小柳達司

日本のサッカー選手

小柳 達司(こやなぎ たつし、1990年2月7日 - )は、千葉県市川市出身のプロサッカー選手Jリーグブラウブリッツ秋田所属。ポジションはディフェンダー(DF)、ミッドフィールダー(MF)。守備にいろいろな引き出しがあり、相手の戦術に合わせて対応できる[1]

小柳 達司
2022年のサイン
名前
愛称 タツ
カタカナ コヤナギ タツシ
ラテン文字 KOYANAGI Tatsushi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1990-02-07) 1990年2月7日(34歳)
出身地 千葉県
身長 180cm
体重 76kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 ブラウブリッツ秋田
ポジション DF / MF
背番号 3
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2012-2015 ザスパクサツ群馬 127 (3)
2016-2018 ツエーゲン金沢 60 (0)
2018 →ザスパクサツ群馬 (loan) 15 (1)
2019-2021 ヴァンフォーレ甲府 79 (3)
2022- ブラウブリッツ秋田 51 (1)
1. 国内リーグ戦に限る。2022年12月1日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

来歴 編集

プロ入り前 編集

千葉県市川市生まれ。幼少~高校生は埼玉県三郷市で暮らす。千葉県の専修大学松戸高等学校を経て、日本体育大学に進学。日本体育大学では1年生からレギュラーとして多くの試合出場を果たし、4年生の時に関東大学サッカーリーグ戦において、 16年ぶりの2部優勝に貢献し、1部昇格を果たした。

ザスパ草津/ザスパクサツ群馬 編集

2012年よりJ2のザスパ草津(現在はザスパクサツ群馬)に加入[2]。ポジションは左右SBでの出場機会が多かったが、2013から14年はCBおよび3バック時のストッパーもこなすなど、ユーティリティープレイヤーとしての才能を見せ、1年目27試合、2年目40試合に出場した。

2014年は、リーグ戦39試合に出場。9月28日のJ2第34節の栃木SC戦にフル出場し、J2リーグ戦100試合出場を達成した。

2015年はCBとして開幕を迎えたが、ゲームに順応できずにしばらくしてスタメンを外れると、シーズン途中からSBとして再びスタメンを獲得し群馬のJ2残留に貢献した。しかし、シーズン終了後、群馬から契約満了が発表された[3]

ツエーゲン金沢 編集

2015年12月26日、ツエーゲン金沢への移籍が発表された[4]

2016年は開幕2試合に先発で出場したが、金沢の守備的フォーメーションなど、群馬との戦術の違いに苦しみ出場機会を減らし、前半はベンチ外も多くなった。しかし森下仁之監督から細かいポジショニングなどのアドバイスを受け、サイドバックやボランチなどで8月のアウェー・長崎戦から天皇杯を含め公式戦17戦連続で先発出場し、栃木とのJ2/J3入れ替え戦第一戦では、後半89分に貴重な決勝点を決め金沢のJ2残留に貢献した。シーズン終了後、金沢との契約更新が発表された。

2017年、柳下正明が新監督となってからは、開幕からボランチとして起用された。ボランチとしての豊富な運動量、スプリント、対人守備の強さからのタイトな寄せで相手の自由を奪うなど、守備の要として38試合に出場し、ゲームキャプテンとしてチームを引っ張った。

2018年、前年とは一転して開幕から出場機会がなく、出場機会を求めて、8月に古巣ザスパクサツ群馬期限付き移籍で復帰した[5]。移籍後、すべての試合で先発フル出場(15試合、1ゴール)するなどその実力を示した。

ヴァンフォーレ甲府 編集

2019年、ヴァンフォーレ甲府への完全移籍が発表された[6]。甲府ではリーグ開幕戦からスタメン出場するなど、29試合に出場。その持ち前のスピードと強さを発揮した。

2020年、CB右ストッパーとしてレギュラーに定着。コロナ禍による過酷な試合日程に対してチーム戦術としてターンオーバー制をとる中、32試合に出場。

2021年、開幕戦からスタメンとして出場したが間もなく負傷離脱、後半戦も怪我に泣かされリーグ戦18試合の出場であった。リーグ終了後、ブラウブリッツ秋田への完全移籍が発表されると驚きと惜しむ声が寄せられた。

ブラウブリッツ秋田 編集

2021年12月24日、ブラウブリッツ秋田に完全移籍が発表される。2022年は27試合出場、ボランチもプレーした。

人物 編集

  • 2014年2月に入籍[7]。2017年4月に第一子の長女が、2019年4月に第二子の長男が誕生した[8][9]

所属クラブ 編集

個人成績 編集

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2012 草津 23 J2 27 0 - 0 0 27 0
2013 群馬 4 40 3 - 0 0 40 3
2014 39 0 - 3 0 42 0
2015 21 0 - 1 0 22 0
2016 金沢 22 0 - 2 0 24 0
2017 38 0 - 2 0 40 0
2018 0 0 - 1 0 1 0
群馬 40 J3 15 1 - - 15 1
2019 甲府 3 J2 29 1 - 4 1 33 2
2020 32 2 - - 32 2
2021 18 0 - 1 0 19 0
2022 秋田 27 0 - 0 0 27 0
2023 24 1 - 1 0 25 1
通算 日本 J2 317 7 - 15 1 332 8
日本 J3 15 1 - - 15 1
総通算 332 8 0 0 15 1 347 9

その他の公式戦

記念試合

脚注 編集

  1. ^ BB秋田・新戦力の横顔:DF小柳達司 頼れる守備の司令塔|秋田魁新報電子版”. 秋田魁新報電子版. 2023年2月9日閲覧。
  2. ^ 草津が大卒3選手の加入内定を発表”. ゲキサカ (2011年12月15日). 2021年1月9日閲覧。
  3. ^ 群馬が一挙10人の契約満了発表”. ゲキサカ (2015年11月18日). 2021年1月9日閲覧。
  4. ^ 金沢、群馬DF小柳の完全移籍加入&DFチャ・ヨンファンの契約満了を発表”. ゲキサカ (2015年12月26日). 2021年1月9日閲覧。
  5. ^ 【トップチーム】小柳 達司選手 ツエーゲン金沢より期限付き移籍加入のお知らせ 』(プレスリリース)ザスパクサツ群馬、2018年8月1日http://www.thespa.co.jp/thespa/club_newsinfo/news/newsdesc.cgi?newsid=20180801012018年8月1日閲覧 
  6. ^ 小柳 達司選手 ツエーゲン金沢より完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)ヴァンフォーレ甲府、2018年12月27日http://www.ventforet.jp/news/press_release/5171162018年12月30日閲覧 
  7. ^ 群馬DF小柳が入籍、「今まで以上に責任を持って」”. ゲキサカ (2014年12月25日). 2021年1月9日閲覧。
  8. ^ 金沢MF小柳に第一子誕生「妻には感謝の気持ちでいっぱい」”. ゲキサカ (2017年4月20日). 2021年1月9日閲覧。
  9. ^ 甲府DF小柳に第二子誕生「町田戦の試合中に産まれました!」”. ゲキサカ (2019年4月10日). 2021年1月9日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集