尻毛橋駅(しっけばしえき)は、岐阜県岐阜市下尻毛(旧稲葉郡木田村)にあった名古屋鉄道揖斐線である。

尻毛橋駅
旧尻毛橋駅付近(2016年5月)
しっけばし
SHIKKE-BASHI
旦ノ島 (0.9[1] km)
(0.2[2] km) 尻毛
所在地 岐阜県岐阜市
北緯35度26分18.2秒 東経136度43分0秒 / 北緯35.438389度 東経136.71667度 / 35.438389; 136.71667 (尻毛橋駅)
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 揖斐線
キロ程 3.0[3] km(忠節起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1914年(大正3年)3月29日
廃止年月日 1969年(昭和44年)4月5日
備考 上記記載の数値は廃止時のもの
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歴史

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1914年大正3年)に揖斐線の前身である岐北軽便鉄道の開業当時から存在した駅である。1938年昭和13年)8月に長良川改修工事で休止した後、1939年(昭和14年)2月に再開するが、1944年(昭和19年)に整理対象駅として休止され、そのまま1969年(昭和44年)に廃止された。

なお、開業直後に休止したとする書籍も存在するが[8]1921年大正10年)に美濃電気軌道に合併後の北方線(揖斐線)里程表や[9]1935年昭和10年)に名古屋鉄道が発足した後の『名鐡電車沿線御案内』(名鉄沿線案内図)に尻毛橋駅の記載があるため事実と異なる。

駅構造

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単式ホームがある地上駅伊自良川橋梁(名鉄古川橋[10])西岸(右岸)の堤防上に位置していた[11][12]

駅跡

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伊自良川橋梁西岸の土手が少しだけ広くなっている箇所が尻毛橋駅の跡地であり、2005年(平成17年)4月1日に揖斐線が廃止されるまで残っていた。しかし、伊自良川橋梁の撤去、及び護岸工事により、2009年(平成21年)6月頃に完全に痕跡は失われた。

隣の駅

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名古屋鉄道
揖斐線
旦ノ島駅 - 尻毛橋駅 - 尻毛駅

脚注

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  1. ^ 『日本鉄道旅行地図帳』7 東海、52-53頁では駅間距離を0.9kmとするが、1914年4月9日付『官報』第506號「輕便鐵道運輸開始」では尻毛橋旦の島間を0.4(≒0.64km)と記載している。
  2. ^ 『日本鉄道旅行地図帳』7 東海、53頁では駅間距離を0.2kmとするが、1914年4月9日付『官報』第506號「輕便鐵道運輸開始」では尻毛尻毛橋間を0.2哩(≒0.32km)と記載している。
  3. ^ 2005年平成17年)4月1日の名鉄揖斐線廃止時点。1914年大正3年)の岐北軽便鉄道開業当時は2.1哩(≒3.38km)。
  4. ^ 「輕便鐵道運輸開始」『官報』1914年4月9日国立国会図書館デジタル化資料)
  5. ^ a b c d e 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、220-230頁。 
  6. ^ 徳田耕一『名鉄600V線の廃線を歩く-惜別の“岐阜線”と空港線誕生』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年、140頁。 
  7. ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、881頁。 
  8. ^ 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、52頁。 
  9. ^ 「美濃電氣軌道北方線」『岐阜県管内里程表』、岐阜縣廳、1923年9月、27頁(国立国会図書館デジタル化資料)
  10. ^ 平成22年度 伊自良川橋台撤去工事 29頁 別添資料1、国土交通省中部地方整備局 木曽川上流河川事務所
  11. ^ 陸軍参謀本部陸地測量部二万五千分一地形図『北方』、1935年(昭和10年)7月30日発行
  12. ^ JAPAN CITY PLANS 1:12,500 GIFU」、アメリカ陸軍地図局英語: Army Map Service1945年

参考文献

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  • 名古屋鉄道広報宣伝部 編『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年6月13日。 
  • 伊藤正(解説)『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年。ISBN 4-87670-097-4 
  • 徳田耕一『名鉄600V線の廃線を歩く-惜別の“岐阜線”と空港線誕生』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 978-4-53305-883-7 
  • 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790025-8 

関連項目

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