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品川埠頭分岐部(しながわふとうぶんきぶ)は、東京都にある、東京臨海高速鉄道りんかい線八潮車両基地への入出庫線が分岐する地点である。

品川埠頭分岐部
品川埠頭分岐部。左側が八潮車両基地へ向かう入出庫線、右側が大崎方面へ分岐する本線(2010年9月)
品川埠頭分岐部。左側が八潮車両基地へ向かう入出庫線、右側が大崎方面へ分岐する本線(2010年9月)
しながわふとうぶんきぶ
Shinagawa-futō
R 04 東京テレポート (1.9km)
(1.0km) 天王洲アイル R 05
所在地 東京都港区港南五丁目/
東京都品川区東品川五丁目
所属事業者 東京臨海高速鉄道
所属路線 りんかい線
キロ程 6.8km(新木場起点)
備考 八潮車両基地への入出庫線分岐部
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概要編集

新木場駅起点より6.8km、東京テレポート駅から1.92km、天王洲アイル駅から0.95kmの地点にある。東京テレポート駅と八潮車両基地を結ぶ入出庫線から、天王洲アイル駅方面への本線が平面で分岐する、いわゆる複線分岐の構造である。上下線とも16番片開き分岐器が使用されている[1]

沿革編集

東京臨海高速鉄道りんかい線も参照のこと

現在のりんかい線 新木場駅 - 東京テレポート駅、ならびに東京貨物ターミナルまでの区間は、東京外環状線計画の一環にあたる旧国鉄京葉貨物線の一部として1960年代後半から建設が進められていた。工事は1983年に凍結されたが、大部分の区間は完成しており[注 1]、1996年のりんかい線第一期区間の開業にあたって転用された[2][注 2]

残る東京テレポート駅 - 東京貨物ターミナル駅は、りんかい線第二期区間のうち東京テレポート駅 - 天王洲アイル駅が2001年に暫定開業するのに合わせて転用されることになった。東京貨物ターミナル駅に隣接した海側の敷地に八潮車両基地が設置され[4]、東京テレポート駅 - 分岐部は本線として、分岐部 - 八潮車両基地は入出庫線として利用されることになった[5]

分岐部を含む品川埠頭直下の区間は複線シールドトンネルであったため、分岐部付近のセグメントを約170mに渡って撤去し[6]、本線を分岐させる形で新たに箱型トンネルを再構築した[7]

なお、八潮車両基地付近は上下線が分離した単線箱型トンネルとなっているが、東京貨物ターミナル駅の着発線につながる予定であった京葉貨物線の下り線は転用されず、坑口付近までの約555mの区間は発泡スチロールにて封鎖されている[8]。このため、上下線が離合する地点付近には12番片開き分岐器が設置され、当分岐部から八潮車両基地までのうち約0.9kmの区間は複線、約2.8kmの区間は単線となっている[1][9]

備考編集

当分岐部の新木場方、約250mの地点にも12番分岐器の片渡り線があるが、これは先述の天王洲アイル駅暫定開業の際に一部を単線運転としたため設置されたものである[1][10][11]

なお、当分岐部が独立した信号場であるかのように記述されることもあるが、信号機の設置状況などから東京テレポート駅構内であるとする指摘もある。[注 3]

周辺編集

分岐部付近の地上には次のような施設がある。

隣の駅編集

  東京臨海高速鉄道
  りんかい線
東京テレポート駅 (R 04) - 品川埠頭分岐部 - 天王洲アイル駅 (R 05)

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 国際展示場駅を含む有明トンネルや運河・都道・地下鉄有楽町線を跨ぐ橋梁などが未施工。新木場駅 - 東京テレポート駅までの第一期開業区間では構造物の50%強が既に完成していた[2]
  2. ^ 第一期区間の開業時は車両基地が設置されず、東京テレポート駅の大崎方に検修・洗浄線と留置線が設置されたため、ホーム終端から約400mの区間も第一期区間開業時に転用されている[3]
  3. ^ 下り線は東京テレポート駅 - 分岐部に「1出」「2出」「本3出/2番3出」の各出発信号機と附随する入換信号機、分岐部以遠には第1閉塞信号機と場内相当信号機が設置されている。
    一方、上り線は天王洲アイル駅 - 東京テレポート駅に進路予告機つき出発相当信号機と「2番1場/1番1場」の場内信号機、そして「2番2場」「3場」「4場」の各場内信号機と附随する入換信号機が設置されている[12]

出典編集

  1. ^ a b c 「臨海副都心線工事誌 東京テレポート~大崎間」、日本鉄道建設公団東京支社、東京臨海高速鉄道株式会社、2003年9月、41頁
  2. ^ a b 「臨海副都心線工事誌 新木場~東京テレポート間」、日本鉄道建設公団、東京臨海高速鉄道株式会社、1996年10月、79頁
  3. ^ 「臨海副都心線工事誌 新木場~東京テレポート間」、日本鉄道建設公団、東京臨海高速鉄道株式会社、1996年10月、263頁
  4. ^ 「臨海副都心線工事誌 東京テレポート~大崎間」、日本鉄道建設公団東京支社、東京臨海高速鉄道株式会社、2003年9月、78頁
  5. ^ 「臨海副都心線工事誌 東京テレポート~大崎間」、日本鉄道建設公団東京支社、東京臨海高速鉄道株式会社、2003年9月、292頁
  6. ^ 「臨海副都心線工事誌 東京テレポート~大崎間」、日本鉄道建設公団東京支社、東京臨海高速鉄道株式会社、2003年9月、108頁
  7. ^ 「臨海副都心線工事誌 東京テレポート~大崎間」、日本鉄道建設公団東京支社、東京臨海高速鉄道株式会社、2003年9月、74頁
  8. ^ 「臨海副都心線工事誌 東京テレポート~大崎間」、日本鉄道建設公団東京支社、東京臨海高速鉄道株式会社、2003年9月、301頁
  9. ^ 「臨海副都心線工事誌 東京テレポート~大崎間」、日本鉄道建設公団東京支社、東京臨海高速鉄道株式会社、2003年9月、293頁
  10. ^ 「臨海副都心線工事誌 東京テレポート~大崎間」、日本鉄道建設公団東京支社、東京臨海高速鉄道株式会社、2003年9月、36頁
  11. ^ 「臨海副都心線工事誌 東京テレポート~大崎間」、日本鉄道建設公団東京支社、東京臨海高速鉄道株式会社、2003年9月、313頁
  12. ^ http://mirai-report.com/blog-entry-1103.html

関連項目編集