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宮城県道218号大島浪板線

日本の宮城県の道路

宮城県道218号大島浪板線(みやぎけんどう218ごう おおしまなみいたせん)は、日本東北地方気仙沼市域を通る、宮城県一般県道である。

一般県道
Japanese Route Sign Number 2.svgJapanese Route Sign Number 1.svgJapanese Route Sign Number 8.svg
宮城県道218号標識
宮城県道218号大島浪板線
実延長 5,125.3m
起点 気仙沼市大島外浜
終点 気仙沼市浪板
接続する
主な道路
記法
宮城県道26号気仙沼唐桑線
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

概要編集

気仙沼市の離島大島と気仙沼市東部を結ぶ路線である。気仙沼大島大橋(愛称:鶴亀大橋)の架橋工事が進められ、2019年平成31年)4月7日に開通[1]

路線データ編集

気仙沼大島大橋編集

気仙沼大島大橋
(鶴亀大橋)
 
(大島側から撮影)
基本情報
  日本
所在地 気仙沼市
交差物件 大島瀬戸
用途 道路橋、電気・水道
路線名 宮城県道218号大島浪板線
設計者 大日本コンサルタント[3]
施工者 JFE・橋本店・東日本建設工事共同体企業
着工 2013年(平成25年)9月5日
竣工 2017年(平成29年)3月21日
開通 2019年(平成31年)4月7日
座標 北緯38度52分43.2秒 東経141度36分22.3秒 / 北緯38.878667度 東経141.606194度 / 38.878667; 141.606194座標: 北緯38度52分43.2秒 東経141度36分22.3秒 / 北緯38.878667度 東経141.606194度 / 38.878667; 141.606194
構造諸元
形式 中路式アーチ橋
全長 356.000 m
9.5 m
桁下高 32 m以上
最大支間長 297 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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気仙沼大島大橋(けせんぬま おおしま おおはし)は、宮城県気仙沼市の本土と離島である大島とを結ぶ道路である[4]愛称鶴亀大橋東北初の「離島に架かる橋」[5]。全長356m[5]。最大支間長は東日本で最長の297m[6]

1967年(昭和42年)以来、大島への架橋は50年以上も望んで叶えられなかった悲願であったが[5]2011年(平成23年)3月中旬に東日本大震災が発生すると、日本に、とりわけ東北地方太平洋側3県(“被災3県”)を中心とした地域に災害復旧復興の機運が湧き上がるなか、大規模被災時の孤立化が避けられない大島[5]の置かれた状況も大きく変化し、「復興のシンボル」として宮城県を主体とした整備事業が推し進められる運びとなり[4][5]、大震災からおよそ8年後、橋本体の着工からは約4.5年後の2019年(平成31年)4月7日に開通した[7][4]。架橋事業の費用は、橋単体で約60億円[7]、総事業費は約270億円であった[7]

橋の歴史編集

2011年(平成23年)10月20日に宮城県庁で開催された第1回県道大島浪板線大島架橋設計検討委員会で、橋梁形式を中路アーチ橋にすることが決定された[8]2012年(平成24年)4月に用地買収が始まり[9]2013年(平成25年)1月23日に大島架橋事業起工式が[10]2014年(平成26年)11月15日に橋梁本体の起工式が行われた[11]。また、本体工事起工式では施設の名称と愛称名が発表された[11]

  • 一般県道大島浪板線 - 愛称:気仙沼大島龍宮海道(けせんぬま おおしま りゅうぐうかいどう)
  • 大島架橋 - 気仙沼大島大橋(けせんぬま おおしま おおはし)、愛称:鶴亀大橋(つるかめ おおはし)
  • 二ノ浜1号トンネル - 浦島1号トンネル
  • 二ノ浜2号トンネル - 浦島2号トンネル
  • 磯草3号トンネル - 乙姫1号トンネル
  • 磯草4号トンネル - 乙姫2号トンネル
  • 磯草5号トンネル - 乙姫3号トンネル

2017年(平成29年)3月29日12時30分、気仙沼大島大橋の架設が完了[12]、10月17日に本体工事が終了した[13]。2019年(平成31年)1月4日、宮城県から同年4月7日15時に供用開始することが発表された[7]

なお、それまで大島の暮らしを本土と繋いできた大島航路(気仙沼港と大島の間を運航する一般旅客船定期航路で、大島汽船が運営してきた)は、大橋の開通に合わせて、開通日の気仙沼港発19:00の最終便をもって1906年明治39年)以来110年以上に亘る定期航路の歴史に幕を下ろした[14][15][16]

