大浜 詩郎(おおはま しろう、1947年3月10日[1][2] - 2010年1月29日)は、日本俳優。本名同じ[1]

おおはま しろう
大浜 詩郎
本名 大浜 詩郎
別名義 裕 詩郎
生年月日 (1947-03-10) 1947年3月10日
没年月日 (2010-01-29) 2010年1月29日(62歳没)
出生地 日本の旗 日本, 石川県
職業 俳優歌手
ジャンル テレビドラマ映画
主な作品
テレビドラマ
ダイヤモンド・アイ
映画
『非行少年 陽の出の叫び』
黒部の太陽
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石川県出身[1][2]。身長177cm、体重85kg[1]、血液型はA型[3]日本大学芸術学部演劇学科中退[1]。オフィス・ジョイに所属していた[2]

人物 編集

大学在学中に日活にスカウトされ芸能界入りし、多くの日活映画に出演する[2]

日活がロマンポルノに移行するのを機にフリーとなり、以降は活躍の場をテレビへと移す[2]。代表作は『ダイヤモンド・アイ』の主演・雷甲太郎[2]。その後は刑事ドラマ時代劇を中心に出演する。80年代以降は主に舞台を中心に活動していた[2]。また1994年には裕 詩郎(ゆう しろう)としてCDデビューを果たし、歌手としても活躍していた[2]

特技は殺陣アクション歌唱[1]

2010年1月29日死去、満62歳没。

エピソード 編集

ダイヤモンド・アイ』の前番組である『愛の戦士レインボーマン』のオーディションも受けているが、既にキャステイングが決定した後であった[2]

『ダイヤモンド・アイ』のオーディションでは「怪我の一つや二つは平気だよね?」という質問に対して「いや、怪我はしませんから」と答えたこともあり、ジェットコースターの上で格闘するなど危険なアクションも要求されていた[4]。また、本作出演のためにオートバイの免許を取得した[5]

『ダイヤモンド・アイ』の撮影当時、同じ国際放映スタジオで撮影されていた『太陽にほえろ!』に出演していた日活の先輩である石原裕次郎からは、現場で声をかけて貰うことが多かったと述懐している[5]。同じく『太陽にほえろ!』に出演していた松田優作とは、撮影所前にある喫茶店で話すことも多かったという[5]

出演作品 編集

映画 編集

テレビドラマ 編集

  • チンコロ大作戦(1968年、YTV
  • 大江戸捜査網12CH
    • 第3話「魔の海が剣を呼ぶ」(1970年)
    • 第17話「斬り込み大作戦(1971年)
  • ワンパク番外地(1971年、12CH)
  • 特別機動捜査隊NET
    • 第501話「勝負」(1971年) - ワタル
    • 第575話「真実への出発」(1972年) - 名取
    • 第610話「恐るべき幽霊」(1973年) - 吾一
    • 第773話「ゆり子という女」(1976年) - 植村浩平
    • 第793話「季節労働者哀歌」(1977年) - 小川辰夫
  • プレイガール 第180話「女はどたん場で勝負する」(1972年、12CH)
  • ダイヤモンド・アイ(1973年 - 1974年、NET) - 雷甲太郎 ※主演
  • 闘え!ドラゴン(1974年、12CH)
    • 第25話「逆襲! 暗闇の虎」
    • 第26話「ドラゴンよ さらば」- 風神
  • ザ・カゲスター 第23話「怪人カニガブラー首狩り作戦!」(1976年、NET) - カニガブラー / 北山
  • いろはの"い" 第11話「あて逃げ」(1976年、NTV) - 平島
  • 俺たちの朝 第8話「ツナギとコンプレックスと仲間たち」(1976年、NTV) - レストラン副支配人
  • 大河ドラマ / 花神 第19話「上海みやげ」(1977年、NHK) - 長州藩士
  • 太陽にほえろ!(NTV)
    • 第245話「刑事犬対ギャング犬」(1977年) - 井沢の手下
    • 第291話「トラック刑事」(1978年) - 平賀シゲオ
    • 第322話「誤射」(1978年) - 加藤フミオ
  • 華麗なる刑事 第8話「エース・ストライカーを撃つな」(1977年、CX) - 元大森組・寺本
  • 土曜ドラマ(NHK)
  • 同心部屋御用帳 江戸の旋風III 第35話「左手は生きている」(1978年、CX) - 喉切の才次
  • 刑事犬カール 第22話「わたしの犬も警察犬」(1978年、TBS) - 山川
  • 大都会 PARTII 第46話「霊感聖少女」(1978年、NTV) - 尾形
  • 特捜最前線 第64話「牛肉闇ルート殺人事件!」(1978年、ANB
  • 大追跡 第20話「日の丸愚連隊」(1978年、NTV) - 清新会構成員
  • 若さま侍捕物帳 第13話「参上!! 赤い影法師」(1978年、ANB) - 馬場
  • 大空港 第12話「逃亡者」(1978年、CX)
  • 七人の刑事 第40話「かあさんの冬」(1979年、TBS)
  • 日本巌窟王 第9回「復讐の恨み花」(1979年、NHK)
  • 風の隼人 第17話「鳴動前夜」、第20話「女狐を撃て」(1979年、NHK) - 薩摩藩士
  • 土曜ワイド劇場 / 森村誠一の"不倫期"(1992年、ANB)

舞台 編集

CM 編集

音楽 編集

シングル 編集

  • 別れ歌を背中に / 琥珀色の雨(1994年、センチュリーレコード)

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d e f 『日本タレント名鑑2004』VIPタイムズ社、2004年、255頁。ISBN 978-4990124229 
  2. ^ a b c d e f g h i 大全 2002, p. 156.
  3. ^ 『芸能手帳タレント名簿録』 VOL.30、連合通信社、1995年、48頁。 
  4. ^ 大全 2002, pp. 156–157.
  5. ^ a b c 大全 2002, p. 157.

参考文献 編集

  • 『レインボーマン ダイヤモンド・アイ コンドールマン大全』双葉社、2002年7月30日。ISBN 4-575-29442-X 

外部リンク 編集