園部町埴生

京都府南丹市の地名
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園部町埴生(そのべちょうはぶ)は、京都府南丹市の地名。以前は、船井郡園部町埴生(2006年(平成18年)1月1日以前)、船井郡西本梅村埴生(1955年(昭和30年)以前)[5]などと呼ばれていた。京都から丹波篠山を経由し山陰や播磨へとつながる街道沿いの集落。かつての宿場町の名残りをみることができる[6]

園部町埴生
埴生の中心部
埴生の中心部
園部町埴生の位置(京都府内)
園部町埴生
園部町埴生
園部町埴生の位置
北緯35度3分43.59秒 東経135度26分42.08秒 / 北緯35.0621083度 東経135.4450222度 / 35.0621083; 135.4450222
日本の旗 日本
都道府県 京都府
市町村 南丹市
面積
 • 合計 5.49874299 km2
人口
2019年(令和元年)10月1日現在)[2]
 • 合計 279人
 • 密度 51人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
622-0056[3]
市外局番 0771(園部MA[4]
ナンバープレート 京都

地理 編集

埴生は、南丹市の南西部にある西本梅地区に位置する。

河川 編集

  • 蛇ヶ谷川 - 区内東部を流れる。北流して本梅川と合流する。
  • 本梅川 - 区内北部を流れる一級河川。園部川と合流し、大堰川桂川淀川となる。

歴史 編集

近世 編集

1814年4月2日(文化11年2月12日) - 伊能忠敬の第8次測量隊本隊が、本陣野々口善助方と脇本陣塚脇重右衛門方に宿泊[7]

地名の由来 編集

沿革 編集

  • 1955年昭和30年) - 西本梅村が園部町に編入され園部町埴生となる。
  • 2006年平成18年) - 4町合併による南丹市誕生に伴い、南丹市園部町埴生となる。

世帯数と人口 編集

2019年令和元年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
園部町埴生 119世帯 279人

人口の変遷 編集

国勢調査による人口の推移。

2010年(平成22年) 304人 [8]
2015年(平成27年) 280人 [9]

世帯数の変遷 編集

国勢調査による世帯数の推移。

2010年(平成22年) 104世帯 [8]
2015年(平成27年) 104世帯 [9]

交通 編集

路線バス 編集

道路 編集

商店 編集

  • 京都・丹波の里 - 有人直売所。主な販売品目は野菜、花き類、果実、米、卵、加工食品、林産物。
  • 讃岐うどん さか栄
  • Cafe Le Jardin Pop
  • 十割蕎麦 八稜 HACHISOBA
  • ワールドエンジニアリング
  • クリーニングショップ ユニーズ
  • オート商会コバヤシ

施設 編集

かつて存在した施設 編集

史跡 編集

  • 最福寺 - 船井郡観音霊場 第二十三番霊場 本光山 最福寺。かつての埴生城の遺構を移築したと伝わる山門と、新築の堂宇が見られる。
  • 愚痴聞地蔵尊 - 最福寺境内(墓地横)にある地蔵尊。耳に手を当て、話を聞こうとする姿をしている。
  • 西光寺 -浄土真宗本願寺派の寺院。
  • おきた地蔵ねむた地蔵 - 旅を急ぎ、朝に早起きしたい旅人は「おきた地蔵」に、深く眠り旅の疲れを取りたい旅人は「ねむた地蔵」に石を投げて願いをかけたと伝わる2体の並んだ地蔵。近年は「石」ではなく、「硬貨」が投げらることが多い。
  • 埴生城 - 築城された年代は不詳だが、野々口左衛門尉親永によって築かれたと伝えられている[10]織田信長の部将明智光秀八上城波多野氏が対立したとき、野々口西蔵坊(清親)が間に入って仲を取り持ったという説が残る[10]
  • 野口駅 - 古代山陰道の駅。船井郡野口郷-園部町埴生のあたりにあったとされる。
  • 雨乞岩 -
  • 包丁池 -
  • 野々口左衛門尉親永の碑 -
  • 鶏塚古墳 -

その他 編集

キャラクター 編集

  • ハブちゃん - 帽子が「ハブ」の形をしている人型のキャラクター。山と街道の案内人。埴生出身。苔に詳しいらしい。[11]
  • ハブパラくん - 埴生の輪郭をしたカピパラのような動物のキャラクター。 ハブちゃんの山の友達で、リスの食べ跡「エビボックリ」を見つけるのが得意という設定。[12]

日本郵便 編集

脚注 編集

  1. ^ 京都府南丹市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年10月1日閲覧。
  2. ^ a b 人口・世帯数集計表(令和元年10月1日現在)”. 南丹市 (2019年10月1日). 2019年10月1日閲覧。
  3. ^ a b 園部町埴生の郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月15日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 合併情報 -南丹市、2016-03-09閲覧。
  6. ^ 『街道散歩とトレッキングガイドパンフレット「はぶあるく」』埴生区、2024年、1頁。 
  7. ^ 伊能忠敬 測量日記第25巻
  8. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 埴生城址 御城印めぐり”. 森の京都. 2024年4月5日閲覧。
  11. ^ 『街道散歩とトレッキングガイドパンフレット「はぶあるく』埴生区、2024年、不明頁。 
  12. ^ 『街道散歩とトレッキングガイドパンフレット「はぶあるく」」』埴生区、2024年、不明頁。 
  13. ^ 郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年6月10日閲覧。

関連項目 編集