宮内駅 (広島県)
広島県廿日市市にある広島電鉄の駅
宮内駅(みやうちえき)は広島県廿日市市串戸二丁目にある広島電鉄宮島線の駅である。駅番号はM34。
宮内駅 | |
---|---|
駅全景(2009年8月) | |
みやうち Miyauchi | |
◄M33 廿日市市役所前 (0.8 km) (0.4 km) JA広島病院前 M35► | |
左は宮内串戸駅 | |
所在地 | 広島県廿日市市串戸二丁目15-15[1] |
駅番号 | ●M34 |
所属事業者 | 広島電鉄 |
所属路線 | ■宮島線 |
キロ程 | 11.5 km(広電西広島起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
1,728人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)7月15日 |
歴史
編集宮内駅は1925年(大正14年)、宮島線の廿日市町から地御前までの区間が開通した際に中間駅として設けられた[2]。駅名ははじめ串戸駅と命名される予定だったが、開業を前に撤回されている[2]。
駅の北東300メートルほどの位置には宮島線唯一のトンネルである串戸トンネルが存在するが、開業当時の宮内駅はこの串戸トンネルの西口付近(己斐町起点6 M73 C60 L[3]≒11.1 km[4])に置かれていた[2][5]。そこから西へ400メートルの現在地に駅が移設されたのは、太平洋戦争下の1945年(昭和20年)春頃とされる[2][4]。駅南方の扇新開地区に置かれていた兵器工場への通勤の便を図るためであったとされ[2]、戦中には移設後の当駅から兵士が出征したこともあった[6]。
年表
編集駅構造
編集2面2線の地上駅[5][9]。路線の起点から見て左手にあるのが広電宮島口駅方面へ向かう下りホーム、右手にあるのが広電西広島駅方面へ向かう上りホーム[5]。駅の宮島口方と西広島方の両方に踏切がある。
利用状況
編集「廿日市市統計書」または「移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)」によると、近年の1日平均乗降人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
---|---|
1994年(平成 6年) | 3,600 |
1995年(平成 7年) | 3,470 |
1996年(平成 8年) | 4,003 |
1997年(平成 9年) | 4,182 |
1998年(平成10年) | 3,577 |
1999年(平成11年) | 3,405 |
2000年(平成12年) | 3,281 |
2001年(平成13年) | 3,374 |
2002年(平成14年) | 3,303 |
2003年(平成15年) | 3,262 |
2004年(平成16年) | 3,106 |
2005年(平成17年) | 3,109 |
2006年(平成18年) | 3,136 |
2007年(平成19年) | 3,154 |
2008年(平成20年) | 2,918 |
2009年(平成21年) | 2,700 |
2010年(平成22年) | 2,725 |
2011年(平成23年) | 2,736 |
2012年(平成24年) | 2,631 |
2013年(平成25年) | 2,567 |
2014年(平成26年) | 2,575 |
2015年(平成27年) | 2,523 |
2016年(平成28年) | 2,360 |
2017年(平成29年) | 2,286 |
2018年(平成30年) | 2,222 |
2019年(令和 元年) | 2,100 |
2020年(令和 2年) | 1,590 |
2021年(令和 3年) | 1,615 |
2022年(令和 4年) | 1,728 |
駅周辺
編集駅前には駐車場やバスターミナルの類は設けられていない[5]。西側には住宅街が広がり、東側にしばらく行くと国道2号に出る。国道付近には店舗が立ち並ぶ。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ “路線・電停ガイド - 宮島線”. 広島電鉄. 2015年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月14日閲覧。
- ^ a b c d e 『広電が走る街 今昔』128頁
- ^ 「各駅哩程表」『広島瓦斯電軌株式会社経営電車沿線案内』広島瓦斯電軌、1926年 。
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、39頁。ISBN 978-4-10-790029-6。
- ^ a b c d e 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、17,88頁。ISBN 978-4-06-295157-9。
- ^ “60年前の串戸マップ完成 原爆投下時をイラストで”. 西広島タイムス (エル・コ). (2006年2月10日)
- ^ a b 『広電が走る街 今昔』150-157頁
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1925年7月24日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 川島令三『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、120頁。ISBN 978-4-7942-1711-0。
参考文献
編集- 長船友則『広電が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 4-533-05986-4。
- 廿日市市分権政策部広報統計課編 『廿日市市統計書』各年版
関連項目
編集外部リンク
編集- 宮内 | 電車情報:電停ガイド - 広島電鉄