
  3. ^ “旭川医大学長「弁明意味ない」と辞表 長期政権ついに幕(有料会員記事)”. 朝日新聞DIGITAL. (2021年6月17日). https://www.asahi.com/articles/ASP6K6Q53P6KIIPE01D.html?iref=comtop_7_06 2021年6月18日閲覧。 
  4. ^ a b 文科省、旭川医大学長の辞任認める 不適切発言やパワハラなど問題に”. 朝日新聞 (2022年3月3日). 2022年3月6日閲覧。
  5. ^ 病院長、感染者受け入れ求めたら…医大学長「お前が辞めろ」”. 読売新聞 2021/01/08 09:13. 2021年1月19日閲覧。
  6. ^ 背景に何が "医療ひっ迫"の旭川市 新型コロナ巡り旭川医科大学の学長発言が波紋…”. 北海道文化放送 2020年12月21日 月曜 午後8:30. 2021年1月19日閲覧。
  7. ^ 旭医大学長発言「パワハラの恐れ」 文科省が調査”. 北海道新聞 2021年1月6日. 2021年1月25日閲覧。
  8. ^ 旭川医大、病院長を解任 「学長発言外部に漏らす」”. 東京新聞 2021年1月25日. 2021年1月25日閲覧。
  9. ^ [1]
  10. ^ a b 出版物(最新~2000年)”. 吉田晃敏 未来の展望鏡. 2021年1月19日閲覧。

外部リンク 編集

先代
八竹直
旭川医科大学学長
第7代: 2007年2022年
次代
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