坊城俊樹
日本の俳人
経歴・人物
編集東京都出身。母方の曾祖父・高浜虚子、祖父・高浜年尾、父・坊城としあつ、母・坊城中子がともに俳人という俳句一家に生まれる。また、旧華族坊城家の流れを汲んでおり、父方の曾祖父・坊城俊章、祖父・坊城俊賢はともに貴族院議員である。妻の美奈子は伏見宮家尾崎光子の娘。
学習院初等科、学習院中・高等科、学習院大学経済学部卒業。祖父・年尾のもとで俳句をはじめる。損害保険会社に勤務を経て、1988年に俳句協会に専念。1998年、第9回日本伝統俳句協会新人賞を受賞。2003年から2年間NHK俳壇選者。2011年、母・中子より「花鳥」主宰を継承(第3代)。「ホトトギス」同人。日本伝統俳句協会理事・事務局長を務める。句集に『零』『あめふらし』、他の著書に『切り捨て御免』『50歳からはじめる俳句・川柳・短歌の教科書』(東直子、やすみりえ共著)など。南日俳壇(南日本新聞)選者。信濃毎日新聞俳壇選者。
参考文献
編集- 稲畑汀子 編 『ホトトギスの俳人101』 新書館、2010年
- 宇多喜代子 『戦後生まれの俳人たち』 毎日新聞社、2012年
- 句集『零』『あめふらし』日本伝統俳句協会、平成15年
- 句集『日月星辰』『坊城俊樹句集』飯塚書店、平成17年
- 句集『壱』朔出版、令和2年
※『名句名歌辞典』 三省堂、2004年
※公益社団法人 日本伝統俳句協会 機関誌「花鳥諷詠」
※主宰俳誌 「花鳥」