安曇川駅

滋賀県高島市にある西日本旅客鉄道の駅

安曇川駅(あどがわえき)は、滋賀県高島市安曇川町西万木にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)湖西線である[1]。駅番号はJR-B16

安曇川駅
西口(2007年3月)
あどがわ
Adogawa
JR-B15 新旭 (3.3 km)
(4.1 km) 近江高島 JR-B17
地図
所在地 滋賀県高島市安曇川町西万木601
北緯35度19分43.05秒 東経136度1分11.80秒 / 北緯35.3286250度 東経136.0199444度 / 35.3286250; 136.0199444座標: 北緯35度19分43.05秒 東経136度1分11.80秒 / 北緯35.3286250度 東経136.0199444度 / 35.3286250; 136.0199444
駅番号 JR-B16
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 B 湖西線
キロ程 29.1 km(近江塩津起点)
電報略号 アト
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線[1]
乗車人員
-統計年度-
1,596人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1974年昭和49年)7月20日
備考 業務委託駅
みどりの窓口
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南口(2007年8月)

歴史 編集

駅構造 編集

島式ホーム2面4線[注釈 1]を持つ、待避設備を備えた高架駅になっている。改札口は1か所のみ。ホームの長さは260 mで、ホーム有効長は12両である。

特徴

のりば 編集

のりば 路線 方向 行先
1・2 B 湖西線 下り 近江今津敦賀方面[3]
3・4 上り 堅田京都方面[3]
付記事項
  • 内側2線(2・3番のりば)が本線、外側2線(1・4番のりば)が待避線である。
  • 外側2線(1・4番のりば)は貨物列車などが後続列車の発車・通過待ちを行うために停車することもある。なお、このホームに停車する旅客列車は車内保温のため、ドア開閉ボタンを使うことがある(一部を除く)。

利用状況 編集

「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。旧安曇川町の中心駅であり、高島市内では近江今津駅に次いで2番目に多い。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1992年 2,297 [統計 1]
1993年 2,372 [統計 2]
1994年 2,266 [統計 3]
1995年 2,215 [統計 4]
1996年 2,338 [統計 5]
1997年 2,313 [統計 6]
1998年 2,274 [統計 7]
1999年 2,230 [統計 8]
2000年 2,263 [統計 9]
2001年 2,158 [統計 10]
2002年 2,146 [統計 11]
2003年 2,134 [統計 12]
2004年 2,091 [統計 13]
2005年 2,111 [統計 14]
2006年 2,160 [統計 15]
2007年 2,162 [統計 16]
2008年 2,172 [統計 17]
2009年 2,111 [統計 18]
2010年 2,033 [統計 19]
2011年 1,936 [統計 20]
2012年 1,933 [統計 21]
2013年 1,943 [統計 22]
2014年 1,825 [統計 23]
2015年 1,836 [統計 24]
2016年 1,801 [統計 25]
2017年 1,752 [統計 26]
2018年 1,686 [統計 27]
2019年 1,596 [統計 28]

駅周辺 編集

駅付近は商業地となっているが、民家や田畑もある。湖西線開業直前は大津京都に買い物客が流出することを懸念し、安曇川町商工会(当時)は商店街に競争力を付けさせ商圏の拡大に成功した経緯がある[4]。かつては駅前に平和堂安曇川店があった[注釈 2]。駅東口には中江藤樹像があり、そこから近江聖人中江藤樹記念館へ至る道は「よえもんさん通り」と呼ばれる[注釈 3][5]

国道161号高島バイパス)と滋賀県道558号高島大津線は駅東側、福井県道・滋賀県道23号小浜朽木高島線は駅西側、滋賀県道297号安曇川高島線は駅北側を通る。なお、駅名となった安曇川は駅北側(新旭駅とのほぼ中間)、稲荷山古墳や高島歴史民俗資料館[6]は駅南側にあるが、何れも駅からやや離れた所にある。

東側
西側

バス路線 編集

駅西口のロータリー内に「安曇川駅」停留所があり、下記の各路線が発着する[11]。旧朽木村や旧新旭町へ乗り入れる路線もある。なお、カッコ内の事業者名は路線の運行委託先である。

安曇川駅
運行事業者 系統または路線名・行先 備考
江若交通 220:朽木学校前  
高島市コミュニティバス
(江若交通)
新旭南循環線新旭駅 321系統
船木線:安曇川駅 330系統:右回り、331系統と335系統:左回り
安曇川中央循環線:安曇川駅 332系統
高島安曇川線近江高島駅 355系統
高島市コミュニティバス
大津第一交通
新旭・安曇川線:新旭駅 デマンドタクシー路線(要予約)[12]
泰山寺線:安曇川駅
白浜線:安曇川駅

隣の駅 編集

西日本旅客鉄道(JR西日本)
B 湖西線
新快速・快速・普通
新旭駅 (JR-B15) - 安曇川駅 (JR-B16) - 近江高島駅 (JR-B17)

脚注 編集

記事本文 編集

注釈 編集

  1. ^ かつては待避線のさらに外側に上下待避線(副待避線)を有していたが、撤去された。
  2. ^ 駅前の店舗は2010年4月16日の営業をもって閉店した(「『平和堂あどがわ店』開店のお知らせ」より引用)。
  3. ^ 「よえもんさん」は中江藤樹の通称、「与右衛門」(よえもん)が由来。
  4. ^ 現在は「ギャラリー藤乃井 第2ギャラリー」として営業。

出典 編集

  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 02号 大阪駅・神戸駅・鶴橋駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年8月12日、26頁。 
  2. ^ 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、曽根悟 監修、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、26頁。 
  3. ^ a b 安曇川駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月13日閲覧。
  4. ^ 「国鉄湖西線の光と影 センター建設の夢崩れて 商店街の盛衰 お客の流出防止に苦慮」『京都新聞』京都新聞社、1974年1月5日。
  5. ^ 滋賀・高島「中江藤樹ゆかりの地」巡りで美しい心を磨こう!」『ORICON NEWS』オリコン、2017年11月30日。2023年10月9日閲覧。オリジナルの2022年10月13日時点におけるアーカイブ。
  6. ^ 高島歴史民俗資料館”. くらしの情報 - 高島市. 高島市 (2023年3月31日). 2023年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月9日閲覧。
  7. ^ 『平和堂あどがわ店』開店のお知らせ”. 平和堂 (2010年4月15日). 2023年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月9日閲覧。
  8. ^ 20周年でチャリティー展 高島のギャラリー藤乃井」『朝日新聞デジタル』松浦和夫、朝日新聞社、2020年9月30日。オリジナルの2022年10月13日時点におけるアーカイブ。
  9. ^ 安閑神社”. びわ湖高島観光ガイド. びわ湖高島観光協会. 2023年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月9日閲覧。
  10. ^ 【びわ湖源流の郷・高島市より】滋賀県最大級の宝塔 鶴塚”. Discover滋賀 webアミンチュ(淡海人). 知られざる滋賀. BBCびわ湖放送 (2019年6月22日). 2023年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月9日閲覧。
  11. ^ 安曇川駅バスのりば案内図”. 江若交通. 2022年9月3日閲覧。
  12. ^ 安曇川地域 バス・乗合タクシー時刻表(高島市コミュニティバス)” (PDF). 高島市. 2023年9月25日閲覧。

利用状況 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集