橋の年表編集

  • 1917年大正6年) - 架橋を切望する内容の島甚句(島節)「島と唐桑にそり橋かけて 渡りたいぞや今(もしくは 只)一度」は、もっと前からあったと見られるが[16]、『大島村誌』が編纂されたこの年に初めて記録された[16]。「唐桑」は本土にある唐桑半島のことで、島民が昔から架橋を望んでいたことが伺い知れる[16]。架橋の悲願は「1967年以来」と称されることが多いが、それはあくまで事業が具体化してからの話である。
  • 1967年昭和42年) - 宮城県勢発展計画に大橋の架橋事業が盛り込まれる[17]
  • 1987年(昭和62年)4月 - 気仙沼大島大橋架橋促進期成同盟会の結成[17]
  • 1993年平成5年) - 基本ルートの決定[17]
  • 2008年(平成20年) - 架橋ルートの提示[17]
  • 2010年(平成22年)9月 - 村井嘉浩宮城県知事が、2011年度の事業着手を表明する[17]
  • 2011年(平成23年)
  • 2018年(平成30年)7月 - 高欄(手摺)・袂(たもと)内部などへの照明の設置工事が完了[19]
  • 2019年(平成31年)
  • 1月4日 - 4月7日午後3時付での供用開始(開通)予定が、宮城県より発表される[1]
  • 4月7日 - 午後3時、気仙沼大島大橋の供用開始(開通)[4][5]。一方、大島航路は気仙沼港発19:00の最終便をもって廃止された[14]

通過する自治体編集

交差する道路編集

脚注編集

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  1. ^ a b 気仙沼大島大橋の開通について”. 宮城県 (2019年1月4日更新). 2019年1月5日閲覧。
  2. ^ 平成28年 みやぎの道路 (PDF)”. 宮城県土木部. p. 41. 2019年1月12日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ 気仙沼大島大橋”. 大日本コンサルタント. 2019年1月12日閲覧。
  4. ^ a b c d 『大島かけはし 第43号』、大橋架橋事業の歩み、ほか (PDF)”. 公式ウェブサイト. 宮城県、気仙沼市 (2019年1月7日). 2019年4月23日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 「気仙沼大島大橋」が開通 開通は50年以上前からの悲願”. FNN PRIME(公式ウェブサイト). フジニュースネットワーク (FNN) (2019年4月8日). 2019年4月23日閲覧。
  6. ^ “<回顧17みやぎ>(14完)気仙沼大島大橋/祝賀機運 行政水差す”. 河北新報 (河北新報社). (2017年12月29日). https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171229_13021.html 2019年1月12日閲覧。 [リンク切れ]
  7. ^ a b c d 気仙沼大島大橋の供用開始について (PDF)”. 宮城県 (2019年1月4日). 2019年1月12日閲覧。
  8. ^ 大島かけはし 第21号 (PDF)”. 宮城県、気仙沼市 (2011年11月4日). 2019年1月12日閲覧。
  9. ^ a b 大島かけはし 第24号 (PDF)”. 宮城県、気仙沼市 (2012年6月1日). 2019年1月12日閲覧。
  10. ^ a b 大島かけはし 第26号 (PDF)”. 宮城県、気仙沼市 (2013年1月29日). 2019年1月12日閲覧。
  11. ^ a b c 大島かけはし 第32号 (PDF)”. 宮城県、気仙沼市 (2014年11月28日). 2019年1月12日閲覧。
  12. ^ a b 大島かけはし 第40号 (PDF)”. 宮城県、気仙沼市 (2017年3月31日). 2019年1月12日閲覧。
  13. ^ a b 大島かけはし 第41号 (PDF)”. 宮城県、気仙沼市 (2017年12月4日). 2019年1月12日閲覧。
  14. ^ a b 定期航路の歴史に幕”. 公式ウェブサイト. 大島汽船株式会社 (2019年4月). 2019年4月23日閲覧。
  15. ^ a b c “離島復興支えた大島旅客航路18年度に廃止”. 河北新報 (河北新報社). (2015年7月23日). オリジナルの2015年7月29日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150729051930/http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150723_13025.html 2016年11月28日閲覧。 
  16. ^ a b c d “<気仙沼大島大橋>4月7日開通、島民に期待と寂しさと 船での帰省は今年で最後に”. 河北新報 (河北新報社). (2019年1月1日). https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190101_13021.html 2019年1月12日閲覧。 
  17. ^ a b c d e f “<気仙沼大島大橋>開通日発表に住民歓喜「夢が現実に」”. 河北新報 (河北新報社). (2019年1月5日). https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190105_13024.html 2019年1月12日閲覧。 
  18. ^ 東日本大震災の被害状況” (日本語). 平成24年版 防災白書. 内閣府. 2017年9月14日閲覧。
  19. ^ 大島かけはし 第42号 (PDF)”. 宮城県、気仙沼市 (2018年8月31日). 2019年1月12日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集